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Photo bynanako_oishii

おせち風呂 (ショートショート)

    ふじたごうらこ

    おせちの材料は地方によって違うが、大体、海の幸と山の幸をバランスよく配置し、かつ正月ぐらいは働かなくてもいいように、つまり料理もしなくいてもいいように保存のきくものを入れる。わかるかね?

    わかります。こちらの風習は大事にしたいです

    その通り。さて、おせちに入れる食べ物にもそれぞれ謂れがあってだな

    それもわかります。ちゃんと勉強してきました。たとえば海老は腰が曲がるまで生きろ、豆はマメに働けというものでしたね。そして日本の労働者階級つまり働きバチは生涯働いてもらうために正月だけはきちんと休ませる、それでおせちと風呂で過ごす

    え? 風呂の風習はあったかな

    あったはずです。おせちと風呂は切り離せない

    待て。聞いたことあるような、ないような。しかし検索しても出てこない

    画像いっぱいありますよ。ほら!

    ああ、これ、風呂敷という食べ物などを包む布だ。間違いではないがおせちと風呂は切り離して考えろ。こういう小さなミスから異世界人と疑われるぞ




     
     
     
    バレエ文学出版の中の人。バレエと鳥が好き。 同名でAmazon、楽天で無料本を出しています。 またNote,TALES、なろうでも創作を続けています。

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