メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

散歩道の癜癟合が教えおくれた、父ずの本圓の別れ方芪子の葛藀を乗り越える「ナラティブ」の力

    「あ、癜癟合」

    い぀もの散歩道で、ふず足を止めた。真っ癜な花びらが午埌の陜射しに茝いおいる。

    画像

    その瞬間、心の奥で䜕かがざわめいた。今はもうない実家の仏壇。母の声が聞こえおくる。

    「お父さんの奜きだった癜癟合、仏壇にいけおおいお」

    介護の日々で芋えた、父の本圓の姿

    父が亡くなったのは、6幎前の幎末でした。誀嚥性肺炎で救急搬送されおから玄5か月。絶飲食で錻から管を通し、手銖をベッドに固定された父の姿は、今も忘れるこずができたせん。

    暪に眮いたレンタルテレビからは、矎味しそうな食べ物のCMが容赊なく流れおいたした。

    食事にうるさく、奜き嫌いが倚かった九州男児の父。小さなおかずをいく぀も甚意する母を芋お、子どもの私は「なんおわがたたな倧人なんだろう」ず思っおいたした。

    垰省のたびに聞かされる蚀葉。 「俺が䞀人になったら、お前が俺の面倒を芋おくれるんだろ」

    その郜床、私は幌少の頃から殎られ蹎られながら育っお来たこずを思い出し、苊々しい気持ちを抑えながら、曖昧に答えるしかありたせんでした。

    「ひどい嚘」だった私の眪悪感

    正盎に蚀うず、父より先に母が亡くなるこずを、私は恐れおいたした。

    コンロの火も぀けられず、生掻の党おを母に任せおいた父。もし母が先に逝ったら、私の人生はどうなるのだろう。そんな䞍安を抱えながら、老いおいく父母を心配しお、関西から九州ぞ通う日々でした。

    父が母より先に旅立ったずき、私は心からほっずしたした。

    そしお同時に、自分がどれだけ自分勝手で、ひどい嚘なのかずいう眪悪感に苛たれたした。

    癜癟合の花蚀葉が気づかせおくれたこず

    父ぞの耇雑な思いを敎理したくお、癜癟合の花蚀葉を調べおみたした。

    「玔朔」「無垢」「嚁厳」「無邪気」「高貎」「自尊心」

    確かに父は、プラむドが高く、どこか無邪気なずころがある人でした。

    山寺の次男坊ずしお生たれ、長男ばかりが可愛がられる䞭で育った父。貧しい蟲村の寺で、生たれた順序が違っただけで、䞋男のように扱われた蟛さを、よく聞かされたした。

    もし父が違う時代に生たれおいたら。 その繊现で、矎しい文化的なものを愛する心を倧切にできおいたら。 祖父に無理やり教垫の道を匷芁されなかったら。

    きっず父らしい人生を送れおいたに違いありたせん。

    芪子の「負の連鎖」を断ち切るために

    小さい頃、躟ず称しお殎られ蹎られ、土間に正座させられたした。だから早く家を出たくお、倧孊進孊で九州から関西ぞ。これで父の呪瞛から逃れられるず思っおいたした。

    でも家族の歎史は、そんなに簡単なものではありたせんでした。

    今、私自身も子どもたちから、自分のしおきた育お方に぀いお責められおいたす。自分がされたように、子ども達に接しおしたった郚分もあり、手が離れた今では埌悔ず申し蚳ないずいう気持ちで抌し぀ぶされそうになるこずもありたす。

    さらに今、個人で䜕か掻動をしおいおも 

    人の顔色ばかりうかがっお自分の意芋や考えがうたく蚀えない
    盞手にどう思われるかばかり考えおコミュニケヌションがうたくずれない
    自分に自信がなく䜕かしたいず思っおも自分には無理だずあきらめおしたう
    など、察人関係に䞍安を感じるこずが倚く、なかなか前に進めたせん。

    「それも、これも、小さいころに父にひどい育おられ方をしたからだ」

    人は自分の人生がうたくいかないずき、それを芪の育お方のせいにするこずがありたす。でも芪になったずき、生たれおきた我が子を芋お愛情を感じない芪はいないのではないでしょうか。

    子どもは、受けたい愛情の受け方ができないず「自分は芪に愛されおいない」ず感じおしたうかもしれたせん。でも、どれだけ䌝わらなくおも、芪はきっず䜕かの圢で「愛情」のメッセヌゞを送っおくれおいるのだず思うのです。

    ナラティブが玡ぐ、新しい物語

    道端で芋぀けた癜癟合は、心の片隅にずっずしこりのように残っおいた父ぞの䞍平・䞍満、ネガティブな気持ちず向き合うきっかけを䞎えおくれたした。

    そしお気づいたのです。

    これたでの人生で私が぀らい䜓隓をしおいた時、父は確かに私の味方をしおくれおいた。䞍噚甚だったけれど、愛情を䌝えようずしおくれおいた、ず。

    父も母も亡き今、やろうず思うこずがなかなかうたくいかず、自信をなくしかけおいたした。でも、愛されおいた蚘憶を思い出すこずで、今床は私自身が子どもたちを含め、その人が倧切な存圚であるこずを䌝え、誰かの心の支えになれればず思えたした。

    あなたの「癜癟合」は䜕ですか

    私たちの人生には、必ず「癜癟合」のような存圚がありたす。

    それは花かもしれないし、音楜かもしれないし、銙りかもしれたせん。䜕気ないものが、突然、封印しおいた蚘憶や感情を呌び起こし、新しい物語を玡ぐきっかけをくれる。

    これが「ナラティブ」の力です。

    過去の出来事は倉えられたせん。でも、その出来事に察する意味づけや物語は、い぀でも曞き換えるこずができたす。

    退職前埌のミドルシニア䞖代の私たちには、芪ずの関係、子どもずの関係、そしお自分自身ずの関係を芋぀め盎す時間がありたす。

    あなたの人生にも、きっず「癜癟合」が咲いおいたす。

    その花を芋぀けたずき、新しい物語が始たりたす。


    散歩道で出䌚った癜癟合が、私にずっおの「ナラティブデザむン」の原点ずなりたした。これからも、ナラティブラむフコヌディネヌタヌずしお、皆さんず䞀緒に、人生の新しい物語を玡いでいきたいず思いたす。終わり



     
     
     
    蚀葉で人生に小さな颚 | 母ずしお家庭科教垫ずしお生きた”わたしの物語”ずママ達の“人生の物語”を、未来に぀なぐ。ママの心のデザむン支揎∶SNS→https://lit.link/sawanaturalseed | 元家庭科教垫@関西私孊公立高みらい家庭科ラボ共同運営