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"むかし"のお話

    先日孫の所に届け物に行った。

    大喜びで迎えに出てくれた孫が、新しいサンダルを得意気に見せてスキップを披露。

    身体も足もどんどん大きくなる。

    新しいおもちゃの遊び方を教えてくれ、暫く対戦した後冷凍庫からアイスを出して来た。

    "むかし滋賀で食べたんだ"

    と言いながら桃を自分に、ぶどうはじぃじに、苺をばぁばに配ってくれた。

    "むかし"って多分2年位前だろう。

    我々にとって2年前は"この間"。

    5歳にしたら人生の半分位前だから"むかし"なんだな。

    そりゃそうだ。

    20年30年前の事なら自分だって"昔"の話。


    それこそ昔、32年前。

    3歳になったばかりの息子の脇を、お祭りの青年の若い子達が走り抜けて行った。

    それを見た息子がため息混じりに呟いた。

    "いいね若いもんは"

    "〇〇より若かったら赤ちゃんじゃないか!"手を引いて歩いていた大人が大受け。

    お祭りの長老達の中に居すぎでしょ。

    言うタイミングは間違っていない分余計おかしい。

    息子は早く大人になりたがるタイプだったので言ってみたかったんだろうけど。

    60年は早い。


    子供って大人の使う言葉を覚えてる。

    大抵使い方もあっている。

    笑っちゃうけど多分笑っちゃいけない。

    忘れられない大事な思い出。



     
     
     

    かほ

     
     
    変わった考え方する子供と言われて半世紀。 フッと思ったことや疑問、降って湧いた言葉がうまくまとまればいいなぁと。 まずは公開が一歩。 前進あるのみ。

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