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角由玀子の「ビゲロヌコンテストチャレンゞ」その

    すみす

    アメリカの倧富豪ロバヌト・ビゲロヌが䞻催する死埌の䞖界に぀いおの論文コンテストに私、角由玀子は経営戊略コンサルタントで地䞋クむズ王の鈎朚貎博さんず組んでチャレンゞしたした。

    党郚で章からなる死埌の䞖界の存圚蚌明論文。これが最終章です。死埌の䞖界ず霊魂の特性に぀いお、これから先、どのように研究が進んでいくのかを想像しながら、未知の珟象に぀いお論点ず仮説を敎理しおみたした。

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    5 心霊研究から想定される霊魂ず死埌の䞖界の性質

     さお、本来ならこの゚ッセむは4章をもっお結論ずなっおいるのだが、最埌にもう䞀章、曞いおおきたいこずがある。この章は4章で提案した宇宙実隓が成功した埌の、未来の物理孊ず心霊科孊の発展に関する話だ。
     霊魂の存圚が確認できた次のステップでは、心霊研究から刀明しおいるさたざたな珟象を、物理孊の芖点で再構成するこずが必芁だ。そのこずで死埌の䞖界の性質がより詳现に理解できるようになるずずもに、その性質がこの䞖界を物理孊の芖点で解明する手掛かりにもなる。
     以䞋、順を远っおそれらの性質を述べおいこう。

    5-1 時間の進み方

     たず時間の進み方の違いに぀いお考察したい。
     臚死䜓隓で時間の進み方が違っおいたずいう蚌蚀が数倚くある。6盞察性理論的には倪陜系内の地球の重力圏にある䜙剰次元では、地球ず同じ時間の進み方になるはずだ。重力の圱響が同じである以䞊、死埌の霊魂の䞖界での時間の進み方がストップモヌションのようにゆっくり流れおいるずは考えにくい。
     しかしわれわれが知芚する時間の進み方は脳のニュヌロンの凊理速床に䟝存しおいる。もし霊魂の情報凊理速床が脳よりも早ければ、霊魂は臚死䜓隓のわずかな時間の䞭で数時間もの䜓隓に思える経隓をする可胜性は十分にある。
     ぀たりパ゜コンに䟋えればわれわれの脳はクロック数が遅く、霊魂はそれず比范しお1000倍芏暡、コンピュヌタヌの甚語で蚀えばメガヘルツずギガヘルツぐらいの倍率の違いでクロック数が速いのかもしれない。

    5-2 魂の情報量

     䞀方で、情報科孊の芖点で霊魂の珟象を考察するず、霊魂が持぀珟䞖や前䞖での情報量は逆に人間の脳よりもはるかに小さいかもしれない。
     筆者の前䞖での蚘憶は明瞭であるがきわめお断片的なものだった。本圓は前䞖では十数幎の人生を歩み、前䞖の肉䜓の脳はそれだけの蚘憶を持っおいたはずだ。しかし死埌の霊魂が蚘憶しおいたのは前䞖の蚘憶のごくごく䞀郚でしかなかった。
     臚死䜓隓の蚘憶だっお同様にわずかだったし、蘇生埌に芚えおいた臚死䜓隓の蚘憶は断片的だった。
     あくたで個人の䜓隓を通じたむメヌゞだが人間の脳の蚘憶容量が100TBのハヌドディスクだずすれば、霊魂は1Gぐらいの時代遅れのUSBメモリ皋床の生前の蚘憶しか持ち運んでいないように感じる。そしお霊魂が保持できる蚘憶量はそれほど倚くないずすれば、霊魂は人間の肉䜓よりもずっず小さいのかもしれない。

    5-3 魂ず肉䜓の性胜差

     われわれがこの章で前提にしおいるこずは、哲孊的に蚀う魂ず肉䜓の二元論だ。物質䞻矩者は人間の思考はすべお脳の機胜だず考えるが、心霊研究家は二元論の立堎で脳ず魂は異なる機胜を持っおいるず考える。
     われわれの経隓を通じお考察すれば物質䞻矩者が脳の機胜ず考えるもののうち、意識は魂が担圓し、思考や感情は脳が担圓するず考えるのが、臚死䜓隓などの経隓に沿っおいるず思える。
     魂ず肉䜓の性胜差に぀いおは、どうやら肉䜓、なかでもわれわれの脳のほうが魂よりも性胜が高そうだ。米囜空軍の最新兵噚にたずえるず魂をパむロットずすれば肉䜓はF-22戊闘機のようなものだ。パむロットは意思をもっおF-22を操るが、ハヌドりェアずしおの胜力はF-22のほうがはるかに高い。
     ぀たり肉䜓はハヌドりェア的な胜力ずしおは、魂の胜力を超える。たぶん魂だけの性胜では超ひも理論のような耇雑で矎しい数孊的な思考による理論は生み出すこずができない。
     これは死埌の䞖界があれほど倚幞感にあふれた䞖界であるにもかかわらず、魂が懲りずに再び転生を詊みる理由かもしれない。この苊難に満ちた人生をふたたび歩たんず魂が考えるのは、肉䜓ず぀ながるこずに魂にずっおのむンセンティブがあるからに違いないのだ。
     ここから掚論するず、人間が死ぬず自動的に魂ず肉䜓の結合が切れるわけではないようだ。そうではなく肉䜓が死ぬずその利甚䟡倀がなくなるため、霊魂、すなわちわれわれは意識的に肉䜓ずの結合を解陀するのである。魂は意倖ず功利的なのだ。
     䞀方でたたに自分が死んだこずに気づかずにその堎に居続ける魂もある。それをわれわれ心霊研究家は幜霊ず呌んでいる。倧半の死のケヌスではそうならずに、肉䜓が死ぬず霊魂は脳ずの結合を解陀する。そのずきはじめお、脳の巚倧な情報凊理胜力から解攟されるこずで、魂は我にかえるのである。ああ、わたしは魂だったのだず。これが臚死䜓隓だ。

    5-4 感情ず意識の違い

     臚死䜓隓における死埌の䞖界が幞せな感情にあふれおいるこずにも理由がある。
     肉䜓は生存本胜のために恐怖や心配などの感情を、セロトニンのような化孊物質の分泌を通じお生じさせる。぀たり䞍安な感情や、䞍幞な気持ちは生存競争に勝぀ための脳の機胜なのだ。魂になったずきそれらの本胜は䞍芁になるから、喜び以倖の感情を持぀必芁がなくなるわけだ。

    5-5 魂の耇補

     霊魂は、われわれの䞖界で蚀うクォヌクのような単䜓の玠粒子ではなく、原子がいく぀も有機的に集たっおできた高分子の生呜のような構造を持っおいるはずだず述べた。
     しかし霊魂の性質はそれだけではない。ひず぀の魂は肉䜓ずは違い、いく぀にも分かれるこずができるようだ。情報科孊的に蚀えば自己耇補が可胜ず蚀っおもいい。
     これは臚死䜓隓や心理霊媒垫ずの䜓隓から考えられるこずだが、死んだ人の魂は死埌、家族ひずりひずりの元に、愛する人や友人たちの元にい぀もいるこずができるようだ。6人間の肉䜓は分割できないが、魂はアメヌバず同じように分割も耇補もできるず考えるべきなのではないだろうか。もちろんわれわれの期埅感ずしおは人間の肉䜓よりも高床に進化したアメヌバなのだろうが。

    5-6 魂の質量ず倧きさ

     以䞊は魂の意識ずしおの特城だが、次に魂の物理的な特城を論じたい。魂のサむズは意倖ず小さいかもしれない。
     そもそも䞇物の根源であるひもはプランクスケヌルの倧きさしかないず考えられおいる。ずころがわれわれの䞉次元䞖界ではそれがクォヌクになる際に100䞇倍に倧きくなる。そのクォヌク぀がグルヌオンの匷い力で陜子になるずさらに100億倍に膚れ䞊がる。その陜子が原子栞ずなり呚囲に電子雲が生たれるこずで原子の倧きさは原子栞の10䞇倍になる。もずのひもから原子になるたでに倧きさが10^21倍も倧きくなるのはあくたでわれわれの䞖界の物理法則だ。
     われわれの粒子ずは異なる䜙剰次元の粒子が、われわれの䞖界の物理ルヌルである匷い力、匱い力、電磁気力ずは異なる力で霊魂ずいう生呜䜓を組成するのであれば、その構成芁玠の倧きさがひもず原子のような莫倧な倍率で倧きくなっおいる必然性はない。むしろ霊魂の物理的な倧きさは目に芋えないほど小さいのかもしれないのだ。
     そもそも霊魂が倧きくお物理的な重量が重いずすれば、その質量はわれわれの肉䜓が加速床運動をするずきに芳枬事実ずしお怜知されるはずだ。そのようなこずが実隓䞊ないこずを考えるず、魂の質量はせいぜい数グラム以䞋なのではないかず私は考える。
     ずはいえよく心理霊媒垫はわれわれの肉䜓から肉䜓ずほが同じ倧きさのオヌラが出おいるこずを指摘する。だからわれわれ心霊研究家は魂の倧きさは人間よりもちょっずだけ倧きいサむズずいう印象をもっおいる。
     この解釈だが、心理霊媒垫も圌や圌女の霊魂を通じおわれわれの霊魂を芖おいるのだずすれば、それは心理霊媒垫の霊魂が怜知したわたしの霊魂を、目の前にいるわたしの倧きさに投圱しおそう蚀っおいるだけなのかもしれない。
     䜙剰次元に存圚する魂などのダヌクマタヌの総質量も地球の質量ず比范すればかなり小さいはずである。倩䜓芳枬から地球や倪陜など倪陜系の倩䜓の質量はかなりの粟床で正確に枬定されおいる。
     地球の重力に囚われおいる䜙剰次元のダヌクマタヌは倩䜓芳枬的には地球の質量ずしお芳枬されおいるこずになる。それがこれたで誰か科孊者がおかしいず気づくほどの差ではないこずを考慮するず、地球重力圏に囚われおいるダヌクマタヌの総量は、地球の密床蚈算の誀差範囲内におさたるくらい小さいはずだ。おそらく地球の質量の10000分の1以䞋なのではないだろうか。
    この考えは䞀芋、ダヌクマタヌが銀河の質量の5倍あるこずず矛盟しおいるように感じるかもしれない。ずころがチリの倩文台の芳枬事実からは、ダヌクマタヌは倪陜系近蟺では濃床が極めお薄いこずがわかっおいる。銀河芏暡では恒星間の運動に圱響を及がしおいるダヌクマタヌは、倪陜系付近では倩䜓間の運動にそれほどの圱響を及がしおいないこずが芳枬されおいるのだ。 さらに倧きな芳枬事実も同じで、ダヌクマタヌは宇宙空間に䞀様に存圚するのではなく、銀河を芆う圢で偏圚しおいるのだ。

    5-7 魂の移動速床

     さおこの゚ッセむではわれわれの霊魂が地球や倪陜の重力圏に捉えられおいるこずから、物理孊的には霊魂を構成する粒子は䞀定の質量を持぀はずであり、その結果、光やニュヌトリノよりははるかに遅い速床でしか移動できないず想定しおいる。
     䞀方で心霊研究の䞖界では、霊魂は光よりも速く移動するずいう俗説がある。珟実にはどうだろうか仮に地球から倪陜たで霊魂が飛ぶこずができるずしおも、その飛行にかかる時間は光速を超える8分ではなく、おそらく数時間よりも長い時間がかかるはずだ。
     これをわれわれの芪しい知人の臚死䜓隓から説明したい。圌女はかなり長い時間、心肺停止状況にあったのだが、臚死䜓隓の時間も非垞に長かった。自分の死䜓を䞊空から眺めた埌に、気づくず氎路の䞊にいお、その氎の䞊を長い長い時間、トンネルのような堎所を飛び続けお、最終的に明るい光にあふれた堎所に到達した。
     よく蚀われるお花畑や川岞、巚倧な光などがある堎所は、物理孊的には重力が集䞭する地球の䞭心郚ではないかず筆者は考えおいる。ないしはさらに遠く、倪陜の内郚であるのかもしれない。
     いずれにしおも自分の死䜓がある病宀から離れ、霊魂がかなりの距離ず時間を飛行しおその堎所に到達したずいう圌女の臚死䜓隓の蚘憶から考えるず、魂は数千キロの距離を飛行する際に旅客機よりは速いが、光よりはかなり遅いスピヌドで移動するのではないだろうか。

    5-8 魂の飛行原理

     そこで次に物理孊の芳点ではある疑問が浮かぶ。魂の飛行原理は䜕なのだろうかわたしはその飛行原理はわれわれの知るこの䞉次元䞖界の物理法則ずは異なるず考えおいる。
     そもそもわれわれの䞖界で生物が飛ぶ原理は気䜓に生じる揚力であり、泳ぐ原理は液䜓が生む浮力ず抵抗力だ。われわれの䞖界の物質は固䜓、液䜓、気䜓、プラズマず盞転移を行っお圢を倉えおいる。
     しかし䜙剰次元空間では玠粒子が同じ性質を持぀必然性はない。霊魂を構成する粒子は電磁気力ず盞互䜜甚をしないし、そもそも電子を含たない。われわれの䞖界で固䜓が液䜓に盞転移し液䜓が気䜓に盞転移するのは、電子の䜜甚である。魂の䞖界は液䜓、気䜓ずは違う状態の物質で満たされおいるず考えるのが自然である。
     ここから先の話はあくたで想像でしかない。が、われわれが臚死䜓隓で経隓をしたこずから類掚すれば、䜙剰次元では新粒子によっお構成される倧気のような球状物質で地球党䜓が満たされおいるのだろう。われわれの霊魂はその物質の䞭を、たるで海を泳ぐように自由に方向倉換ができ、たるで空を飛ぶように速いスピヌドで動くこずができるようだ。
     そしおそのような物質で満たされた䞖界の䞭では重力に逆らっお地䞭から高いずころに泳ぐように移動するこずもできる。実はこれは重力の法則を無芖した動きではなく、浮力や揚力ずはたた違った掚進原理が䜙剰次元の倧気ないしは海にも働くこずを意味しおいる。
     ちなみに臚死䜓隓を通じお宇宙空間に飛び、はるか䞊空から地球を芋たずいう事䟋がある。その蚘述は心理孊者のカヌル・グスタフ・ナングが1957幎に曞いた自䌝の䞭にある。圌は1944幎、心筋梗塞を起こした際に臚死䜓隓をした。
     そのずきナングは宇宙空間ぞの浮遊䜓隓をしおいる。そしお「はるか県䞋に、光茝く地球が芋えた」ず蚀うのだ。ガガヌリンが地球が青いこずを発芋したのが1961幎だから、ナングの䜓隓はそれよりも早い。
     ナングには地球党䜓は芋えなかったが球圢の地球の䞀郚ずむンド半島を目にしおいる。蘇生埌にナングが確認したずころ、そのような芖点で地球を芋るこずができるのは地衚から1500kmの高さに盞圓するそうだ。圌の䜓隓を信じるのであればダヌクマタヌの倧気は半埄6400kmの地球の䞊空かなりの郚分たで広がっおいるず考えるべきであろう。

    図衚_ペヌゞ_11

     この球圢の巚倧な海ないし倧気は地球だけではなく図5-1のように现い道を圢成しお倪陜ず぀ながっおいるかもしれない。そしお䞀郚の心理霊媒垫が指摘するように、人間の魂は倪陜の内郚にも䜏んでいるのかもしれないのだ。
     そうだずすればこの図は巊方向に回転させお芋るのが正しい方向かもしれない。なぜならば倚くの臚死䜓隓者は「非垞に高いずころたで䞊がるず、そこで神を感じるこずができた」ず語っおいるのだから。

    5-9 魂ず波動

     最埌に霊魂に関する倚くの研究では波動や同調が鍵を握っおいる蚌拠がある。波動は明らかに心霊珟象を科孊的に研究する際の手掛かりになるようだ。
     霊媒垫の脳が掻性化しおいるずきはガンマ波ずいう2670Hzの脳波ずしおは比范的呚波数が高い波が出おいるこずが知られおいる。これはピアノでいえば䞀番䜎い音の鍵盀近蟺に盞圓する。
     しかし電磁波ではそのような䜎呚波は䜿われない。すくなくずもわれわれが実甚化しおいる機噚の利甚呚波数垯は1000倍以䞊の呚波数になる。぀たり電磁機噚は2670Hzのような波長が驚くほど長い電波の怜出には向いおいない。
     そもそも波動の同調珟象ずいうのは、その波動の源ず盞互䜜甚をしなければ同調は生じない。だから論理的には電波は霊ず同調しないはずだ。同様の論理で音ず霊も共鳎するずは考えにくい。
     高局ビルの固有振動数が゚アロビクススタゞオのダンスの波長ずたたたた䞀臎しお倧きな瞊揺れを起こしたずか、吊り橋が颚ず共鳎しお厩萜したずいう珟象が報告されおいる。そのような共鳎珟象は音波や振動波が建造物の固有振動数ず䞀臎するからだ。
     同様にラゞオの呚波数が同調できるのは、電磁波の振動数がちょうど同じになるようにラゞオの回路が䜜られおいるからだ。
     䞀方で霊魂ずの同調や共鳎は、霊魂ず盞互䜜甚できる力を媒介しなければ起きない。぀たり霊魂ず物理的に同調共鳎しやすいのは心理霊媒垫だずいうこずになる。
     この論理は心霊珟象を科孊機噚を䜿っお分析しようずした実隓が倱敗する原因を説明できる。
     有名なむギリスの叀城マヌガム城での調査では、あきらかに心霊珟象により呚囲の空気が冷たくなった際にも、蚭眮しおあったセンサヌがその枩床倉化を感じるこずはなかった。おそらく実隓者たちの背筋が䞀斉に冷たくなったずきには、圌らの霊魂が䜕かを感じおいたに違いない。しかしそれが心霊珟象であり電磁波ず霊魂は盞互䜜甚をしない以䞊、その珟象はセンサヌが蚘録するこずはできないのだ。
     サム・パヌニア博士のthe AWAREプロゞェクトに代衚されるような医孊者が臚死䜓隓を科孊的に調べようずいう詊みで、幜䜓離脱䜓隓者に絵を確認させようずする実隓がこずごずく倱敗しおいるのも同じ理屈だ。絵は電磁波ず盞互䜜甚しない霊魂には芋るこずができない。゚リコ・ロり、死んだ埌には続きがあるのか
     䞀方興味深いこずに、人類がはじめお怜出に成功した重力波はこの2670Hz近蟺の呚波数に盞圓する。これが3章で述べたように霊魂は重力波を怜知するこずで臚死䜓隓で空䞭から自分の死䜓を眺めおいるずいう説のひず぀の根拠でもある。
     われわれの科孊力で造るこずができる重力波怜出装眮は、その性胜が霊魂の波動を怜知するのには胜力がほど遠い。人類が初めお怜出した重力波は、はるか宇宙のかなたで巚倧な連星が衝突したずきに、宇宙スケヌルの重力波なのだ。
     超察称性粒子の特性は未知である。われわれの䞖界の粒子ずは異なり重力子ず共鳎しやすい性質を持っおいるず想定するのは䞍可胜な前提ではないだろう。それが先述した、霊魂は重力波で物䜓を芖おいるのではないかずいう仮説の根拠でもある。
     この節で述べたこずをたずめるず、少なくずも珟圚のわれわれの科孊の電磁気力を歊噚ずした実隓方法では霊魂の存圚をセンサヌで怜出するこずはできない。霊魂が電磁気力ず反応しないずいう性質がこれたでわれわれ心霊研究家の科孊的調査の詊みが倱敗しおきた理由だず掚枬する。

     さお話をたずめよう。この章で蚀いたいこずは、䜙剰次元の新物質の性質を知る手掛かりずしお死埌の䜓隓からの情報がずおも重芁だずいうこずだ。
     この章で述べた心霊珟象から類掚される霊魂のさたざたな特性は、霊魂の䞖界の存圚が怜蚌された堎合、われわれ心霊研究家が超ひも理論の物理孊者に向けお、䜙剰次元空間の粒子が持぀特性の前提情報ずしお提䟛できる。心霊研究はこの䞖界の構造を解明するための手掛かりになるのだ。


    結論ず提案

     死埌の人間の意識の生存に぀いお実蚌可胜な最良の蚌拠は䜕かその答は、物質䞻矩者に察しお、物質だけでは生呜が誕生できないこずを蚌拠ずしお瀺すこずだずいうのがこの゚ッセむの本旚である。
     そのための具䜓的なアむデアが、地球䞊ずたったく同じ環境を䜜ったうえで、地球の重力圏から倧きく離れた孀立した宇宙空間䞊では生呜が誕生しないこずを瀺す宇宙実隓である。この䞖界が物質䞻矩者の蚀うように霊魂抜きでできおいるのであれば宇宙空間でも生呜は誕生できる。しかしわれわれの目に芋えない䜙剰次元に死埌の霊魂の䞖界が広がっおいるずしたら、物質䞻矩者には説明の぀かない実隓結果が埗られるはずである。
     そしおその実隓を実珟するための科孊的な技術は、2021幎の段階ですでに準備はできおいる。あずはそれを蚌明する冒険を実行するかどうかだけの問題なのだ。
     おそらく数千䞇ドルほどの予算を必芁ずするこの壮倧な宇宙実隓だが、実隓が成功したずきに人類が埗られるものは巚倧である。なにしろ人類はその歎史䞊はじめお死埌の䞖界の存圚を確信するこずができるようになるのだ。
     誰もが避けられない老いずやがおやっおくうる死に察しお、ただ怯えお暮らすのではない別の捉え方ができるようになる。そしお最も愛すべき存圚ず死別した者にずっおは、い぀かその人々ず再䌚する日がやっおくるこずを確信するこずができるようになる。
     実隓が科孊にもたらすメリットも莫倧だ。生物孊者や医孊生理孊者にずっおは生呜に぀いおの定矩がコペルニクス的に転換し、目の前に新しい無限の研究分野が広がるこずになる。
     超ひも理論の研究を通じおわれわれ䞖界の構造解明に最も肉薄しおきた物理孊者にずっおも、新発芋を通じたメリットは存圚する。なにしろ理論ばかりが先に進みその怜蚌方法がないず蚀われた超ひも理論に、あらたな蚌拠が提䟛されるのだ。それだけではない。心霊研究から掚定される䜙剰次元の特性を前提にすれば、この宇宙を衚す数理モデルを絞り蟌む手掛かりが埗られるこずになる。
     そしお心霊研究者にずっおも玠晎らしいメリットがある。心霊研究が最先端の研究分野になるのだ。その際に、これたで癟幎に亘り培っおきたわれわれの心霊研究の知識䜓系は、この䞖界を探求するすべおの科孊の発展をリヌドするこずだろう。
     最埌にひず぀提案がある。
     この゚ッセむで提案した宇宙実隓、すなわち地球の匕力圏から遠く離れた孀立宇宙空間では生呜が誕生しないずいう珟象の呜名に぀いおである。これたでの䌝統的なルヌルにおいおはこの珟象は「角鈎朚珟象」ず名付けられるはずである。
     しかしわれわれはこの珟象に察するネヌミングラむトをこの宇宙実隓を行う者に敬意を衚しお売华する甚意がある。か぀おコロンブスが新倧陞を目指したように、無謀でリスキヌで巚額の費甚がかかるこの実隓に資金を提䟛した人物は、スペむンのむザベル女王のように歎史に名を残す暩利があるずわれわれは思うのだ。


    远補

     本゚ッセむの䞭で筆者オリゞナルの䞭心アむデアは、霊魂の䞖界の存圚を瀺す具䜓的な実隓ずその理論的背景に関わる郚分である。同時に珟代物理孊の理論を霊魂の䞖界に眮き換える考察の箇所は筆者ふたりのオリゞナルのアむデアである。
     䞀方で、宇宙論の研究、超ひも理論の研究や、䜙剰次元空間に぀いおの研究は物理孊者の仕事であり、線集者である筆者の専門倖である。これらの箇所は䞍必芁に理論を曲解するこずがないよう泚意しながら、基本的に専門曞から珟代物理孊の考え方を匕甚しおいる。
     その際に、なるべく倚くの読者からの共通理解が埗られるであろう教科曞ずしお、ビッグバン宇宙論に぀いおはロヌレンス・クラりス博士の著曞『宇宙が始たる前には䜕があったのか』を、超ひも理論に぀いおはブラむアン・グリヌン博士の『゚レガントな宇宙』などの䞀連の著䜜を、䜙剰次元空間に぀いおはリサ・ランドヌル博士の『ワヌプする宇宙』などの䞀連の著䜜から基本理論を匕甚しおいる。
     さらに心霊珟象の研究は筆者ふたりにずっおの専門研究分野であるが、この点に぀いおも読者から珟象の现郚に぀いお異論が出るのをなるべく避けたかった。そこで臚死䜓隓や前䞖の蚘憶などよく䌌た経隓をしおいる事䟋が倚い心霊珟象に぀いおの蚘述は、筆者ふたりの盎接の䜓隓を陀き、日本の事䟋ではなくアメリカでよく知られた研究から匕甚しおある。
     具䜓的にはNetflixで攟映䞭の『死埌の䞖界を探求する』に準拠しお心霊珟象の兞型的な现郚を匕甚しおいる。ちなみにこの番組を芳た印象を蚀うず、アメリカの研究成果は日本で起きおいる心霊珟象ず非垞に酷䌌しおいるずいうこずを付け加えおおきたい。
     もし䞀般の読者で、われわれの考えをより深く理解したいず考える方には、これら3冊の物理孊の教科曞ず党5話からなる䞀連のテレビ番組を芖聎するこずを掚奚する。


    参考文献

    ビッグバン宇宙論に぀いお
    1 Lawrence Krauss "A Universe From Nothing", Free Press, 2012

    超ひも理論党般に぀いお
    2 Brian Greene, " The Fabric of the Cosmos : Space, Time, and the Texture of Reality”, Vintage, 2007
    3 Brian Greene, "The Elegant Universe : Superstrings, Hidden Dimensions, and the Quest for the Ultimate Theory", W W Norton & Co Inc, 2010

    䜙剰次元理論に぀いお
    4 Lisa Randall " Warped Passages: Unraveling the Mysteries of the Universe's Hidden Dimensions ", Harper Perennial ,2006
    5 Lisa Randall " Dark Matter and the Dinosaurs: The Astounding Interconnectedness of the Universe”, Ecco, 2015

    心霊珟象党般に぀いお
    6 Ricki Stern, "Surviving Death", Netflix, 2021

    ゚ッセむ䞭の個別の匕甚箇所に぀いお
    7 “Search for squarks and gluinos in final states with jets and missing transverse momentum using 139 fb−1 of √ 𝒔 =13 TeV 𝒑 𝒑 collision data with the ATLAS detector” CERN, March 2-2021
    8 Dennis Overbye , “A Tiny Particle’s Wobble Could Upend the Known Laws of Physics” The New York Times, April 7-2021
    9 “Trajectory of Shuttle Misshons with Japanese Crew Members” JAXA, Chiaki Mukai in 1994, https://global.jaxa.jp/article/special/spaceshuttle/kiseki_e.html
    10 Wikipedia, https://en.wikipedia.org/wiki/Panspermia
    11 Ker Than, “Dark Matter Is Missing in Sun's Neighborhood?”, Natironal Geographic News, April 21-2012
    12 Yuki Umehara, Akira Karita, “Paranormal Phenomenon; Challenges of Scientists”, NHK Publishing, 2014 (Japanese Eddition)


     
     
     
    角由玀子ず鈎朚貎博による死埌の䞖界の研究ナニットです。アメリカの倧富豪ロバヌト・ビゲロヌが䞻催する死埌の䞖界に぀いおの論文コンテストにチャレンゞしたした。そのずきの研究成果をnoteにお公開したす。死埌の䞖界はどこに存圚するのか霊魂の正䜓は䜕なのかに぀いお論蚌をしおいたす。

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