
【家庭内別居両親】両家顔合わせなしの予定がありで入籍に?
『結婚を考えているけど、両親が不仲だから一般的な両家顔合わせや結納などできない』とお悩みの方はいませんか。
筆者の両親は家庭内別居歴20年の仲の悪さで、同居しながらも顔を合わすことも話すこともしていません。
訳あり家族を持ち、長年将来に不安を覚えていましたが、ついに結婚をするときがやってきたら実際どうすれば良いのでしょうか。
プロローグ

23歳年上の彼と結婚することをまずは母親に話をした筆者。
10年以上は父とは口を聞いていないので、父親には当然結婚について急に話すことはありませんでした。
先に母親に結婚するにおいて今後の挨拶などをどうするかの相談をしてから、父のことをどうするか考えることにしました。
また、23歳年上の旦那にも家庭事情は説明済みで、それならば『お母さんに最初にご挨拶を』と話してくれました。
結婚挨拶について母親との会話

以下、23歳年上の彼と結婚するにあたって、まずは最初の関門である両家家族の結婚挨拶についての母親との会話です。
筆者:お相手は、ウチの家庭事情も全部知ってくれていて、まずはお母さんにご挨拶をしたいと話してくれているよ。
母:ウチの家がおかしいばかりにいろいろと配慮してくれて申し訳ないわ。向こうの親御さんへのご挨拶はどうしたらいいかな。
筆者:相手のご両親はご高齢だから結婚を反対されることはまず無いらしく、挨拶も最後の最後で良いよと言ってくれているよ。
筆者:両家顔合わせも別にしなくて大丈夫だよと話してくれていて、ただ私の母親が顔合わせをしたいということなら、セッティングしてくれるとのこと。
母:ウチの家庭事情もあって両家顔合わせしなくて良いのならとてもありがたいからそうさせてもらおう。
結論、相手側のウチへの理解があって、両家顔合わせはしないということにこのときはなりました。
ただ、私の父親についてどうするかが今後の最大の議論になります。
筆者:父親に結婚すると言うの嫌だけど、そういう訳にはいかなしいつ言おうかね。
母:ワタシが責任もって話してあげるわ。入籍する日の少し前までギリギリまでおいておこう。
筆者:ありがとう(泣)。私も自分の口でちゃんと話すよ。しかし、父に話して相手に挨拶したいと言われたら最悪だわ…。
母:みんな苦痛の時間よね。とりあえず先に、お相手とあなたとワタシ
の3人で会っときましょう。
そして、23歳年上の彼・筆者・筆者の母の3人でまずは顔を合わせることになりました。
母親挨拶編

ホテルのラウンジにて集まり、まず最初は3人での結婚挨拶をすることになります。
お相手と自分の母の方が年が近いということで気まずいのもあり、長居はせずお茶だけと決めて開催します。
旦那:はじめまして。〇〇と申します。本日はおこしくださりありがとうございます。
母:はじめまして。よろしくお願いします。
旦那:改めまして、自己紹介を。1973年生まれでドコドコに勤めております○○と申します。勤続年数は28年でこういった仕事内容をしていて…。
さすが社会経験が豊富なだけあって、旦那は話が上手く、その場の空気を良くしてくれて何とか間が持ったように思います。
旦那:共通の趣味があって、御朱印を集めたり、一緒に山登りをして健康を意識しているんです。よかったらお母様も今度ご一緒に!
母:いやいや~、ワタシは一緒にはけっこうです(苦笑)。でも共通の趣味があるのはいちばん良いですよね。
だんだん打ち解けてきて、最後には母がクスクスとよく笑っていたので最初の結婚挨拶は成功?しました。
翌日、よく笑っていたことを母に聞いてみると、年の差婚する娘と相手との不思議な面会がカオスで笑けてきたんだそうです。
まあ良しと言うことにしましょう。
父親編

3人での会話の最後の方、やはり筆者の父親への挨拶はどうするかについても話題となりました。
旦那:お父様へのご挨拶ですが、ご事情を聞いておりますので、お母様のご意向に合わせたいと思います。
母:ごめんなさいね。ワタシの口からちゃんと伝えておきますので、もし挨拶をということになりましたら、またよろしくお願いします。
母は20年も家庭内別居をしている夫に、私の結婚を機に意を決して話を切り出してくれることになります。
いっそ親が離婚してくれていたら良かったのですが、離婚せずの不仲状態だと、家族の行事ごとなど本当にむずかしいものです。

家庭内別居の両親の元で育った筆者は、父親とは10年以上も口をきいていない状態でした。
同じ家でいたのにもかかわらず、どうやって家族でバラバラに生活を送れるか気になりますよね。
筆者の父親の家での生態は以下のようになっています。
父親専用の部屋に引きこもり
食事は買ってくるか外食かで一人で済ます
父は仕事で帰宅時間が遅かったり母とも性格の不一致だったりと、さまざまな要因が重なって家庭内別居をしています。
家族の溝はその家族しかわからないことがあり、簡単には仲の修復は不可能なものです。
しかし、両親が家庭内別居をしていても子どもが結婚するとなると、親が関わらないわけにはいかないのが難題です。
家庭内別居の夫婦が子どもの結婚で口をひらく…?!

さて、話の続きです。
筆者の母親が、娘の結婚のことで、普段会話をしていない夫に久しぶりに声かけてくれました。
父親が仕事へ向かうために玄関で準備をしているときのことです。
母:ちょっと。
父:おん?!(驚)
母:◯◯が結婚するんやて。
父:はあ…。そしたらお食事会でもしないとね。
母:はあ?!(怒)
私は、入籍前は実家に帰っている状態だったため、少し離れたところで両親の会話を盗み聞きしていました。
父が『お食事会でも』と言ったとき、想定外な言葉すぎて、思わず吹き出してしまいました。
父:ホテルでもとってお食事できたらいいんじゃないかな。
母:…。とにかく、◯◯は結婚を急いでいるみたいよ。挨拶するならはやくしてあげて。忙しいだろうけど予定いつ大丈夫なの。
父:妊娠か?!相手はいくつだ。バツイチなのか。ぜんぜん忙しくはないよ。
私は入籍日を決めていて、入籍の1ヶ月前とギリギリに父へと伝えたのが、急いでいる理由でした。
何も情報がない父だから仕方ないですが、何だか的の外れた返答にまたまた思わず笑ってしまいました。
しかし、なぜ相手がバツイチだと察したのか、父恐るべし!
母:はあ?!妊娠してるかあ!(怒)。本人に詳しいことは聞いたらいい。
父:わかった。いつでも予定は合わせるから予定決まったらまた教えてよ。ほんなら!
と、父は仕事のためせわしなく去っていきました。
母と娘の会話

父が家から出たあとは、母と娘で緊急会議を行います。
まさかのノリノリで結婚挨拶をホテルでするという返しに驚くと同時に、うまくできるのか恐怖がつのってきました。
筆者:伝えてくれてありがとう。うわ〜でも最悪。父も結婚挨拶するのか。
筆者:普通なら当たり前だけど、ウチはめちゃめちゃストレスだよね。
母:なんでこんな辛い想いをしなくちゃいけないのだろう。
母が少し涙ぐんでいたのを見て、自分のために頑張ってくれて申し訳ないことをしたなととても辛くなりました。
しかし、家族のことを考えながらも『家族が原因で自分の幸せを逃したくない』とも思いました。
父親帰宅後

母が意を決して父に話しかけた夜、筆者がいない隙を見て、父が母に話しかけてきたのだそうです。
仕事から帰ってきた父はいつもなら自分の部屋に引きこもるのですが、リビングのドアをコンコンと叩きます。
以下は、母から後から聞いた会話の再現です。
母:なんだ。
父:しんどいのか。
母:しんどいよ。
母は横になったまま微動だにしなかったそうで、場面を想像したらなかなかシュールです。
父:それで朝の続きだけど、何歳の人なんだ。
母:50だって。
父:50だい?(驚)
母:違う、50だって(怒)
父:ほ〜ん。なんの仕事している人だ。どこで出会ったんだ。
母:サラリーマンみたいだよ。趣味で出会ったみたいだけど。
父:どこに住んでいるのだ。
母:(自分で聞けばいいのに)○○に住んでいるみたいよ。というか、結婚挨拶にアンタ行く必要ほんとにあるのか?!
父:いや、自分が言える立場じゃないから、しなくていいと相手が言っているのならせんでいいよ。
母:言っとくけど、お相手はきちんとアンタにもご挨拶したいと話してくれているんだよ。
母は、筆者の旦那を立てつつも、遠回しに結婚挨拶を控えても良いのではと父にアドバイスをしてくれたそうです。
そうこうしているうちに、ガチャリ、と私が家のドアを開けて帰ってくると。
父:ほんならまた挨拶の予定決まったら教えてな〜。
と言って引きこもり部屋に戻っていったのだとか。
ちょっと、ちょっとちょっと。
結婚挨拶する気マンマンではありませんか(怯)
長年顔を見ていなかった父親へ、結婚することを機に話をしなければならなくなった筆者。
一般的な家庭であれば、本来家というのは落ち着く安らぎの空間であり、家族のと会話もリラックスできるものでしょう。
しかし、筆者の実家では、常に気をつかうストレスフルの生活状態でした。
清水の舞台から飛び降りる覚悟で、筆者は父親に結婚の話を投げかけることにしました。

まずはじめに結婚について母が説明してくれたので、まだ筆者は父親とまったく会話ができていません。
しかし、なんと筆者の父も交えて結婚挨拶をすることがあれよあれよと決まってしまいました。
こうなったら、10年以上口をきいていない父親に自分の口でちゃんと結婚することや挨拶について説明するのが筋です。
そもそもなぜ父は、妻と娘と会話をしてこなかったのか

これまで話を読んでくれた方は少し感じられたかもしれませんが、父は会話をすると割とふつうな人で陽気なタイプです。
では、一体どうして一見ふつうな父が妻と仲が悪くなり、娘とも会話ができない状態にまでこじれてしまったのでしょうか。
妻が気難しい性格だから
育児に興味がなかったから
感情の起伏が激しい母と、それに関わらないことで均衡を保ってきた父。
私は母から父の愚痴を聞かされるうちに、父を避けるようになりました。
夫婦仲に亀裂が入ったのは、子ども視点ではありますがどちらかが悪いというよりそれぞれに問題があったのかなと思います。
父と娘のドキドキ対面

さて、話の続きです。
筆者は、父と会話をすることを決断し、緊張して何度も部屋の扉をノックしましたが、耳栓をしていた父は全く気づきません。
最終的に扉を強めに叩き、ようやく会話が始まりました。
筆者:◯◯です。結婚挨拶のことですけども。
父:あ、はい。
筆者:○月○日の○時からでお願いします。場所はまだ決まっていないのでまた分かったら伝えます。
父:わかりました。予定を変更しておきます。
父はスケジュール帳をおもむろに取り出し、消えるボールペンを使って予定をゴシゴシと書きかえていました。
筆者:それでは、よろしくお願いします。
父:この度はおめでとうございます。
筆者:ありがとうございます。
そして、筆者は父の部屋のドアを閉めたのでした。
母:いやいや、上司と部下かよ。
リビングに戻ると、会話を聞いていた母からツッコミが入り、緊張がフッと解けたこともあって何だか笑けてきました。
ただ、ひさしぶりに父を間近で見ましたが、頭が白髪でまっしろになっていて、父は父なりに苦労があることを実感しました。
かわいそうだなと思ったのも束の間、今までの無関心さも走馬灯のようによみがえり、複雑な気持ちになりました。
結婚挨拶の前日

父も踏まえての結婚挨拶は、「筆者の家族3人&お相手」の4人で行うことになりました。
以下は、結婚挨拶をする前日に、母が父に場所を伝えるときの会話です。
母:ゴンゴン。(ドアオープン)
父:おん?!びっくりした〜(驚)
母:場所ココになったから。
と、くわしい場所を書いたメモを父に渡してくれました。
父:わかりました。
母:ほんで、事前情報とか話しといてあげようか?何か聞いておきたいことはないのか?
父:いや、明日の当日に本人さんに直接聞くから別にいいよ。
母:あっそう。(ドアピシャリ)
と言って、母は父の部屋のドアを閉め、プンスカしてリビングに戻ってきました。
母:人の親切を逆撫でして、やっぱりアイツはかわいげがない人間だ。
と筆者に話してきましたが、聞いても嫌味ったらしく話してくるんだろうな、と予測しただろう父の気持ちが何となくわかりました。
疎遠な父と結婚挨拶へ挑む

さて、一般的な家庭でしたら、子どもの結婚相手には我が家に来てもらっておもてなしをすることでしょう。
または、どこかでお食事ができるように手配して、一緒に仲良く現地へ向かうこともあるかもしれません。
筆者の家族はもちろんふつうとはかけ離れていて、結婚挨拶の会場は現地集合解散と決めてのぞみました。
ホテルのラウンジ前にて集合を決めていましたが、母と娘でホテルに向かって歩いていると、何だか見覚えのある顔が見えてきました。
母:ちょっと。アレそうじゃない?!
筆者:アレは…父かもしれない!
ホテルの建物前にゴリラのような威圧感の放った大柄の人がデデーンと立って、コチラを仏頂面でガン見していました。
母:めっちゃ真顔でこっち見てるわよ。
筆者:顔こわすぎるんだが(怯)
表情ひとつ変えないで突っ立っている父でしたが、母と娘で歩いているととうとう父の元へ到着してしまいました。
仕方なく3人で一緒にホテルまであと少しの距離を無言で歩き、現地に向かいます。
ラウンジに着くと、すでに筆者の旦那が待機してくれていました。
旦那:はじめまして。〇〇と申します。本日はお時間を作っていただき誠にありがとうございます。
父:はじめまして。こちらこそ本日はどうもありがとうございます。よろしくお願いします。
と先ほどの真顔の顔とは打って変わってめちゃめちゃ笑顔炸裂で挨拶をする父。
す、すごい演技力です(驚)
父はまるで取引先と接するかのように、完璧な営業スマイルと名刺交換で場を回し始めました。
父:しかし、ご年齢を伺っていたのですが、思っていたよりだいぶお若く見えて、アハハ〜。
母の顔を覗いてみると、『失礼なことを』と小声で言いながら険しい表情になっていました。
席についてコーヒーが出てきてから20分ほど経ち、だんだん話すことも減ってきた頃。
母:じゃあそろそろ、お二人は家の内覧とかの予定あるみたいで忙しいだろうから。この辺で、ね。
と、母が切り上げるような形で一言はなってくれました。
父:そうだね。えっと、ここは1時間席にいれるのかな?
母:はあ?(怒)二人はこれから忙しいからあまり長居させないであげなさいよ。
父:わかった。また今度お会いできるときはゆっくり食事でもしましょうね。
このとき、筆者と母は顔を見合わせ驚き、父が次も会うつもり満々であることに思わず吹き出してしまいました。
父:それと、ハイこれ。今日のお茶代に使ってよ。
と、父は筆者にお年玉のような小袋を差し出してきたので、中を見ると1万円が入っていました。
筆者:お、お年玉?!ありがとう。
カバンの中に入れてたちあがって出る準備をしていると、すでに母がレジに行って会計を済ませていました(驚)
旦那:すみません、ありがとうございます(驚)
母:それじゃあ、これにて解散しましょう。サヨウナラ〜
父も『それじゃ』と笑顔で挨拶して去っていきました。
アカデミー俳優賞をさしあげたいレベルの高い演技力を発揮した父に正直かなり驚きでした。
父は、筆者の方にも時折目線を向けて話てくれていて、父の娘を想う気持ちが少し感じられた気がします。
しかし、家に帰ると通常運転で、結婚の挨拶を機に家族の中で何かが変わることもなく、父はいつもどおり黙って引きこもり状態です。
今さら家族の仲が戻ることは絶対にないですが、父の俳優ぶりはあっぱれだと感じた筆者でした。
さて、結婚挨拶が終わった後、23歳年上の旦那が深刻な面持ちで筆者に相談をしてきました。
旦那:実は…。僕の母親が意外にもどうしても親御さんにご挨拶をしたいと言いだしてきて…。最初、両家顔合わせはしないという方向に決まっていたのにややこしくして申し訳ない。
あとは「お相手・お相手の親族・筆者」で会ってご挨拶する流れに決まっていたのですが…。
お相手のお母様から、筆者の両親ともお会いしたい、とのお話がありました。
もちろん両家顔合わせするのが正しいですが、また筆者の機能不全家族全員集まるのは、なかなか厳しいものがあります。
年の差彼は仲良し家族

筆者の家族とはうってかわって、年の差彼の家族はふつうに仲の良い家族です。
「お相手・お相手の親族・筆者」でのお食事会は、世代が入り混じる不思議な顔合わせとなりましたが、みなさん明るく気遣って話してくれて、本当にすごく楽しい思い出に残る時間を過ごすことができました。
お母様のご希望

無事に筆者とお相手親族とのお食事会が終わり、今後どうするかの話題となりました。
お母さまのご希望では、やはり入籍前に筆者と筆者の両親と最後にお会いしておきたいとのことでした。
筆者と旦那とで相談して、両親は来ることにしておいて、当日に父が仕事で来れなくなったことにしようと話していました。
なので、筆者&母、旦那&お母様の4人でのご挨拶を目論んでいた矢先のこと。

筆者の父が、深夜にいつも来ないリビングに出てきて、テーブルの上にそっと一枚の紙切れを置いていきました。
先日は誠にありがとうございました。せっかくお時間を取っていいただいたのに短いお時間となりましたこと大変申し訳ございません。また別の機会にゆっくりとお話できましたら幸いです。
朝方、筆者と母で紙切れを見てみると、そこには旦那からのお礼メールが印刷されたものが置いてありました。
母:無言で人様のメール文章を置いていくとは本当にアイツは何なんだね。こういう風にするということは、またお食事会の機会でも作れということか。
母:お相手のお母様も我々にお会いしたいと話しておられるのだったら、アイツもまた行きたいみたいだしまた言うしかないなあ。はあ…。
ということで、何とまた筆者の母は父に、お相手のお母様との挨拶会の詳細を伝えることになります。
母:ゴンゴンゴン。(父の引きこもり部屋オープン)
父:おん?!(驚)
母:○月○日、お相手のお母様と最後に顔合わせすることになった。アンタ来れるんか。忙しいやろうから無理やったら全然いいんよ。
父:いや、忙しくないしぜんぜん行けるよ。お相手のお母さんと合わせて5人やね?!
筆者:(いやいや、行けるんかい!)
母:行けるんかい。そう5人よ。ほんなら詳細のメモ渡しておくわ。何時にどこそこ集合でよろしく。(ドアピシャリ)
なんだかデジャブのような会話です。
こうしてまさかのかさま、またもや訳あり家族が集合することになってしまいました。
両家顔合わせなしの予定がありで入籍に?

両家顔合わせなしで入籍する予定が、23歳年上旦那のお母様の突然のご希望により、両家顔合わせを決行することになりました。
筆者の家族3人・23歳年上の旦那・お母様の5人で、最後の最後に会っておこう、という風にまとまりました。
もちろん、両家顔合わせをして入籍するのが良いのに越したことはありません。
決まったのであれば、筆者の一家がお相手家族に失礼にならないよう、またふつうな家族を熱演するのみです。

また、お母様が会っても話すことがないと不安になられたそうで、23歳年上旦那のお姉様も急きょ来られることになります。
年の差旦那も、お茶するだけで長居にならないようにと、お母様とお姉様に話をとおしてくれて、協力体制バッチリです。
ホテルのティーラウンジに向かっていると、またも筆者の父が先についていて辺りをウロウロしていました。
母:お、もういるわよ。また仏頂面だわ。
筆者:ウロウロして挙動不審すぎない?
父:うほっ。
母:今日は相手のお姉様も来られることになったから。
父:ほう。向こうは相手とお母さんとお姉さんの3人やね?分かった。
そう言うと、父は筆者と母を放置して、店の方へ相手が来ていないか様子を見に行ってしまいました。
少し経つと、すぐにお相手親族も来られ、簡単な挨拶が始まります。
母:はじめまして、〇〇の母です。
お母様:〇〇の母です。
お姉様:〇〇の姉です。よろしくお願いします。
旦那:お久しぶりです、〇〇です。本日はどうぞよろしくお願いいたします。先日のお食事会ではありがとうございました。
みんなでいっせいに挨拶をしていると、一人で離れたところに行っていた父もツカツカとこちらにやって来ました。
父:はじめまして、〇〇の父です。よろしくお願いします。
無事に最初の挨拶が終わって、予約していたティーラウンジの席に移動します。
父:いや〜、本日はホントありがとうございます。ウチの母と妹にも話したら喜んでいて、今度こっちの家族でも食事会をしようと話しているんですよ。
とさっそくペラペラと父が話すのを聞いて、筆者も母も旦那もビックリ仰天します。
父の家族の方でお食事会を計画している話なんぞ、一言も聞いていません。
母の顔色を見てみると、案の定顔が赤くすごくキレた表情をしていましたが、お相手の家族の前もあり抑えていました。
母:あのね、いま2人は忙しんだから。〇〇さんの負担になるようなことはしなさんな(怒)
ピリッとした空気が筆者の両親の仲で流れたところで、お姉様が気を効かしてくれて別の話題をふってくれました。
お姉様:ウチの父は施設に入っていましたが、昔は厳格な人で、まじめなところを〇〇は引き継いでいると思いますよ。
お母様:そうね、厳しい人だったわ。もうちょっと元気でいると思ってたんだけどねえ。ワタシは今までお父さんに頼ってばかりだったから。
お相手のお父様の話になり、そのときはまだ筆者もお会いできていなかったので、挨拶をいつかしたいと考えていました。
旦那:もう痴呆になっているから、ボクのことも分かっているかあやしいよね。
お姉様:いや、〇〇来たとき名前言ってたから分かっているよ。しかも、この前お食事会で撮ったお2人の写真見せて結婚すること話したら、ニコッとしていたよ。
旦那:ええ?!(驚)そうなのか。
お母様:ワタシもお父さんも〇〇にまた結婚してもらいたいとずっと心配していたから、お父さんもきっと喜んでくれているわ。
23歳年上の旦那はバツイチで、20年以上ぶりの再婚となります。
ずっとまわりから再婚しないのかと聞かれ続けるも、40代半ばからだんだん聞かれなくなってきたのだそうです。
結婚を周囲からも諦められてきた矢先での23歳年下の筆者との再婚が決まり、喜んでもらえるのも納得です。
お父さまからも笑顔が見られたと聞いて、筆者もとても嬉しくなりました。
お母様:ホント〇〇をありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。
父:いやいや、こちらこそありがとうございますですよ。これからもよろしくお願いします。
母:(どの口が言ってるんだか…。)今後ともよろしくお願いいたします。
やはり父は両家顔合わせでも調子よくお喋りを続け、母はひきつった表情でしたが、なんとか良い雰囲気を保てていたかと思います。
そして、筆者が持ってきていた婚姻届の証人欄に、誰が記入するかの話になりました。
筆者:ウチの母がすでに書いてくれて、あとお1人に書いていただきたく、お母様かお姉様に頼みたいのですがよろしいでしょうか。
お母様:自分の戸籍パッと分からないから書けないわあ。
お姉様:ワタシの娘がこの間お友達の婚姻届の証人になって、そのときに戸籍調べたから分かるわよ!ワタシで良ければここで書くわ。
と、お姉様が急なお願いにもかかわらず、ティーラウンジの場で至急婚姻届の証人欄に記入してくださることになりました。
そこでは、偶然の共通点(近い誕生日や血液型)で、母とお姉様が盛り上がっていました。
お店の人:そろそろお時間ですので、コーヒーおさげしますね。
父:時間もあれですので、今日はこの辺にしておきましょう。またぜひお食事会でもしましょうね。
父のしゃしゃりで方には毎度ビックリです。
家族に問題があっても結婚はできる!

両家顔合わせなしで入籍のはずが、気づけば予定のなかった両家顔合わせもすることになり、結果、何とかなりました。
家族に問題があって自分の結婚に悩む方も、勇気を持って一歩前に踏み出すことで、上手くいくかもしれません。
家族や夫婦の形は、人それぞれで良いのではないでしょうか。
この記事が、結婚や家族に悩む方の参考になりますように願っています。