
今、ここの感覚。
最近、頭の中がとても静かだ。
思考はシンプルで、どこか穏やか。
ただ、流れるように「今」を感じながら過ごしている。
たとえば、目の前で子どもが無邪気に遊んでいる瞬間。
その空気や、声や、動きにそのまま触れている感覚。
家族と過ごす時間も、
「どんな時間か」ではなく、
「どんな感覚か」に自然と意識が向く。
ご飯を食べるときも、
何を食べているのか、どんな食感か、
身体がどう感じているのか。
お風呂に入れば、
お湯の温かさがじんわり広がっていくのを、そのまま味わう。
そんなふうに、
何気ない日常の一瞬一瞬に意識を向けるようになった。
以前の私は、
過去の出来事や後悔、罪悪感に引っ張られたり、
これから何をするべきか、未来への不安にとらわれたりしていた。
頭の中には、
自分や誰かをジャッジする声が、いつもどこかにあった。
でも気づけば、
そういったものは「今この瞬間」には存在していない。
一瞬一瞬に意識を向けていると、
余計な思考が入り込む隙がなくなる。
それでも、
人間である以上、いろんな感情や思考は湧いてくる。
けれどそれも、
波のように現れては、やがて静かに消えていく。
その流れに抗わずにいると、
少しずつ執着がほどけて、
心が軽くなっていくのを感じる。
特別な何かがあるわけではない。
ただ、
こうして穏やかに過ごせる日々が、
何よりも愛おしいと思えるようになった。
とるに足らないように見えるこの一瞬一瞬を、
ちゃんと感じて生きること。
それがきっと、
「今ここ」を生きるということなんだと思う。