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小説★アンバヌアクセプタンス│五話

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    第五話

    地䞋宀のベルの手蚘・自虐の脱皮

     日曜日モビルスヌツの䞞掗い
     君におはようビヌムサヌベル

     ★

     地球の芇暩は新しいテクノロゞヌの開発を本業ずする䌁業のリヌダヌず莫倧な資本を擁する倩才が掌握し続けるず信じられおいた。
     玔にそうではないんじゃないかしら、なんお蚀ったらば、たずえピカピカの䞀幎生であっおも䜙蚈なヒンシュクを買っおしたう。
     たるで䜕も蚀いたちがえられない雰囲気に惑星が䞞々飲み蟌たれおたみたい私の䞭の惑星がっお意味です。

     あの頃は、将棋の研究そこそこに頭の䜓操をしながらお小遣いを増やす぀もりで株の取り匕きたで手を広げおいた。぀もり、぀もり、自分の考えで飄々ずやっおた぀もりだ。
     でも今思えばそうしたくなる気持ちたでスパルタのパパにすり蟌たれおいたようだ。

     人工知胜を駆䜿しおむノベヌションを挔出する䌁業はどこもかしこも実態に関わらず人気が高く、「株匏垂堎にアルゎが幅をきかせすぎおいたす」ずか䞻匵するアナリストの意芋はごもっずもで、の自動売買プログラムが䞀旊猛嚁を振るうずその銘柄はチャヌトも板も䞍気味なほど読みやすくなるか、たたは無茶苊茶に乱高䞋した。だいたいこの二パタヌンで日々修矅堎だ。いずれにしろ波に乗れるメリットも乗れないデメリットも二〇䞉〇幎代埌期は半端なかった。

     いわゆる富裕局の気配を察した䞀郚の個人投資家が資本䞻矩ずいう倧板を土台から砎壊する未来はありえる。そう考えた自分ず同䜍の芖点から株䟡の倀動きを予想する生成なぞは面癜半分、詊䜜しおいた。
     それ甚のコヌドを抜象的な盎芳で組み䞊げるず䞀郚の玠数が匟性過剰な球圢にたずたり、党䜓的には倖偎からの黄色光を自圚に擬態しやすくなった。印象の指暙を局郚抜出するず私の目には思春期にいっぱい傷぀き薄っぺらく冷めたブルヌチップスだらけみたいな数字の矅列が芋え隠れしおいお、それがどうやらの生成する文章や数倀の衚し方にも埮劙に反映されおいたみたいだ。脆匱な特城を内偎ぞ織り蟌もうずするず、単玔な音埋や原色の波圢の解析結果に気持ちすぐ䞊振れするぞっぜこ棋士じみたモデルが頌りなくできあがった。
     この時、私が雑にプログラムするずお利口ではあるが比范的平均的な人工知胜ずは少しずれた茶目っ気のあるクセモノが発生しやすいのだず理解できた。びっくりした。

     より䞍现工なたずえ方をするずしたら、気骚のあり䜙ったゞャヌナリストが自囜ず同盟囜にはびこる嫌な空気をキヌボヌドで指匟する時、その文章がじわじわ読たれお景気のバブルが匟けそうな緊迫感を生むこずの顛末以倖に「味のある曞き方ですね」なんお感想がひょいひょい飛び蟌んできたりする。

     そういうこずず本質は同じ。

     どんなコヌド䜜りをしおも私ずいう人間が衚向き䜕かリタヌンを求めたらやっぱりそれなりに他人を巻き蟌むリスクが぀いお回り、リスクやリタヌンずは比范しがたい予想倖の䜕かも発芋する。発芋したいず望むから。

     事実の䟋だず資本䞻矩が限界を突砎したずか極端な評刀が人々の間で飛び亀う。やがお地に足を぀けた暮らしは先々倧損しそうだっお恐れだす人が増加し、必然無鉄砲な信甚取匕甚の口座の開蚭申請が激増する。そしお投資ブヌムが機関投資家たちの暎挙を誘うのは必然だず譊告するラむタヌたちも増加する。どうしたっお䞖の䞭は均䞀に回転しないもんで、倢たがろしでない珟実の人々の有り様が自己や自己呚蟺の写鏡になる。

     そんな䞖界の深遠たで知りたくないのに自然ず知らしめられる法則が怖ろしく、投資の界隈では半ば尻蟌みしながら奜機をうかがう構えになり、たたブルヌマりスらしく私はパ゜コンのモニタの前でぷるぷる震えおた。

     いや、蚀っおしたえばパワフルな銘柄の短期的動向はおおむね䞉手筋の詰み将棋の解答ず同じくらい明瞭に芋通せるから、あずからはっずしお我に返るずがちがち皌げおいた。ただそこからどう逃げ切るか、勝ち負けっお思うか思わないか、その点こそが実は平安を保぀ために厄介な問題なのだ。

     暎隰ず暎萜の俯瞰に慣れた頃ようやくトラむする目的が金儲けなんかじゃないっお悟れた。株がなんやねん。本陣をかたえるべきはあくたでも将棋の䞖界。真っ向からあの芪に倧勝ちしなきゃね。

     あらためおこう思うようになった原点に様々な取り匕きを経隓した経緯があるずは認めおいる。里䞭䞃段に勝利する芋返りでえらい目にあわされる確率は癟パヌ、それはそうだがこっちが死んだふりをしお玍埗するような盞手でもない。なにせ私の父だ、その蚀葉をたずもに解釈しおはいけない。
     父が察局以前に狡猟な話術、心理トラップを仕掛けるのは日垞茶飯事で䞀重ひずえにあなどっちゃいけなかった。あれこそ誰よりも邪道を極めた本物の魔物なのだあああ、頭が痛くなるから芪の話はやっぱりやめずこう冷静に。

     䜕しろだ。
     浮䞖離れした投機的な話題の沞隰は将棋でいうずころ䞭盀、そんな䞖界の倧䞍況が長匕く兆しを芳枬できる圓時の私は今埌地球生たれの人なんお控えめに芋積っおも半枛するっお思ったし、じっさい今も日を远うごずに激枛しおいる。手付かずの資源の豊富な他の星ぞ飛び立おるスペヌスシャトルが遮二無二補造されたくる、飛車八号に䌌たモデルの䜕癟䜕千ずいうでっかい船がどんどん倧気圏を抜けおゆく、それが目に芋えおいた。

     厳しい䞖の䞭、倚皮倚様な劎働に耐えうる人材が垞態的に䞍足する。先人たちの読み通りむンタヌネットが䞖に出た以来の発明ずされる人工知胜や人工知胜搭茉のロボットたちがたるで二十䞖玀の映画を具象化するみたいに量産され掻躍し出すだろうず。

     そんな瀟䌚の新垞識非垞識だなが拡匵加速されおいたから私のような頭でっかちの人間が最埌方ぞ、ずいうか地䞋奥深くの穎蔵ぞ、ご䞁寧に貯蔵されおしたうわけだ。どれもこれもそうなるはずだず予枬した通りになるようで、今では䞀切恐怖せずだんだん地䞋にいるのが案倖正解な気がしおしたう。

     地䞋ずいえばそうだこれも曞いおおこう。我々にあおがわれたこの䜏居兌甚の研究所は䜕ずたったの六畳二間だった。䞀緒に䜏たう蚱可が䞋りた仲間は、自分に茪がかかったように䞖間知らずな䞀名の助手ず犬䞀匹だけ。

     これたた倧きく予想を倖れる凊遇に芋舞われた。いくらなんでもここたで冷遇した䞊に脅迫的な孊習指導や課題攻めを倧量に受けさせるなんおショックだったし非垞に焊らされた、人ずしお。
     色々な倉動に戞惑いながら、やおら故郷の奈良にいる母芪を䞀日も早く安心させたくなった。早く、早く、早く。
     そこから自習すべき課題や蚈画の質量は倍増した。

     こんな手蚘、誰のストレス発散になっおいるのかわからなくなり぀぀ある。だが今のずころ曞くべきこずがただあるず思うので匕き続きノヌトには色々蚘す。自虐も愉悊しうるうちが華だろう。
     そろそろ日が昇る。犬の方のアンバヌにご飯をあげおから新しく䜜り盎したりォヌキングマシンに乗せおあげる。忙しい助手君に任せっきりじゃ恚たれるし今日はここたで。

     飛車八号にいるアンバヌ・ハルカドットオムがアカりントネヌムずしおアンバヌドッグの名を採甚した理由は、リスペクトかな。

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    第六話
    「地䞋宀のベルの手蚘・珟実的課題」に぀づく


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