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Photo byharunoyonaga

無題

    はじめから
    この糸を絡めるつもりなんて
    なかった

    だとしても
    互いの指の肉を食いこませ
    血が滲むほど
    その糸は
    絡まってしまった

    あのままでも
    「繋がっている」
    感覚があれば
    …よかった?

    きっと私たちは
    「NO」
    と言うでしょ

    どっちにしろ

    まるで
    そろえたように
    同時に口から出てしまう

    「そういう人」
    なんだよ
    私も あなたも

    でもね だけど
    やっぱりどこかで
    少しあたたかい

    否定してもいい
    いつものように

    それが今は 心地いいから

    私たちの巡り会わせは
    広大な砂漠の砂に手を突っ込んで
    その手の爪に乗る
    砂粒くらいの確率で
    だから充分

    充分
    尽くしてくれたんだから

    あとは好きに生きて良いんだよ








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