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夫婦のことが、いつも頭の片隅にある理由

    「今日の夜ご飯、何にしよう。」

    それと同じくらいの軽さで、私は昔の夫婦関係を思い出す。

    仕事中、ちょっと手が空いたとき。
    ぼんやり歩いている帰り道。

    何かを深く考えているわけでもないのに、ふっと頭に浮かぶ。



    あのとき、どうしてああなったんだろう。
    私は、どうすればよかったんだろう。


    もう一度結婚したいわけではない。
    復縁したいわけでもない。

    離婚したことを、後悔しているわけでもない。


    今の生活は平和だし、あの頃に戻りたいとも思わない。


    ただ、ずっと疑問が残っている。


    好きだった人と、どうしてうまくいかなかったのか。



    どこから夫婦の距離がずれたのか。

    何をすれば、違う結果になったのか。



    3回目の結婚は、突然終わった。

    夫が女を作り、家を出ていった。


    私には、何が起きたのかを理解する時間も、納得する時間もなかった。

    悔しくて、負けたくなくて、生活を守ることだけを考えた。

    証拠を集めて、手続きをして、お金のことを決めて、離婚した。



    考えるより先に、やらなければならないことがたくさんあった。

    あの頃の私は、悔しさだけで突っ走っていた。



    そして生活が落ち着いた今、あのとき置き去りにした疑問が、少しずつ浮かんでくるようになった。

    「どうしてだったんだろう。」

    「どうすればよかったんだろう。」



    自分の中で納得できていないから、今も思い出すのかもしれない。


    だからといって、一日中考えているわけではない。

    答えを出さなければ、前に進めないわけでもない。



    離婚して9年。

    いまだに夫婦のことを考えている私も、どうかと思う。

    でも、考えようとして考えているわけではない。

    仕事中、少し手が空いたとき。
    ぼんやり歩いている帰り道。


    「今日の夜ご飯、何にしよう。」

    「あのとき、どうすればよかったんだろう。」



    同じくらいの軽さで、ふっと頭に浮かぶのだ。



    最後までお読みいただきありがとうございます。
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    結婚3回、離婚3回。 50代は過去と向き合い、60代は答えを出しながら今を楽しむ。 夫婦、離婚、恋愛、仕事、ひとりで生きること。 人生の面白いことを探して書いています。

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