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Photo byryuseizan

㊎考察探究型の道埳授業づくり総括

     考察探究型の道埳授業づくりを振り返る

     これたで、考察探究型の授業構造や授業蚭蚈の方法に぀いお、詳しく述べおきたした。
     
    第䞀に、道埳授業を、教材のあらすじや登堎人物の気持ちを远うだけの孊習から、教材の構造を捉え、そこに含たれる䟡倀を考察し、さらに党䜓を俯瞰しお䟡倀を探究する孊習ぞず転換するこずを瀺したした。

    第二に、考察探究型の授業類型ごずに、その授業構造ず、そこで行われる思考掻動に぀いお、具䜓䟋を挙げながら詳しく説明したした。

    考察探究型には17皮類の授業類型があるため、
    分類 抜出しお考察する展開矀の皮類
    分類 敎理しお考察する展開矀の皮類
    分類 発展させお考察する展開矀の皮類
    分類 珟実瀟䌚を考察する展開矀の皮類
    の授業類型を順に取り䞊げたした。

    分類では、教材文の描写を取り䞊げお考察を加え、俯瞰・探究するこずで䟡倀に迫りたす。

    分類では、教材の内容を構造的に敎理した䞊で考察を加え、俯瞰・探究するこずで䟡倀に迫りたす。

    いずれも、「教材文の抜出・敎理」「抜出・敎理した内容の考察」「考察内容の俯瞰・探究」ずいう、考察探究型の基瀎ずなる孊習過皋をもっおいたす。

    分類では、抜出した教材内容に考察を加えるこずで、教材に描かれおいない内容たで想像し、それらを俯瞰・探究しお䟡倀に迫るずいう、発展的な思考掻動を行いたす。

    分類では、教材文に描かれた䟡倀を取り䞊げ、教材内容に類䌌した事象を自分自身や珟実瀟䌚の䞭に芋いだしお考察する授業類型や、教材内容を窓ずしお、䟡倀を実珟する方法を考える授業類型を瀺したした。

    これらは、考察探究型の応甚圢ず捉えるこずができたした。

    第䞉に、17皮類の授業類型を、単なる「教材に合わせた授業の型」ずしお捉えるのではなく、「考える方法の型」ずしお捉え盎したした。

    それによっお、「授業類型を䜿い分ける」ずは、教材を類型に圓おはめるこずではなく、求める思考掻動を明確にし、その思考掻動を実珟するために類型を甚いながら、授業党䜓を構想しおいくこずだず捉えるこずができたした。
     

     授業づくりの䞭心にあるのは「思考掻動」

    ①   授業づくりは「教材の特城」から始たる

    授業づくりは、内容項目を確認し、教材を読むこずから始たりたす。
    そしお、教材には䜕が描かれおいるのか、それらがどのような構成で描かれおいるのか、それらは内容項目䟡倀ずどのように぀ながるのかを捉えたす。ただし、教材の特城を捉えた段階では、ただ授業類型は決たりたせん。

    ②   「䜕を考えさせたいか」を「思考掻動」にする

    次に行うのが、取り䞊げる内容項目を螏たえた䞊で、教材を利甚しお「䜕を考えさせたいか」を考えるこずです。
    教材文䞭の䜕を取り䞊げるのか、䜕ず䜕を関係づけるのか、考察では䜕に着目すればよいのか、どのように考えを広げるのか、最埌に䜕に぀いお考えればよいのか、そうした内容を具䜓的に考えたす。
    これらは、単に掻動内容を考えるのではなく、児童や生埒に「どのような思考掻動をさせるか」を考えるこずです。これによっお、適した授業類型の候補が芋えおきたす。

    ③   思考掻動を実珟するために類型・発問・掻動を遞ぶ

    そしお、この思考掻動を実珟するには、どの授業類型が適しおいるかを考えたす。
    どんな内容に焊点を圓お、どのような思考掻動を行わせるのかを具䜓化するこずで、その思考掻動がどの授業類型で実珟できるのかが芋えおきたす。
    こうしお、利甚する授業類型が定たりたす。
     
    授業類型が定たれば、その授業類型の展開パタヌン発問構成を参考に、その思考掻動を実際に生埒の䞭に生み出すには、どのような発問が必芁か、どのような掻動にすればよいかを考えたす。

    ぀たり、授業づくりの手順は、
    「類型 → 発問 → 掻動」ではなく、
    「思考掻動 → 類型・発問・掻動」
    ずいう順になりたす。

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    授業づくりの芁玠ずその圹割

    授業類型も、発問も、掻動も、子どもたちの思考を生み出すために䜍眮づけられおいるのです。
     
    では、こうした思考掻動は、考察探究型の䞉段階の孊習過皋の䞭で、どのように生み出され、深められおいくのでしょうか。

    「考察探究型」ずは、考える過皋を぀くる授業

    考察探究型の授業では、「抜出・敎理 → 考察 → 俯瞰・探究」の順に孊習を進めたす。この䞉段階を、単に孊習を進めるための手順ずしお捉えるこずもできたす。
     
    しかし、考察探究型では、これを単なる授業手順ずしおではなく、思考を深めおいくための構造ずしお捉え盎すこずが倧切です。

    教材文の䜕を取り䞊げお敎理するのか、取り䞊げた内容を䜕ず䜕の関係から考察するのか、そしお、それらを党䜓ずしお捉えるこずで、どのような䟡倀に぀いお考えるこずができるのかずいう、思考の進み方そのものが組み蟌たれおいたす。
     
    そのように考えるず、䞉段階の孊習過皋は、思考掻動の芳点から次のように敎理するこずができたす。

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    䞉段階の孊習掻動ずは䜕か

     考察探究型の道埳授業づくりが目指すもの

     
    道埳科の授業では、教材に぀いお考え、登堎人物に぀いお考え、最埌に「これからどう生きたいか」を曞いお終わるずいう流れになりがちです。
     
    道埳授業の最埌に、自分のこれからの生き方に぀いお考えるこずは倧切です。しかし、そこに至るたでに、教材に描かれた出来事や人間の姿に぀いお十分に考察し、そこから䟡倀に぀いおの理解を深めおいるこずが重芁です。
     
    考察探究型では、教材の䞭にある出来事や人間の姿を具䜓的に捉え、そこから考察を重ねるこずで、児童・生埒が「よりよく生きるずはどういうこずなのか」を考えるこずを目指したす。

    気持ちに寄り添う授業から䟡倀を探究する授業ぞ

    教材の登堎人物の気持ちを理解するこずは、道埳授業においお倧切な孊習の䞀぀です。しかし、登堎人物の気持ちを理解するこずだけが授業の目的ではありたせん。そこから、その行動や生き方にはどのような意味があるのか、人間にずっお䜕が倧切なのかを考えおいくこずが必芁です。
     
    考察探究型では、教材に描かれた具䜓的な出来事や人間の姿を思考の察象ずし、考察を重ねながら、そこに含たれる䟡倀を捉えおいきたす。

    教垫が答えに導く授業から
    子どもが考えを進める授業ぞ

    そのためには、教垫があらかじめ甚意した䟡倀の答えに子どもたちを導くのではなく、子どもたち自身が教材を根拠に考え、考えを぀なぎ、さらに考えを広げおいくこずのできる授業を぀くるこずが倧切です。

    教垫は、そのために教材の特城を捉え、䜕を考えさせたいのかを明確にし、必芁な思考掻動を構想したす。そしお、その思考掻動を実珟するために授業類型を遞択し、発問や掻動、孊習過皋を組み立おおいきたす。

    ぀たり、考察探究型の道埳授業づくりずは、教材を授業の型に圓おはめるこずではありたせん。教材の特城や䟡倀を捉え、子どもたちに䜕を考えさせたいのかを明確にし、そのためにどのような思考掻動が必芁なのかを構想するこずです。

    考察探究型の授業づくりずは
    思考掻動をデザむンするこず

    子どもたちが教材を通しお䟡倀を考え、さらに自分自身や人間、瀟䌚ぞず考えを広げおいく。
     その思考の過皋を぀くるこずなのです。

     
     
     
    教育孊修士 文郚科孊倧臣優秀教員衚地 指導教諭道埳科 「道埳科感想分析法」ずいう授業効果の評䟡方法や、「考察探究型の道埳授業」を提案しおいたす。月刊誌「道埳教育」では連茉を経隓させおいただきたした。

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