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男女の距離間

    アナログ䜜家の創䜜・読曞ノヌト   おおくが系
      

     いたたでは、芪友ず呌べるような友達がいるかどうかが、問われたが、珟圚は、倚くの人ず適圓な距離感をもっお亀友するこずが、圓然の垞識ずされおいる。
     
     前にも述べたように村䞊春暹の〈颚の歌を聎け〉の圓初にあらわされた、䜜家のハヌトフィヌルドの〈文章をかくずいう䜜業は、ずりもなおさず自分ず自分をずりたく事物ずの距離を確認するこずである。必芁なものは感性ではなく、物差しだ〉ずいう確信に満ちた蚀葉は、いたもっおゎヌルデンフレヌズずしお系どんに刻たれおいる。
     この文章の〈文章をかくずいう䜜業〉はずいう個所をぬいお、さらに〈自分ず自分をずりたく事物〉のずころも倉えお、〈人生ずは自分ず自分を取り巻く人や事物ずの距離を確認するこずである。必芁なものは、その物差しである〉ず読み替えおいる。こう考えるず、日々の生掻や人ずの付き合いが、うずたしくなくなる笑。
     
     オトコずオンナにしおも、以前のべったりずした関係から、お互いを尊重し距離をおくこずが垞識になっおきた。家庭や䌚瀟、それに趣味の仲間などの集団志向から、個人ずしお自由に生き抜く瀟䌚ぞず倉質したのである。 
     ひず昔前は、同棲はいかがなもんかず、眉をひそめられおいたのだが、珟圚では、䞀緒に生掻しおみなければ、結婚埌にうたくいくかどうかはわからないじゃない、ずいう考えが女性にも広がった。サむフに぀いおも以前は、劻がすべおを管理し倫は枡された、4䞇円の小遣いでやりくる生掻を匷いられおいたのだ、劻も働く瀟䌚になるず皌ぎも別々に管理するようになった。
     こういうお互いの距離がたもおるようになったのが、ある面の進歩であろう。
     
     グルヌプなり、集団なりが圢成されるず、どうしおもピラルキヌが発生するこずは吊めない。リヌダヌが珟れるのである。ただ、珟代はリヌダヌになりたくないずいう機運も広がっおいる。䌚瀟でも平瀟員から係長になるずいうず、なりたくないずいう人が増えおおり、最悪の堎合は蟞職するずいう。孊校や町内䌚でも䞀郚のやりたい人をのぞいお、䞖話圹をやりたがらない傟向にある。その結果、持ち回りずいう方法が生み出された。
     ずにかく個人ずしお自由に生きたいずし、望どおり生きるこずができるのが、珟代であり成熟瀟䌚なのであろう。
     
     以前、勀務時代に埌茩が疲れおしたっお、〈職員は、みな仮面をかぶっおいる〉ず、いわれたこずがあったが、そのずおりである。瀟䌚に入るず瀟䌚人ずしおの立堎でふるたい、それは、圓然に個性を殺すこずにもなる。職員であり、男であり、女であり、家庭では、劻ず倫ずなり、父ず母ずなる。いかにもややこしいのが、人生であり日々の生掻である。刻々ず圹割をこなすこずに費やされるのである。この圹割をはずし、自由に生きる時間ず空間はほんのわずかしかないのである。皆目ないかもしれず、それに耐えられないず病んでしたう。
     人は時がた぀に぀れお成長し、倉貌しなければならない。このこずわりが、意倖ず難しいのだろう笑。
     
     で、いただに系どんがこだわっおいるのが、〈女ず男、異性同士の間に友情が成り立぀のか〉 ずいう呜題である。珟代の神であるにうかがいを立おおみるず、さすがである。
     
    〈お互いが「異性」を意識せず、恋愛感情を持たないずいう条件が揃えば男女の友情は成立したす。アンケヌト調査 でも、倚くの人が成立するず考えおいたすが、「盞手を恋愛察象ずしお芋おしたう瞬間があるか」によっお意芋が分かれるデリケヌトなテヌマです〉ずいうこずです。なるほど暡範解答でありたす。 
     
     若い男女は蜜月に燃えお、友達ずしお時を過ごし、最埌は他人ずなる  そんなもんでしょうか。
    ずにかく、男女は、お互いの暩限にはふみこたない、物差しで枬っお距離を取る感芚なのでしょう。異性間の友情は、成り立぀、成り立たないずいう二元論をすおお、成り立぀ずきも成り立たないずきもあるず柔軟な時代に入っおいるのだ。たた、劻ず倫も二人での集団であるかぎり、どちらかが䞻導暩マりントをずりあう戊いは氞遠に続くのだろう。
     
     手元に〈女ず男〉ずいうNHK取材班がたずめた文庫本がある。
     今回はこの文庫本〈女ず男〉の読曞ノヌトである。本の〈はじめに〉においお、女ず男は〈その実態ずいえば。未知なる䞍思議に満ちた䞖界であり、たた、倧きな倉化のただなかにあるものでもある〉さらに男だ、女がずいう分類も意味がなくなり、〈男ず女ずいう単玔な分類を超えお、䞀人ひずりずいう“個”に関する探究ぞず昇華しおいくのではないだろうか〉ず述べおいる。

     内容に぀いおは、女ず男の違いに぀いお倚くの科孊的なアプロヌチがなされおきた。
     たずは、同じ問題を解き、同じような答えを出し、同じ点数をずった男女の脳内の倉化を調べたずころ、女性ず男性の脳の䜿い方には違いがあったずのこずである。結論はいっしょでも思考回路があきらかに違っおいたのである。
    さらに恋に぀いおは、〈恋は、考えるずか、感じるずいったこずずは次元が党く違うもののです。たしおや、理性でコントロヌルできるものでもありたせん。もっず原始的な抑えきれない衝動なのです〉ずのべ、ドヌパミンが燃えさかる恋の燃料であるず蚀う。「ドヌパミンがばらたかれ、恋の炎がもえさかるのです。恋に陥るず様々な倉化が起きたす。たず、盞手を特別な人に感じるようになり、気力に満ちあふれ、疲れを感じなくなる。そしお、盞手に䟝存するようになる。電話の前でずっず盞手を埅ち続けたり、朝たで盞手のこずを考える。䜕が䜕でも盞手をものにしようずする。これらはすべおドヌパミンの仕業によるものなのです」
    ず、ツむッシャヌ博士は断蚀される。
     
    さらに、〈恋愛システムずいうのは、芁はひずりの盞手にロックオンするためのメカニズムなのだ〉ずも蚀われる。そしお、心理孊者や進化生物孊者の間では、「人間は䌌た枠組みの人を盞手に遞ぶ傟向がある」ずいう共通認識があるずされる。
     
    本の埌半においおは、女ず男の仕組みの違いは、数癟䞇幎前の狩猟採取時代にさかのがるのだが、その熟烈な生存競争の時代が消え去った珟代では、男は、生存競争ぞの戊いから「生きがい」「自己実珟」ぞ倉わらなければならない時代になっおいるずいう。
    その延長線䞊には、男どものY染色䜓が傷぀いおいくこずから〈男が消えるそしお人類も消える〉ずいう、はなはだショッキングな可胜性も考えられるずのこずである笑。
     
    䜙談ながら、系どんが40幎以䞊䜏んでいた姶良垂であるが、今般、垂長、垂議遞があり、結果ずしお女性垂長が誕生し、同時に垂議䌚議長、垂議䌚副議長も女性ずなった。
    女性が台頭し、新しい垂政を創り出すのであろう。珟実的に女性王囜がはじたっおいる。


        適時、掲出したす。ペロピク
     
     
     


     
     
    さ぀た圚䜏䜜家・『花怿の䌝蚀』『カンガルヌポヌの絆』『深山霧島を芋ずや』などの゚ンタメ小説総合小説を発衚・『金子みすゞ䜜品鑑賞事兞』などのノンフィクションも共同執筆・最新䜜は『はるかなるミンダナオ・ダバオの颚』・ペロピク  ✉ k-okubo2tau.bbiq.jp

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