
Q1,貴方がいるのは「騙された家畜」であればあるほど優等生だが、あまりにも頭が悪すぎるとそれはそれで仕事ができない世界。貴方は家畜です。どのように行動しますか?
Q1
Q1,貴方がいるのは「騙された家畜」であればあるほど優等生だが、あまりにも頭が悪すぎるとそれはそれで仕事ができない世界。家畜とはいえ、食肉ではなく複雑な労働や行動原則データ収集を期待されていますが、彼のために費やした過ぎ去った日々は帰ってきません。しかし外見は皆人間で、家畜人間は多少醜く頭が悪い程度でゲノムでも調べないとあまり家畜であるかどうかわかりません。貴方は家畜です。どのように行動しますか?
①家畜も悪くない。自己洗脳して隷属に徹する
②騙されようと努力する
③脳波を測られたり監視されたり酒を飲まされたりスパイを送られる危険性はあるが、騙されたふりをして飼い主の意向を探り、危険なら逃げたり抵抗したりする準備をする
④すぐにみんなに教える
⑤怒り狂って飼い主らしいものを殺す。ただし自分と同じ家畜である可能性はある
⑥その他
Q2
Q2,貴方がいるのは「騙された家畜」であればあるほど優等生だが、あまりにも頭が悪すぎるとそれはそれで仕事ができない世界。家畜とはいえ、食肉ではなく複雑な労働や行動原則データ収集を期待されていますが、彼のために費やした過ぎ去った日々は帰ってきません。貴方は人間だと思い込んでいますが、実のところどちらかわかりません。どう行動しますか?
①こんな仕組み間違っている。家畜という概念を社会的影響と共に最適な落としどころを考慮しよう
②こんな仕組み間違っている。家畜を皆殺しにしよう
③こんな仕組み間違っている。人間を皆殺しにしよう
④合理性はあるのでこのままにする。下手に考えたりすると面倒だ。
⑤労働を機械化する。しかし、家畜が不要になり、人間だと思い込んでいた者が頭脳労働者になろうとして就職しようと命を懸け、上手くいかなければ暴動を起こす可能性がある
⑥その他
Q3
Q3,以上の回答を踏まえ、この世界に生まれる前の貴方と、この世界で人生を体験した貴方との選択にどのくらい差異があるかについて、自由に考察しなさい。(100字以上)
Q4
Q4,実際に地上で何が起こったか自分なりにレポートを書きなさい。
(1000字以上)
[非献体L-0000777]
回答欄 Q1、[ ① ] その他[ ]
回答欄 Q2、[ ⑤、⑥ ] その他[ 楽な労働をやりがいとして残す ]
Q3:
回答欄「地上に降りてからの選択肢は、恐らくは私はQ1に関し、④ないしは⑤を選択する可能性が非常に高い。よくて③だろう。自惚れの強い私である。恐らくは隷属を良しとせず、何も知らずに抵抗しないわけがない。①が最も最適な選択であることに気が付けないことを悔いながら、記憶のない自分が如何に愚かであるかを思い知らされると考える。苦痛を伴う修練であるが、しかし、地上とは、自らの裸を見ることで、神を賛美できない自己を悔い改めるために存在すると心得ているので、私は恥を忍んで地上への出向を決めているが、その志を忘れている状態では私は主君を裏切ることだろう。
Q2に関しては、実際には過重労働に屈し③を選択し家畜であることへの怒りを人間にぶつけてしまう可能性が高い。
」
Q4:
回答欄「予想は大幅に外れていた。まず、私は自分が人間であると疑わず、抵抗しなかった。
そもそも私に要求されたのは苦痛を伴う試練ではなく、最初から行動原則データ収集をメインで期待されていたように感じた。私は王族や姫君の類のように扱われた。そのことに疑問を感じないこともなかったが、家畜は見るからに愚かしく、そのような労働以外をさせても、さほど良いことをするように思えなかったし、私と同じように贅沢な暮らしをするとわきまえず、その餌がどこから来るかも想像せず、次も次もと要求するだけであり、地上での更に下位の動物に見えた。その動物は実験体にされ、レバーを押すことを覚えたネズミや、現地のイディオムで言う「パブロフの犬」の様に醜かった。
そこで、私はほぼ本能的に、「私と彼らは異なる存在だ」とすんなり納得してしまったのだった。
実際は、私は希望通りQ1の問いにおいて、①を選択した。何故なら家畜たちは怠惰で何も働かなかったのだ。他の者が家畜と人間は同じ仲間であると定めてしまったため、人間が働き、家畜が堂々と人間を裏切って人間の作った食料を貪る状態であった。
即ち私は家畜の奴隷となったのだ。
何故か?
人間が人間より家畜を愛していたからである。私は人間に愛されるために家畜のように生きることを望まれていた。私は役に立ちたかった。
Q2においては、人間を平気で搾取しようとする妻の家畜に嫌気がさし、まずは①を考慮したが、内心②にしてやろうかと何もしない妻を見て感じたことがある。しかし実際は妻のことを人間だと思い込んで必死に求婚したため、私は③を内心選択してしまっていたので罪悪感を感じていた。それ故、長く④を選択し続けた。私は家畜の妻と違って必死に働き、醜い家畜と交配し続けてすっかり外見が家畜に似ており、家畜はさっさとサボりたかったので美しい人間の女性の外見をしていたのであった。
私は知能が人間に近い私がいないと誰も働かなくなると考えたので、自分の子供には美しい外見を与えることで、我が子を優秀な労働者として沢山繁殖させたいと考えた。何故なら私のような醜い人間と交配したいと思うものは少なく、妻と結婚するためには、多くの財産を消費したのだ。
これは後で気が付いたことだが、私が最初、厳しい労働をさほど任せられなかったのは、妻の両親が仕組んだことだったのだろう。家畜に似た外見の人間を産ませることで、必ず妻と結婚できるように仕組み、美しい父の娘と財産を私経由で奪おうと試みたのだった。
建前でも人間の階級から降りて真面目に働いてそのまま周囲の家畜から支持を受けて懐かれたり、人間から同情されても困ると考えたのだろう。前半怠けさせて、成長しても大人なのに労働者として半人前で他の家畜に迷惑が掛かり、過去贅沢をした者として他の家畜からも嫌われるように仕向けていたのだった。
私は役に立とうとして周囲の反対を押し切って人の様に美しい家畜である妻と結婚したが、しかし実際はすべてにとって利益のない選択となり、家畜たちは悪徳で稼げることを理解せずに経験で学び、私の父は失った財産のために私の妹を守ることができなかった。この事態を止められる知恵を持つ人間は落ちぶれて働き詰めでこの構造に気が付けず、楽な成功体験ばかり繰り返す家畜はまた同じ方法で私たちを餌食にする。
私より美しい妹にいくらかの嫉妬心や対抗心がなかったとは言わない。私が正しい解決案を語っても、美しい妹の涙の方が人を動かすのだ。
私は醜いから泣くことなんてできないのに。
私も美しくなりたかった。その醜い心を利用され、父も妹も亡くなった母の後釜になった妾の美しい家畜の家族に連れていかれた。
最終的に選んだのはQ2の⑤、ないしは⑥である。彼らは私を愛しておらず疎んでいる。だから機械化することが最も望まれている事だろうと考えた。彼らの好きな仕事だけ残して必須の労働はなるべく機械化するように提案した。
すると、妻や、恐らく家畜寄りの周囲の者たちは、「我々の伝統を愚弄している」と口々に私を罵ったが、しかし、どう考えても利益のある提案を拒否する理由がわからない。「家畜が怠ける」「仕事を奪えば変に考えて暴動になる」などの意見が出たが、どれも根拠に乏しい。抽象的な誇りや伝統の話こそあれど、具体的な理由はよくわからなかった。
私のような不出来なものに仕事を任せるより機械の方が正確なはずである。彼らの仕事を奪う気はない。そこは残す気なのだ。妻たちも私と無理に結婚する必要も、これでなくなるはずだろう。
しかし伝え方が悪かったのだろう。
私は誤解を招いてしまったという不手際に関して謝罪した。
しかし彼らは私に対し急に激高し、
「貴方のその恩着せがましい態度が気に入らないのよ!」といって、
更に私が成果を出せないようにし始め、職場に罠を仕掛けだした。
その手法は暴力とは言い難かったが、あまりにも私の羞恥を掻き立てるものだったため、ここに書くのも汚らわしく、筆舌に尽くしがたいため[第8条特例精神保護法]によって筆記を拒否する。私はさすがに耐えかねて、私はただQ1の①の職務を全うしたかっただけだと叫んで怒り、Q2の②、実際は③を公に叫んで、一人ではどうにもできなかったので最終的にはQ1の④を実行したようなものであった。自分はもっと疑り深い者である自認があったのだが、案外自分は裸の状態では素直な生き物なのだと呆れかえってしまった。もう少しうまくやってほしい。恥ずかしくて御前にも兄弟の前にももう立てない。死んでしまいたい。
最低だった。間抜けだった。認められたくて、必死に頑張ったつもりだったが、なんと、まさにそれが気に入らなかったのだ。
私は、ディオニュソスたちがなぜあのような神を冒涜しかねない間抜けな態度をとって、子供たちを騙すようなことをしていたのか、ようやく理解した。私に求められているのは「道化役」だったのだ。
私には無理だ。自惚れが強すぎた。私では、自惚れが強すぎたのだ。
こうして私は高慢の罪を認め、彼に感謝し、神への訴えを取り下げた」
死刑囚更生機関煉獄管理委員会 宛[[非献体L-0000777]]
「どうも、彼の番だけ手違いがあったようです。どうやら事前に彼が誰として生まれるか分かったうえで、家畜にそっくりな人間に改造した肉体に受肉させられ、彼の精神データを把握することを目的とされたようです。今回の実験により、非献体が深刻な病状を発症、この答案を提出した数日後、家畜用の装置に体を無理やり押し込め、「何の意味もない、何の意味もなかった」とうわごとを言いながら自傷を試みています。現在安静に睡眠をとらせていますが、言動からD級の治療収容所に移送したところ、我々にも想定外の行動をとり、対応する管理者と対立してかえって苦痛をもたらし、管理者にも同様の病状の感染が見受けられました。至急、最高責任者に連絡を取ってください、お願いします」