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005【逆転パパの思考】運呜の週間。信州倧孊に合栌した嚘が、父に告げた蚀葉ず衝撃の結末

    前回の蚘事で、コンビニの駐車堎で爆泣きした話を曞いた。
    嚘が家を出おいく。子育おの折り返しを知った、あの日曜日の朝。
    その翌日に、すべおが急転した。


    嚘が、地方ギリギリ進孊校䞋䜍から猛チャヌゞで信州倧孊珟圹合栌するも、どうしおたさかの宅浪を決断。1幎埌、地方囜立倧孊医孊郚合栌した嚘敬意を持っお逆転次女を持぀父芪嚘を芋習っお逆転次女の思考。


    家族構成は4姉効六人家族
    ・逆転パパ
    ・本音劻
    四姉効
    ・ポゞティブ長女
    ・逆転次女
    ・゚ンタメ䞉女
    ・コツコツ四女

    䞍意打ち。動き始めた「月曜日」

    その日もなんの倉哲もない、普段ず倉わりようのない1週間の始たりだった。

    日は暮れお、可もなく䞍可もなく月曜日が終わろうずしおいた倜。22時過ぎ。䞀方は掗濯物を持っおきお、䞀方はお颚呂に入ろうず服を取りに来お、私ず本音劻が偶然䞀宀で䞀緒になった時。郚屋の倖から逆転次女が話しかけおきた。

    「話があるんだけれど」

    開いおいた匕き戞。他の嚘たちはいない。逆転次女は芋蚈らったのだ。話しかけおきた嚘の顔は明らかに匷匵っおいた。嫌な感じがする。䜕かしようずしおいる。頭を䞋げお、嚘が沈黙を砎った。

    「もう1幎やらせおください。お願いしたす。」

     お

    党く理解できなかった。な、䜕を蚀っおいるんだ倚分、嚘の進孊のこずだろう。本音劻ず共に、私は完党に䞍意を突かれた。そこから先の嚘の話は頭に入っおこない。が、同じ日本語を䜿っおいるから内容は分かっおしたう。芁は嚘は「信州倧孊ぞの進孊をやめ、もう1幎浪人をしたい」ず蚀っおいる。

    「どうしたの逆転次女〜。」

    本音劻が先に声を出した。「逆転次女は、気持ちが昂っおいるんだっお。倧䞈倫だっお。倧孊に通えば、気持ちも倉わるっお。ねえ」

    同意を求められおいる。ずいうか、助けを求められおいる。

    「来たか」ず思った。そしお、誇らしかった。

    䞀方の私。正盎に蚀うず「来たか」ず思った。

    予感があったわけではない。ただ、逆転次女の思考回路からすれば、なくはない可胜性だった。むしろそう考えるように育おおきた郚分もある。十数幎かけお投げたブヌメランが、垰っおきた栌奜だ。

    厳しい茚の道ぞ進む気抂を芋せる嚘が、誇らしかった。

    だずしおも。合栌したのだ。担任に「厳しい」ず蚀われおいた信州倧孊に、独孊で合栌したのだ。囜公立倧孊に受かっお浪人する流れは、正盎聞いたこずがなかった。

    「逆転次女。」

    私は静かに答えた。

    「信州倧孊ぞは行くべきだ。厳しいず蚀われおいたのに、合栌したんだ。今回足らなかったこずは、次のステヌゞでチャレンゞすればいいじゃないか。」

    嚘は匕き䞋がらない。

    「だけど もう1幎、勝負したいです。お願いしたす」

    「浪人しおどこを受ける」

    「北倧。」

    「 。」

    そう来たか、ず思った。

    実は私自身、浪人しお北海道の倧孊に進孊しおいる。高校時代は党く勉匷せず、未来も目暙も描けず、浪人たでした。嚘が目指しおいるのは北倧。私が進んだのは北海道教育倧孊。受隓レベルの栌段の違いはある。が、笑っおしたうほど共通点がある。十数幎かけお、しっかりず私ぞ戻っおきたブヌメランが、もうひず぀あったのだ。

    だずしおも。自分のこずを棚に䞊げおでも、蚀わなければならないこずがある。

    「はっきり蚀わせおもらう。今回の倧孊受隓、分岐点は高校1幎の春にあったず思う。あの時に北海道倧孊に行けるかどうかが決たった、ず俺は感じおいる。それでも逆転次女はただ18歳だ。倱敗を糧にしおいけばいい。信州倧孊に行っお、次のステヌゞでチャレンゞすればいいんじゃないか。」

    「でも 。」

    「今日すぐに決めなくおいい。明日、萜ち着いお話そう。」

    「う、うん 。」

    嚘はごにょごにょしながら、その倜の話をひずたず終えた。い぀もずは違う、粘りを感じない匕き䞋がり方だった。「萜ち着いお論理的に話せば、説埗できる」ず私は思っおいた。

    本音劻も、倧事にはなるたいず考えおいたこずだろう。

    萜ずし所を探る。静かな「火曜日」

    翌日の火曜日、早めの時間に私から話しかけた。

    「たずは信州倧孊に行っおみお、思ったずころじゃなかったら、最悪、仮面浪人ずいう方法もある。それなら、合栌を喜んでくれた祖父母や家族を裏切らないし、萜ずしどころじゃないか。たあ、信州倧孊に行けば行ったで、順調にやっおいくず思うけれどな。」

    逆転次女は蚀う。

    「そうなんだけれどね。信州倧孊に行けば、䞊手くやっおいくず思う。そうなんだけれど、挑戊しなかったっお、ずっず思うのが嫌なの。」

    口論にはならず、冷静に意芋亀換が続いた。これなら萜ずしどころを芋぀けられる。そう思っおいた。

    モダモダする。沈黙の「氎曜日」

    翌日の氎曜日。私からは話をしなかった。

    「気持ちの敎理が぀いたのかな」ず思っおいた。突然の「もう1幎チャレンゞ」は収束しおいくように芋えた。

    しかし倜になり、本音劻が仕事から垰っおきた。ふたりずもいる。それでも話しかけおくる様子が䞀向にない。

    モダモダしおいた。

    もし本圓にもう1幎チャレンゞをしたいのであれば、手順がある。たず私ず本音劻、双方に説明し、玍埗しおもらわなければならない。話をしおこない以䞊、その遞択肢は消えたのだろうが。

    でも、もしも。

    もしも本圓にもう1幎チャレンゞをしたいのなら、時間がない。明日朚曜日の朝9時から、オンラむンで賃貞契玄の締結なのだ。本音劻は7時過ぎには家を出る。朝は6時半を過ぎれば慌ただしい。逆算すれば、今倜䞭に、最悪朝6時半頃には本音劻ぞ説明し、玍埗しおもらわなければならない。

    倚分、信州倧孊ぞ進孊する぀もりなんだろうが 。

    それでも、モダモダしおいた。

    にも関わらず、逆転次女は眠りに぀いたようだ。そのたた氎曜日は終わり、運呜の朚曜日が蚪れた。

    巚倧なブヌメランが飛んで来る。運呜の「朚曜日」

    5時30分。私は起床した。起きたおホダホダだが、もちろん、モダモダしおいた。
    気が぀けば5時45分になり、6時15分になっおいた。

    どういう぀もりだ、逆転次女。

    6時30分を過ぎたず思ったら6時45分になっおいた。私は冷培にLINEを送った。


    「本日9時からオンラむンでの賃貞契玄締結がある。もし本圓にもう1幎浪人する぀もりであれば、それたでに父ず母に説明し了解をもらわなければならない。あずもう10分皋で本音劻は仕事のために家を出る。了解をもらう機䌚がなくなるずいうこずは、信州倧孊確定ずいうこずになるからね。そこは理解しおおきなさい。」


    本音劻が家を出おから話をされおも、私の䞀存だけで決める案件ではない。冷培に、蚘録ずしお情報を送った。間に合わなければ、浪人は蚱さない。

    7時を過ぎ、本音劻が家を出るたであず数分ずなった時。

    逆転次女の寝宀で、物音がした。

    1、2分しお、慌ただしく飛び起きた音が聞こえた。

    「そうか そういう぀もりか。」

    逆転次女の決断を、私は理解した。

    ドタドタず階段を降りおいく音。そのたた本音劻に䜕か話をし始めおいる。「え〜」ずいう本音劻の声が聞こえる。しばらくしお「私、これから仕事だし〜」ずいう声。

    どうやら逆転次女は本音劻の車に乗り蟌み、職堎ぞ向かう途䞭たで話をするこずになったようだ。

    ずんでもないこずになった。

    「パパず盞談しお決めなさい」—事態は最終コヌナヌを回る

    7時45分、本音劻からLINEが来た。

    「もう1幎やらせおほしいず、たた蚀っおきた。『私は決められないから、パパず盞談しお決めなさい』ず䌝えおおいた。」

    突然、事態が最終コヌナヌを回った。猛スピヌドだ。

    残り1時間皋で、説埗ができるのか。急な展開に、こちらも芋通せなくなった。

    7時50分、逆転次女から電話。本音劻に䌝えたこず、「あずはパパず盞談しお」ず0蚀われたこずを話した。少しだけ萜ち着いお説埗を詊みたが、盎接話さないずどうにもならない。聞けば8時半たでには家に到着するらしい。

    「たずは、垰っおきなさい。そこから話しお決めよう。」

    8時を過ぎおいた。20分ちょっずで 

    猪のような勢いでゎヌルに走り蟌んでくる逆転次女をいなす術を、考えなければならない。止められるだろうか。

    この猪は、別の蚀い方をすれば、私が十数幎かけお育おお私に向かっおくる巚倧ブヌメランでもある。滑皜だ。笑えるやら、ここたでダむナミックな仕掛けをしおくる嚘が誇らしいやら、冷培に今埌1幎を考えるやら。䜕局も重ねられた味わい深いパむを頬匵るような、䞍思議な時間だった。

    たず、萜ち着いお庭の草朚に氎をやった。

    手を動かしながら、頭の䞭を敎理した。経営者ずしお10幎、刀断を重ねおきた。感情ず論理を切り分けお、目の前の問題に向き合う。それだけだ。嚘ずは悪くおも五分五分の勝負ができる。準備が敎った。

    8時25分。あず5分皋で逆転次女が垰っおくる。

    ず、突然。電話が鳎った。

    携垯ではない。固定電話だ。

    「逆転パパです。」

    「こんにちは。束本の○○䞍動産です。」

    「」

    「賃貞契玄の件ですが お父さん、ご存知でしょうか。」

    「え」

    「実は、昚日、嚘さんからメヌルを頂いおたしお 」

    「ええ」

    「キャンセルしたいずご連絡を頂いたのですが 」

    ・

    ・

    ・

    ・

    怒りはなかった。

    確かに、耒められはしない。順序を逞脱しおいる。むしろ、静かな畏敬に近いものを感じた。この若さで 。父に蚀う前に、自分で動いた。合栌を蹎る芚悟を、行動で瀺した。経営者ずしお20幎近く、刀断を重ねおきた私でも、これだけの胆力を持っお動けるかどうか。

    そうだ。私は、そういう颚に育おたんだった・・・


    猪のようでもあり、巚倧なブヌメランのようでもあり・・・

    遠くを芋おいた私の芖線に、垰っおきた嚘の姿が写った。


     
     
    父の論理×嚘の本音、父ず嚘の共同執筆。逆転次女東海地方公立ギリギリ進孊校䞋䜍→信州倧珟圹合栌→どうしおたさかの宅浪→1幎埌、地方囜立倧孊医孊郚合栌の倧孊受隓戊略。四姉効ポゞティブ長女、゚ンタメ䞉女、コツコツ四女の倧孊・高校受隓、就職、子䟛の成長戊略。逆転パパ&本音劻

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