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B'Day 20周年記念盤の予約販売スタート!!

ビヨンセ45歳の誕生日であり、ソロキャリア2枚目のスタジオアルバム『B'Day』の20周年記念日でもある今年の9月4日。
その日まで残り10日を切ったところでついに記念盤の詳細が発表され、ビヨンセ公式サイトでの予約販売も同時に開始されました。
本記事ではその記念盤のラインナップを見ながら、この企画に込められたビヨンセの想いを考えてみたいと思います。

〈 早速予約購入される方はこちらから‼︎ 〉


アメリカの独立記念日の7月4日に『MORNING DEW (DONK)』をサプライズリリースした際に、一部のメディアからそれとなく報じられていた20周年記念企画でしたが、ついにその中身が明らかになりました。


記念盤は3形態でのリリースとなるようで、それぞれに異なるジャケット写真が使用されています。

B’DAY (20TH ANNIVERSARY EDITION) CD

8/27時点での価格は約¥2,785

CD盤は、湿地帯でアリゲーター2匹の手綱をビヨンセが握っている写真が使用されており、これは2006年に『Ring the Alarm』がシングルリリースされた時のジャケットとしても使用されていました。
収録曲には、通常盤のトラックに加えて2007年4月に発売された『B'Day Deluxe Edition』から『Beautiful Liar』や『Flaws and All』、先日リリースされたばかりの『MORNING DEW (DONK)』が並び、全15曲となっています。
また、CDのほか初出のビジュアルを含む16ページのブックレットもついてきます。


B’DAY (20TH ANNIVERSARY EDITION) VINYL

8/27時点での価格は約¥7,425

レコード盤は、ビヨンセの顔が大きく写された写真がカバーアートとなっており、これも当時のビジュアルから選ばれています。
トラックリストはCDと同様です。
こちらもCDと同じく16ページのブックレットがレコード盤サイズで付随します。


B’DAY (20TH ANNIVERSARY DELUXE EDITION) VINYL

8/27時点での価格は約¥24,150

デラックスバージョンのレコード盤では、多分初めて公開されるアリゲーターの尻尾を掴む、だいぶ破天荒なビヨンセがジャケット写真として使用されています。
こちらは上2形態の収録曲に加えて、「Deluxe Edition」からさらにボーナストラックが追加されているほか、当時の様々な販売形態においてボーナストラックや隠しトラックとして収録されていた『My First Time』『Lost Yo Mind』『Creole』『Back Up』といった楽曲が一挙に集合しています。
「B'Day期」はラテン市場へ大きくアプローチしていた時期であり、2007年にはスペイン語を中心としたEP『Irreemplazable』もリリースしていたビヨンセ。
そんなこの時期の特色を反映して、今回のデラックス版にはそのEPから4曲のスペイン語バージョンのトラックと『Get Me Bodied』のスペイン語アレンジバージョンが収録されています。
『Get Me Bodied (Mueve El Cuerpo)』は2011年にミシェル・オバマ主導で行われた子どもの肥満撲滅キャンペーン「Let's Move!」の一環として、肥満率の高かったヒスパニック系の家庭へ届けるために制作されたものです。

全27曲のうち、唯一『Can I Watch You』だけが完全未発表曲としてリリースされるものと思われますが、他のトラックに関しても再レコーディングされたり新たなミックスになっている可能性も大きいのではないかと思います。
LPの限られたトラック数から『If』『World Wide Woman』『MORNING DEW (DONK) REMIX FEAT JAŸ-Z』などの楽曲は収録されない模様です。

そして、デラックス版にはなんと60ページもの豪華ブックレットに加えて、両面のポスター2枚も同封されます!


さらに通常のレコード盤と合わせて購入すると裏側のアリゲーターがつながるという憎い仕様になっています。
と、この見覚えのあるフォントにレコードケースの作り方、デラックス版ブックレットの構成などなどすべてが現在進行中である3幕構成のプロジェクトを模倣していて、単にビヨンセが気に入っているだけなのか、それ以上の意味があるのか、謎は深まるばかりです。

ボーナストラックが多く収録されているデラックスバージョンを含め、これら20周年記念版がデジタルプラットフォームで配信されるかはまだ分かりませんが是非とも聴けるようになって欲しいものです。
また、公式サイト以外での流通があるのかもまだ分からないところであり、送料もバカみたいに高いことで有名な公式ショップでデラックス版を購入しようとすると3万円近い出費になってしまいます。。
なお、CDと通常盤レコードは9月4日から発送開始、デラックス版レコードは9月中の発送スタートとなっています。


中心テーマあるアリゲーター

最後に、やたらと今回の記念盤で出てきているアリゲーターについて考えてみます。

最新アルバム『COWBOY CARTER』にも『ALLIIGATOR TEARS』という楽曲が収録されており、昨年のアルバムツアーで使われた映像や小道具にもアリゲーターが度々登場していました。
しかし、『B'Day』のオリジナルのビジュアルから登場していたように、アリゲーターとビヨンセの関係は新しいものではありません。

デラックスエディションのレコード盤は珍しい青色仕様になっていて、説明文ではこの色を「BAYOU BLUE」と呼んでいます。
「Bayou / バイユー」は、「アメリカ南部(主にルイジアナ州やミシシッピ州など)の、流れが非常に緩やかな湿地の小川や入り江、沼沢地」であり、まさにその湿地帯がアリゲーターの主な生息地とされています。
ルイジアナ州といえばビヨンセの母ティナ・ノウルズの故郷であり、ビヨンセ自身もルイジアナのクレオール文化に誇りを持っています。

パパはアラバマ、ママはルイジアナ
アフリカンとクレオールの血が混ざり合って
生まれたのがこのテキサスの田舎娘よ

『Formation』より

今回の記念盤デラックスエディションにも『Creole』という楽曲(もともと日本盤限定ボーナストラックとして収録されていた作品)が収録されており、またルイジアナの黒人音楽であるザディコ(Zydeco)のエッセンスは『Daddy Lessons』『RIIVERDANCE』『SWEET★HONEY★BUCKIN'』などの楽曲にも見られます。

さらに、見通しの悪い湿地帯は禁酒法の時代にお酒の密造の拠点とされ、「Bayou Blue」という言葉はスラングとして「密造酒」を表す言葉としても知られています。
ビヨンセの祖父は密造酒を造っていた人物であり、『AMERIICAN REQUIEM』でもそのことが歌われていたり、2024年に発売されたウイスキー「SirDavis」でも一貫してその歴史に敬意を払っています。

以上で見てきたように、アリゲーターという動物だけをとってもビヨンセが自身の血筋や家族の歴史に敬意を払った末の選択であることが分かり、昔からのビヨンセのそうした部分への目配せや細かい部分への徹底的なこだわりには感服します。


まだどことなくデスチャの雰囲気が残るボーナストラックたちと一緒に聴ける新鮮な『B'Day』も、新たなブックレットの中身も全てが楽しみで仕方ありません!
この記事で興味を持たれた方は、ぜひ公式ショップを覗いてみてください!

— 終 —

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