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「昔は良かった」だけではないから、今がある

    「コンプラ、コンプラ」と言われる今の時代、厳しすぎると感じる面も確かにあると思う。

    けれど、これまであまりにも見過ごされてきたものが多かった結果として、今の流れがあるのではないかとも思う。

    コンプラと並び、「すぐにパワハラだ、モラハラだと言われる」と嘆く人もいる。
    「昔は良かった」という声もあるが、その「昔」の中で苦しんだ人や声を上げられなかった人たちも多くいたから、今、こうして見直されているのだろう。


    私が悩み苦しんでいたとき、人に勇気を出して相談したことも「そんなものだよ」「あなたが弱すぎるからだよ」と言われることが何度もあった。
    「そんなものなのか」「それを受け流せない、我慢できない私が悪いのか」と、自分を責め、更に苦しんだ。

    強くなんて、なれそうにない。
    「そんなもの」と言われる社会の中で生きていくことが、私には難しく感じられた。

    その感覚は、今でも残っている。

    それでも、昔とは違い、「そんなものではなかった」「私だけが悪いわけではない」と気づくようになったことも多い。


    そう感じている私でも、今は厳しすぎる面があるのではないかとも思う。
    けれど、それは変化の途中だからこそなのではないだろうか。
    きっと、今は調整期間なのだと私は思っている。

     
     
    30代後半になっても、まだ、うまく生きられない。 そんなもんだよ、では済まされない。 弱さで片づけられない生きづらさを抱えた人間が、ここにいる。 ここにいると、知らせたい。 あなたのような人間が、ここにもいることを。 こんな人間も、この世にいることを。

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