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考察探究型の道徳授業の作り方 「こんな教材はこの展開パターンで授業を作ろう!」 (教材の特徴や意図と授業類型の関係)

考察探究型の道徳授業には、17の展開パターンがあります。
しかし・・・

17もの展開パターンがあると、混乱してしまいそう。

どの教材には、どのパターンを使えば良いのだろう?

このように考える方が多いのではないかと思います。
 
ご安心ください。
考察探究型では、例えば、良くない内容が描かれた教材には「批判して考える展開」を使うように、教材の特徴に合わせて展開パターンを使い分けることができるのです。
本稿では、教材と授業展開との関係を詳しく説明します。

でも、どうやって授業展開を考えればよいのだろう?

このような不安をもつ方がいるかもしれません。
考察探究型では、教材文の特徴を捉え、その教材の意図との関係を確認することで、授業展開が自然に定まっていくのです。
そして、これまでに紹介した17の展開パターンを利用すれば、授業展開を簡単に考えることができるのです。
 
本稿では、そうした授業展開を構想する方法を紹介します。

さあ、

一緒に考察探究型の授業をつくりましょう!


1 教材の特徴と教材の意図

考察探究型の道徳授業では、教材の特徴や内容に合わせて授業展開を考えます。

授業構想の手順1 「教材の内容や特徴を捉える」

まず、利用する教材の内容や特徴を捉えます。
どんな内容が描かれた教材なのか、どのような文章構成の特徴があるのかを捉えます。良いことが描かれているのか、悪い様子が描かれているのか、変化する様子が描かれているのか、複数の内容が描かれているのかなどです。

授業構想の手順2 「教材の意図を想像する」

次に、当該教材が特定の内容項目(価値)を学習するために教科書に掲載された意図を考えます。
例えば、「節度、節制」の価値について考えるために「怠惰な様子が数多く描かれた教材」が掲載された意図を考えます。この場合なら、怠惰な様子を取りあげ、そうした様子が良くないことを考え、節度があり節制して生活することが大切なことを考えさせたいという意図があることが想像できます。

授業構想の手順3 「授業展開を考える」

そして、教材の意図を基にして授業の展開方法を考えます。
教材の意図が、「怠惰な様子を取りあげ、そうした様子が良くないことを考え、節度があり節制して生活することが大切なことを考えさせたい」と想像できるのであれば、授業展開は、まず「怠惰な様子を教材文から見つけ出し」、次に「それらの様子が良くない理由を話し合って考え」、そして「どうしたらよいのかを考える」という授業の流れを考えることができます。

こうした「考察探究型の道徳授業」の授業構想の方法は、「教材の内容」を踏まえると、次のように整理することができます。

①   道徳的な内容が描かれた教材の意図と授業展開

成功した事例が描かれた教材の意図は、成功や達成に至るまでの過程を理解し、その要因を分析して、含まれる価値の重要性に気づくことです。そして、それを生き方に活かしてほしいという願いが込められています。
このことからは、①成功に関係すると思われる言動を抽出し、②そう考えた理由を話し合い、③成功に必要な要因を話し合う「成功理由を考える展開」を考えることができます。

すばらしい言動が描かれた教材の意図は、その素晴らしい様子を知り、なぜその様子が心を動かすのかを考え、そこに含まれる価値の大切さに気づき、それを生き方の参考にしてほしいというものです。
このことからは、①心に残った内容を抽出し、②心に残った理由を話し合い、③理由を基に価値について話し合う「心に残ったことを考える展開」を考えることができます。

さらに、その展開を深化させると、人間には快不快や損得、心の弱さなどを容易に乗り越える力があり、目的や使命に向かって無心に取り組む力や、困難に打ち勝つ強い意志、無私の気持ちで行動する力があることについて考えることができます。これは、②心に残った理由を話し合う活動の次の部分で考えることができます。
このことから、①すばらしい行動を抽出し、②そう考えた理由を話し合い、


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教育学修士 文部科学大臣優秀教員表彰 指導教諭(道徳科) 「道徳科感想分析法」という授業効果の評価方法や、「考察探究型の道徳授業」を提案しています。月刊誌「道徳教育」では連載を経験させていただきました。

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