メインコンテンツへスキップ
見出し画像

【単発編みlog】こだわりが細かすぎて伝わらないポン・デ・リング風

    はじめに


    編み物ブランク後のリハビリ期。

    今回の発端も脈絡も捻りもなく
    食べたいわけでも、食べたばかりでもなく

    単にあの国民的なドーナツを
    編んでみたかった
    だけのことでした。

    その一部始終について
    緩く振り返るだけの編みlogとなります。

    編みlogは無駄話9割の構成なので
    目次をご活用しつつ
    興味あるところだけ
    拾い読みしていただければ幸いです。

    意味ある(かもしれない?)編み図は
    こちらにて公開中です。
    脱出ならまだ間に合う! 今だぁ!(笑

    残ったみなさんは緩くいきましょう。


    下書きをまとめ出した頃は
    完成確率が五分五分でした
    公開されたということが
    完成にこぎ着けたことでしょう。

    きっと、もちもち食感のおかげです。
    もちもちは美味しい。

    どら焼きもお団子もよもぎ餅も
    みんなもちもち度に比例して
    幸せが階段を駆け上っていくものです。

    なんであんなに
    もちもちなんでしょうね。ねー


    「もちもち食感の秘密はね
     ……教えてあげないよ ジャン♪」



    保水力の高いタピオカでん粉で
    作られているからだそうです(ほえー

    ちなみに海外輸出された
    日本風もちもち食感ドーナッツは
    "mochi donuts" とカテゴライズされ
    デコレーション映えのかわいい
    バリエーションなど、いろいろと
    本場以上にインスパイア派生が
    進化を遂げている様子で、

    今回のきっかけで
    軽く調べただけで気持ちがお花畑でした。
    興味ある方どうぞ沼ってみてください。


    画像
    Wikipedia「Mochi donut」にある
    サンディエゴで販売されているらしい
    カラフルなmochi donuts(元ソース不明

    アメリカンな
    ドーナツラブvibe&パーティー映え色遣い
    デコセンスが
    満場一致に素敵です
    (カロリーも気をつけつつ楽しみたいね!)


    それでは始めます。


    「ん? 輪に編んだ球を8個作れば終わりでしょう?」


    ……そうですよね。
    普通はそうなりますよね。

    そうすれば変な苦労せずに
    スマート円満に終われてよかったと
    今でも思います。

    ただどうしても今回
    作りたいと思い立った
    ポン・デ・リング風は、
    球の輪繋ぎではダメでした。

    屈折した遠回りをしたわけを
    今から少し白状説明させてください。


    本物観察と方針策定


    まずは公式画像を改めて眺めてみます。

    画像
    ポン・デ・リングの画像
    ミスタードーナツ公式HPの商品ページより



    形の把握

    8つの丸まった球状生地が
    両隣の生地とぴったりくっついて
    左右対称の輪になっていますね。



    ……待ってください。
    本当に8個の「球」でしょうか?

    違いますね。
    球状生地を隙間なしに
    くっつけた関係で、

    隣り合わせの球同士が
    互いを押し合い、
    球の両側面に傾斜角度を帯びた
    平らに潰されている箇所
    が
    出ています。

    俯瞰図で考えると
    パーツが正円でなく

    ↓のようなイメージに
    なります。

    画像
    イメージを掴むための
    雰囲気程度の落書きメモです。
    正確性はありません。ご容赦を


    画像
    俯瞰図のパーツ単位は
    このようにやや貝殻状に似た
    側面へこみが生まれています

    細かいところですが
    リアル球生地のくっつきは
    焼き上がったときにはもう
    完全融合の一体なので、

    球の側面に境目などなく
    窪んだ接続部では球同士が
    互いに引き延ばされ、
    互いを引きつけた
    相互作用の結果のような

    絶妙な味わいで癖になる
    融合感ある窪地筒状領域が生成されます。


    画像
    融合のロマン、窪地筒状領域


    ここまではさすがに
    細かすぎて執着しても
    しかたないのでは
    ないか

    ……と一瞬思い込みましたが、
    理論上の再現は簡単でした。

    合体時に該当箇所を
    編みつければ、編み付け目の厚みが
    溝を程よく埋めならしてくれるはずで、
    それで筒状領域は行けそうです。
    (きれいに仕上げられるは別問題……)


    色決め

    次に色の方向性を決めます。

    公式画像色は
    小麦系の赤み寄り茶です。

    実物のほうは照明の些細な違いで
    色味がかなり変わる印象です。

    店舗のショーケースに入っている
    状態であっても、
    近くにある商品との対比で、

    または置き方や照明の当て方で

    茶系よりは白い色に見えたり、
    或いはクリーミーなイエロー系に
    見えたりします。

    また、オリジナルポン・デ・リングは
    生地が一種類で餡子なし、
    色分けの必要はないのですが、

    上半分に透明艶を帯びた
    シュガーグレーズ
    (砂糖のコーティング)が
    かかっています。

    数種類色の試し編みしてみて、
    生地色が同じに見えた上で
    透明気味のコーティングに認識できる
    つや出し表現が難しいと判断し、
    スッパリ諦めます。

    となると単色毛糸一種類だけで
    編むと決まるので
    単体だけをパッと見て人が
    ドーナッツの既成イメージに
    当てはめやすい色が望ましく、

    菓子類の焼き色として脳内変換されやすい
    ヘーゼルナッツ・アーモンド系の
    ブラウンorベージュに見える色に
    決めました。


    サイズについて

    試作初号機に
    サイズへのこだわりが
    個人的にありません。

    かぎ針5/0号
    合太~並太で編めば実物より小さい、
    手のひらサイズになるようです。

    針サイズを上げて
    並太~極太の間で模索すればより実物に
    近いサイズ感になると思いますが、
    試し編みの感触では
    目のボコみと、目地の粗さが
    気になるか気にならないかの
    微妙なラインでした。

    気が向けば
    大きめサイズに合わせて
    編み方を改築したほうが
    スッキリした見た目にできそうですね。
    (ま だ こ ん ど な……力尽き
     パタリ('、3_ヽ)_)




    閑話余談



    考えが煮詰まっている間
    ふと気づいたことがあります。

    思えば「ポン・デ・リング」という商品名にも
    モデルとされたというブラジルのチーズパン
    「ポン・デ・ケイジョ」にも

    「丸い」「玉」「球」などを意味する語が
    一切入っていない
    のではありませんか。

    「ポン」はポルトガル語で「パン」だし、
    「リング」は全体の輪のことでしょう。

    また、
    仮に商品名がつけられた時点で
    「ポン」はもはや語感だけのもので
    ポルトガル語的な語義は残っていないよ、
    と考えたとして

    「ポン」は形状と言うより
    柔らかもちもち食感のほうに
    かけている気がします。

    ……「ポムポムプリン」の語感から
    影響を受けすぎでしょうか?
    どうなのでしょう。
    (ポムポムプリン、サンリオ人気キャラ
     9年ぶりの人気首位返り咲きおめでとう)

    つまり
    数珠つなぎの輪の見た目の
    「ポン・デ・リング」における
    名称のアイデンティティ軸は
    むしろ圧倒的に「輪」にあり、
    端から球の話をしていない
    名前をしていたということになります。

    えー、完全に盲点でした(゚д゚)……!
    編み物から逃避すな



    1/8ポン・デ・リング=貝殻球の編み方


    概要


    輪に編んだ球の変形と
    往復編みの歪みづくりの方向で
    それぞれ3、4ほど編み方を試行錯誤して

    最終的にセルフ採用となったのが
    後述する往復編みでの作り方でした。

    決め手は、往復編みで作る場合
    上下の色替えに対応しやすいことです。

    毎段中央で色替えすれば
    チョココーティングや
    イチゴのコーティングも
    理論上派生として作れます。
    応用性isグッドなわけです。

    往復編みで作る場合、
    すじ編み/うね編みで
    「ニットライク(編み物風)」の
    柄が良い感じ
    に出やすいです。

    せっかくなので、
    今回はニットライクで行きます。

    編み方紹介

    振り返ると
    スマートなやり方ではないかもと
    心残りの部分もありますが、

    アマチュア愛好家の
    現時点の技量と発想の限界です。

    自分の今回の目的と望む結果的には
    「今はこれでいい」なのですが、

    ご参考になる場合は
    自己責任で
    お願いいたします。



    セルフPRO/CONレビュー


    ひとまず完成。
    初号機ポン・デ・リング風ができました。


    画像
    何はともあれ
    完成記念パシャリ


    形状を見比べてみます。

    画像
    形状再現度check用 比較1
    左 公式画像 右 試作品


    画像
    形状再現度check用 比較2
    左 公式画像 右 試作品


    いかがでしたでしょうか。

    まあ、ほかはともかく、
    形をなぞろうとする意志は
    感じ取れる見た目になっていると
    思いましたので、
    トライの意味があってよかったです。


    [PRO]グッドポイント


    1.最初の目標:完全でない貝殻球形状はひとまず達成

    先ほどの通りです。
    出来映えは拙いのですが、
    対自初志貫徹ではあります。
    胸を撫で下ろしました(`・-・´)9

    2.色変え、多色への拡張性

    輪編み球ではなく、
    往復編みならではのメリットとして、

    この編み方ですと
    上下で色を変えたい場合が出てくる
    ポン・デ・リング風数珠ドーナッツに
    都合のいい形になりました。

    二色ポン・デ・リングの全体での検証は
    行っていませんが、
    1/8パーツのみ輪編みと往復編みで
    比較検証はしました。
    今の編み方で不自由ない良い感じでした。

    3.毛糸消費量がエコ

    細かい点のですが、
    この作り方は所要毛糸量が少ないです。

    今回の試作品毛糸消費量は
    40g120m巻の並太毛糸の
    約1/3強~半分以下でした。

    ドーナツ&2個くらいは
    作れそうなコスパです。

    今回はリアルサイズより
    一回り小さい仕上がりなのですが、
    1/3以下のサイズ差なので

    場合によっては
    毛糸の太さと針の太さの調整だけで
    リアルサイズに到達します。

    言い換えればですね、
    リアルサイズで作ったとして
    編み方を大きく変えない限り
    今回の試作品の消費毛糸量から
    大きく逸脱することはありません。

    お気に入りの毛糸、
    自然フレンドリーの毛糸、
    動物フレンドリーの毛糸
    赤ちゃんフレンドリーの毛糸……etc.

    普通なら失敗が勿体ない毛糸でも
    この編み方ならば
    少しだけの消費で
    ちゃんんと完成し成果出せますので、

    SDGsで嬉しいはずです。

    (素直な作り方ではない分
     楽という観点でいくと微妙で、
     「疲れるよー」ヒューマンコストは
     球×8で繋げるよりは
     かかりますが(´ω`タンニンエ-;)……

    [CON] not so goodポイント


    1.(今回限り)細かい歪み

    編み地に多少の歪みや
    途中の迷いをごまかした部分は
    試作品なので敢えて目を瞑って
    最後の反省データとしています。

    その結果荒いところが
    割と全部が赤裸々に如実に出ていて
    素朴手作り感がスゴいです(´・ω・`)

    これは回数重ねるほど
    すぐ良くなるので、
    心配は要りませんが、

    そもそも歪みが出づらい
    もっと頭良い編み方はありそうです。

    2.もちもちとは……

    ニットライクのつもりが、
    見た目に出ている筋は、
    所々の細かい歪みと合わさると、

    ……見た目の雰囲気はどちらかというと
    筋入りの堅焼きのバッキバキの焼き加減の
    タフガイな見た目になりました。

    Oh……
    もっちもちはいずこへ……⸜( ´ᐞ` )⸝

    という気持ちにはなりました。


    しかしですね。
    往復編みで編み地を曲面にして使う時に
    今回のように半目拾いの編み方のほうが、
    頭2本フルで拾う編み方より、
    伸縮性に優れます。

    かつ編み込み量が半減するので、
    今回のように完成品が小さめサイズで
    且つもっこり感を抑えたい場合に
    かなりもってこいでして、
    間違いではないと思うのですよ。
    悩ましいでござる!

    終わりに


    今回の編み物自由研究は
    以上です。
    お疲れさまです。

    ミスタードーナツの新作
    もちもちと噂の「もっちゅりん」が
    人気すぎて販売終了までに買えない
    カピ子でした。

    また不定期にマイペースで
    何か編んだりすると思いますので
    よろしくお願いいたします。


    画像
    たまには
    ドーナッツ&アイスコーヒーで
    ブレイクタイムを🍩☕♪




    あなたへのおすすめ