ロック界のスーパースター「矢沢永吉」激論集:成りあがり|#本田健 #ハッピーライティングマラソン
ハッピーライティングマラソン
↑今回はこのお題について書き綴っていきます。
◆ 「どうせ無理」をぶっ壊してくれた1冊|矢沢永吉『成りあがり』
僕が16歳のときに読んで、文字通り「魂を揺さぶられた」一冊があります。
それが、矢沢永吉さんの自伝『成りあがり』でした。

当時の僕は、どこにでもいるような高校生でした。
いや、どこにでもいるようなというより、目立たない、器用じゃない、不完全な自分にどこか劣等感を抱えていたように思います。
何かになりたい気持ちはある。
でも、なれる気がしない。
世の中の「成功者」と自分とは、住む世界が違う。
そんな「あきらめ」が、心の奥にいつも居座っていた16歳のころの僕。
そんなときに、先輩からたまたま借りて手にしたのが、矢沢永吉さんの『成りあがり』でした。
◆ 「なる!」と決めるかどうか
読み始めてすぐ、僕の胸の奥が熱くなりました。
矢沢さんが語る言葉は、どこか荒削りで、泥臭くて、でも…圧倒的にリアルだった。
広島の貧しい家庭に生まれ、金もコネも学歴も何もない中で「俺は絶対に成功してやる」と決めて、音楽でのし上がっていく過程。
数々の屈辱や失敗に打ちのめされながらも、決して自分を信じることをやめなかった永ちゃんの姿が、まっすぐに胸に刺さったんです。
特に心に残っている言葉があります。
なれるかどうかなんて問題じゃない。「なる」と決めるかどうかだけなんだよ
僕は、その一文を読んだ瞬間、涙が出そうになりました。
なぜなら、その言葉はまるで「夢を語る資格なんてない」と自分で自分を縛っていた僕の心を、ぶち壊してくれたからです。
◆ 何者でもない自分でも「夢」を持っていい
「成りあがり」という言葉には、どこかギラギラしたイメージがあるかもしれません。
でも僕にとっての「成りあがり」は「立場」や「お金」や「名声」を得ることじゃなかった。
それよりも大事なのは「何もない自分でも、夢を持っていいんだ」って思えたこと。
この本は、それを教えてくれたんです。
それからというもの、僕は少しずつ変わっていきました。
「どうせ自分なんて」と呟くことが減っていき「できるかどうか」よりも「やるかどうか」で物事を決めるようになっていった。
失敗してもいい。笑われてもいい。
でも「自分の人生は、自分で決めて生きていく」
その決意が、僕の中に芽生えた最初の瞬間だったように思います。
◆ 「凡人が成りあがれる世界」をつくりたい
いま僕は「凡人の凡人による凡人のための成功哲学」というテーマで文章を書き続けています。
僕のまわりにも、かつての僕と同じように「夢はあるけど、自分には無理だ」と心のどこかで諦めている人がたくさんいます。
でも僕は、そんな「凡人の仲間たち」にこそ、伝えたい。
「夢を見ていいんだよ。君にもチャンスはある。俺がそうだったように…」
そんなふうに、自分の言葉で語れる人間に、僕もなりたい。
あのとき矢沢永吉さんが、赤裸々に、リアルに、自分の人生を語ってくれたように。
そして、その言葉が、16歳の少年の未来を変えてくれたように、今度は僕が、誰かの背中を押せるような文章を残していきたい。
「凡人の成りあがり」がいても、いいじゃないか。
そう思えるようになったのは、間違いなく、高校生のときに出会った『成りあがり』という1冊があったからです。

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