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読曞感想 『衚参道のセレブ犬ずカバヌニャ芁塞の野良犬』 若林正恭  「䞖玀の成熟の方法」

     著者の若林は、芞人であり、オヌドリヌずいうコンビを組み、挫才をし、毎週土曜日に、オヌドリヌずしお深倜のラゞオを続けおいる。

     その攟送は、若林ず春日俊地の二人が、それぞれ長い時間トヌクを担圓し、しかも、オヌプニングも分以䞊続いたりもする。

     アむドルグルヌプのAKBの総監督が、高橋みなみだった頃、これからステヌゞに行く時の円陣の䞭で、〝みんな、オヌドリヌさんのラゞオ聎いおるトヌクの勉匷になるよ〟ず、蚀っおくれおいるそうですが、みたいなこずを、若林がそのオヌプニングで語っおいたこずもあった。それは本圓かどうか分からず、笑いを生む話題でもあったのだけど、それを、どこかで玍埗しおしたうようなラゞオの質であるのは、間違いないず思う。

     オヌプニングトヌクの䞭で、こんな意倖な話も聞いた。ここからは、少し蚘憶があいたいなので、ちょっず違うかもしれたせん
     若林は、最近、家庭教垫を雇っおいる。それも倧孊院生で、カフェかどこかで、毎回テヌマを決めお、話をしおいるそうだ。たずえば、『少し䞊の䞖代で、䜕かいいものを持たないずダメだよ、ずいったこずぞ反発しおしたう』ず若林が語るず、その倧孊院生は、「じゃあ、産業革呜のあたりから勉匷したしょう」ずいった答えがかえっおきお、そしお、課題が出る。

     ずきおり、博物通みたいな堎所の䌁画を芋に行くように、ずいったこずも宿題に出されお、かなり深く本質的に孊べる環境を䜜っおくれる優秀な倧孊院生がいるこずぞの驚きず、そういう人に孊べるうらやたしさず、すでに、いわゆる「売れっ子芞人」ずなっおいた若林が、そうした機䌚を自ら䜜っおいるこずに、貪欲さず凄みも感じた。

     幎月に歊道通で、オヌルナむトニッポン呚幎のむベントをするのを知り、そういう話も聎いおいたので、芋たいず思っお、私は、回抜遞に申し蟌んで、党郚はずれた経隓がある。
     だから、これを曞いおいる人間も、半分くらい「リトルトゥヌス」オヌドリヌのオヌルナむトニッポンのリスナヌなので、そういう偏りがあるず思っお、読んでもらえるず幞いです。


     この本は、キュヌバに行く話でもあり、どうしおそこぞ行きたいず思ったのか行った著者が䜕を芋お、䜕を感じお、䜕を考えたのかそんなオヌ゜ドックスな玀行文でもある。

     ただ、今、こうした本を読むず、コロナ犍以前の感芚ず、読者ずしおの自分が、どう違っおいるのか、ずいったこずも確認できるかもしれない。今は、こうした海倖ぞ出かける、ずいうこずが、ずおも莅沢なこずに思えたりず、幎の出版圓時ずは、たた違った䟡倀を持っおきおいるず思う。さらにいえば、これから先に、玀行文ずいうもの自䜓が、成立するかどうかたで、読むこずで、考えるきっかけになる可胜性たである。


     本の䞭には、キュヌバに行く以前のこずも含たれおいる。
     著者は、ずっず思春期の感芚を持ち続けおいお、それを自芚し぀぀、そんな感芚からどうしおも離れられない気持ち悪さを自身で自芚しながらも、その感芚を切り捚おるこずにも抵抗感があり、それでも、成熟や成長に぀いお考え続けおいる蚘録ずしおも曞いおいる。

     ただ、それは、䞖玀の珟代を生きる人間ならば、誰もが䞀床は考え、そしお、瀟䌚に適応するために、い぀の間にか忘れがちな、実は重芁なこずばかりかもしれない、ず思わせおくれるような蚀葉が、本のあちこちにある。

     たずえば、ニュヌペヌクに行った時の奇劙な感芚を、こう蚘しおいる。

    ここから発信されおいる䟡倀芳が、倪平掋を枡っお東京に䜏むがくの耳たで届いおいたのではないだろうかずいう盎感だ。
    「やりがいのある仕事をしお、手に入れたお金で人生を楜しみたしょう」

     家庭教垫でもある倧孊院生ずの䌚話は、こうも曞かれおいる。

    「先生、知るこずは動揺を鎮めるね」
    「若林さん、孊ぶこずの意味はほずんどそれです」 

     珟代特有の蚀葉に関しおの、こうした蚘述もある。

    「コミュ障」「意識高い系」「スペック」「マりンティング」「オワコン」  。どの蚀葉にも冷笑的なニュアンスが蟌められおいお、圓事者性が感じられない。

     そしお、キュヌバに行き、こんな感想も発しおいる。

    この目で芋たかったのは競争盞手でない人間同士が話しおいる時の衚情だったのかもしれない。

     ずおも正盎で、そしお最埌は意倖な展開も甚意されおいお、芋事な流れもある。著者の成長の蚘録でもあり、「䞖期の成熟の方法」の具䜓䟋の䞀぀ずも読める。ここたで匕甚しおきた著者の蚀葉に、いい意味での匕っ掛かりが少しでもあった方になら、オススメ出来る本だず思いたす。



    基本デヌタ
     
    「衚参道のセレブ犬ずカバヌニャ芁塞の野良犬」 若林正恭

     株匏䌚瀟KADOKAWA  幎月日初版発行

    幎月。東京郜倧田区内の図曞通で予玄しお取り寄せおもらった。カ月半くらい埅った。次の予玄も入っおいた。


    他にも、いろいろず曞いおいたす↓読んでいただけたら、幞いです。

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    読曞感想 「それを、真の名で呌ぶならばヌ危機の時代ず蚀葉の力」  レベッカ・゜ルニット 著  枡蟺由䜳里 èš³

    読曞感想 「玔床の高い匷い぀ながりを描いおいる䜜」ヌ 「平堎の月」「倫のちんぜが入らない」「最高の任務」。


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    幎月投皿開始。珟圚、蚘事数は玄。「曞くこずが、仕事になる」を目指し、幎月からは、毎日、noteに投皿を続けおいたす。暮らしたわりの出来事を、曞くこずが倚くなりたした。東京郜圚䜏。

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