
展示感想:大橋径一個展「人を描く 人を造る」ギャラリー青羅 <人生の行路に現れる抽象と具象のカンテラ>
思想の科学研究会の会員の大橋さんが、個展を開かれていました。最終日の前日の訪問しました。
大橋さんのお父さんは画家で、大橋さんも若い頃は抽象的な作品を描かれていたようです。
彼は行政の職に就き、障がい者に関わる部門の業務に携わっていたようです。長い職責ののち、退職されて新たに美術に手を染められたようです。

モデルを描くことなど、様々な学びを改めて行なっています。模写やフレスコなど様々な手法、そして立体造形も行なっています。



様々な手法を学び直すことで、表現を生み出した人々の根源的な営みにつながっていこうとしているのかもしれません。
抽象から具象へと進展していった大橋さんの行路の間には、人生の経験とともに入り込んでくる身体性というものがあるのかもしれません。抽象というものは、ある意味、具体性、個別性を拭い去って現れます。具体の向こうには神秘的なものや、無意識、無自覚のものが潜んでいます。
それこそが、その人にとっての新たな抽象世界かもしれません。

大橋さんは思想の科学研究会の会員でもありますので、サイトを上げておきます。