
建築士が自分の家を建てたときにエコカラットを採用した理由
はじめに
「高いけど本当に効果あるの?」「クロスで十分じゃないの?」「施工費まで考えたらコスパ悪くない?」
これ、みなさんから聞こえてきそうな声です。
何件もの現場に携わり、エコカラットを採用した新築物件を見てきた私でも、自分たちのお金で買うとなると、妻にどう説得したらエコカラットを採用できるかと頭によぎりました。
でも結論から言えば、採用して本当によかった。
それも「まあよかったかな」レベルではなく、
「やっぱり間違いなかった」
と思えるほど。
この記事では、メーカーの宣伝文句でも、インスタ映えを狙ったレポートでもなく、建築士として現場を知り、かつ実際に住んでいる人間のリアルな話をそのまま書きます。
「エコカラットって気になるけど…」と迷っているあなたに、この記事が決断の後押しになれば、それ以上のことはありません。
さあ、一緒に見ていきましょう。
1、「クロスとの決定的な差。“雰囲気だけ”で終わらない壁の話」
「アクセントクロス、おしゃれですよね。」
打ち合わせの場でよく言われます。
確かに、サンプルブックを見ていると、石目調・木目調・コンクリート調など、今どきのクロスはデザインが豊富で本当に魅力的に映る。
でも、ずっと心のどこかで引っかかっていたことがありました。
「仕上がりを見たとき、やっぱり”クロスだ”とわかってしまう。」
これは職業病かもしれませんが、2メートルくらい離れた距離ではおしゃれに見えていたアクセントクロスも、近づいて手で触れてみると、素材はクロス感と平面感が正直に出てしまう。
タイル調のデザインなのに、グッと近づいたら「印刷されたクロス」だとすぐわかる。
本物の質感とはやっぱり違う。
それがエコカラットとの決定的な差です。
エコカラットは多孔質セラミック(陶磁器質)でできたタイル素材です。
厚みがあり、表面に凹凸がある。同じ「石目調」「コンクリート調」のデザインでも、タイルとしての立体感・重厚感は、クロスとは次元が違います。
エコカラットを導入された施主に私が話すのはこの一言です。
「壁を触ったとき、感動しますよね」
クロスは触っても「クロスだ」という感想しか出てこない。でもエコカラットは、手で触れたときに「あ、本物だ」という感触があります。その差が、空間全体のクオリティに直結するんです。
「高い照明を使わなくても映える」という感覚
実際に住んでみて気づいたことがあります。
エコカラットは、間接照明や高価なスポットライトを使わなくても、普通のダウンライトだけで十分に映えるんです。
私個人の考察ですが、タイル表面の凹凸が光を立体的に受けるからです。
平面のクロスだと光が均一に反射するだけですが、エコカラットの種類によりますが、表面は微細な凹凸があるため、光と影が自然に生まれ、それが「奥行き感」や「高級感」を演出してくれます。
照明計画に何十万も掛けなくても、エコカラット1面で空間のグレードが一段上がります。
種類の豊富さが、採用の理由にもなった
エコカラットはLIXILが展開する製品ブランドですが、そのデザインの種類は驚くほど豊富です。
石目調・木目調・タイル調・ファブリック調・コンクリート調など、現在のトレンドである「ホテルライク」な空間に合うラインナップや和のテイストの商品などたくさんのバリエーションが揃っています。
「エコカラットって、あのザラザラした壁でしょ?」というイメージをお持ちの方がいれば、それは少し古い情報です。
今のエコカラットは、インテリアのプロが唸るようなデザインが揃っています。ぜひ一度、実物を見てみてください。話はそれからです。
2、「調湿・消臭、数字で見たら驚いた。建築士が性能を本気で検証」
私はデザインだけでエコカラットを選んだわけではありません。むしろ、「性能で選んだ」と言っても過言ではない。
建築士として、素材の機能は数字で判断するクセがあります。
「なんとなく良さそう」では採用しない。
だから、LIXILの公式データと現場での実体験を照らし合わせて、本気で検証しました。
その結果をここで正直にお伝えします。
数字で見るエコカラットの調湿性能
まず、最も重要な「吸放湿量」について。
エコカラットは、珪藻土の約6倍以上、一般的な調湿壁紙の25倍以上の吸放湿量を持つとLIXILが実証しています。
「珪藻土の6倍」という数字、ピンときますか?
珪藻土というのは、「湿気を吸ってくれる素材」としてすでに認知度が高く、珪藻土バスマットや珪藻土塗り壁として普及しています。
その珪藻土でさえ、エコカラットの6分の1しか吸放湿できないのです。
これは、素材としての「多孔質構造」の密度が根本的に違うからです。
エコカラットの表面には、目に見えないほど微細な孔(あな)が無数に存在します。この孔が湿気を素早く吸収し、乾燥してきたら放出するのです。まるで壁が呼吸しているように、室内の湿度を自動で調整してくれるんです。
「カビ・結露・ダニ」への実効性
湿度調整の実効性として特に注目してほしいのは、カビ・結露・ダニへの抑制効果です。
室内のカビとダニは、どちらも「高湿度環境」で繁殖します。
一般的にカビは湿度70%以上、ダニは60%以上で活発に増殖するそうです。
エコカラットが湿度の急激な上昇を緩やかにすることで、これらの発生リスクを根本から下げることができます。
もちろん、エコカラットだけで結露をゼロにするのは難しい場合もあります。
ですが、適切な換気設計とセットで導入すれば、「梅雨の時期にじっとりする」という悩みを軽減できるのは、実際に採用した経験からも確かです。
消臭性能:ニオイの原因物質を「分解」する
調湿だけでなく、消臭性能もエコカラットの大きな強みです。
エコカラットはアンモニア・酢酸・アセトアルデヒドといった臭気成分を吸着・低減する機能を持っています。
これは、芳香剤のように「ニオイをニオイで誤魔化す」のではなく、ニオイの原因物質そのものを吸い取るという仕組みです。
・玄関の靴のニオイ
・トイレの嫌な臭い
・料理のにおい
——これらは全てエコカラットが得意とするフィールドです。
さらに、エコカラットにはホルムアルデヒドの低減効果もあります。
ホルムアルデヒドは新築住宅の「シックハウス症候群」の原因物質として知られており、特に小さな子どもやアレルギー体質の方がいるご家庭では、無視できないポイントです。
「性能で選ぶなら、エコカラットは今の市場で最も信頼できる壁材のひとつ」
これが、現場を見てきた建築士としての率直な結論です。
3、「玄関に採用して確信した。梅雨と靴のニオイが消えた話」
我が家で最初に「採用して本当によかった」と感じたのは、リビングではなく玄関でした。
玄関は、住む人が毎日必ず通る場所であり、お客様が最初に目にする「家の顔」でもあります。にもかかわらず、玄関の壁材について真剣に考える人は意外と少ない。
そこに気づいたとき、「ここにエコカラットを入れない理由がない」と確信しました。
玄関が抱える「3つの宿命的な問題」
玄関という空間には、構造上どうしても避けられない3つの問題があります。
1. 靴のニオイ問題
革靴・スニーカー・ブーツ——どんな靴も、長く使えば菌の繁殖によって独特のニオイが発生します。玄関は密閉されがちな空間なので、そのニオイが充満しやすい。「うちはそんなに臭くない」と思っている方も、実は外から帰ったとき、一瞬だけ「あ」と感じているはずです。
2. 雨の日・梅雨時期の湿度問題
雨の日に帰宅すれば、傘・レインコート・濡れた靴など、大量の水分を玄関に持ち込みます。梅雨の時期はさらに深刻で、玄関扉を開けるたびに外の湿気が流入します。この湿気が長時間留まることで、靴箱の中や壁際にカビが発生するケースも珍しくありません。
3. 第一印象の問題
玄関の壁が無機質なクロスだと、空間全体が「普通の家」で終わります。でも、家の第一印象は玄関で9割決まる、と私は感じています。逆に言えば、玄関を整えるだけで家全体の印象がグッと変わります。
採用後、梅雨を1回越えてわかったこと
エコカラットを玄関に施工して、最初の梅雨を越えたとき、私思いました。
「なんか、玄関の空気が違う気がする。」
気のせいかな、と思ったのですが、妻も同じことを感じていました。
以前(賃貸に住んでいたとき)は、梅雨の時期になると玄関を開けたときに「こもった感じ」があった。でも、新居の玄関はそれがあまりない。
空気が軽い、とでも言えばいいのか。
靴のニオイについても変化がありました。
以前は玄関扉を開けると、かすかに靴の臭いを感じていたのが、ほぼ感じなくなりました。
芳香剤を玄関に置いていましたが、今はなくても気にならない。
これは、エコカラットがニオイの原因物質(アンモニア等)を吸着してくれているからなのかな。
「なくなった」のではなく「吸われた」
——この違いは大きいような気がします。
色合わせで「室礼(しつらい)」が格段に上がった
機能面だけでなく、デザイン面でも玄関採用は大正解でした。
私が玄関で選んだのは、建具の色・床材の色・造作の色味に合わせたトーンのエコカラットです。
玄関の床は濃いめのグレー系のタイル。
建具はメープル色。それに合わせて、エコカラットはベージュ系の落ち着いたトーンを選びました。
メーカーのサンプルだけ見ていると「これが正解?」と迷いますが、インテリア全体の色調に合わせると、完成したときに「まとまり感」が出ます。
この「室礼が上がる」という感覚は、なかなか言語化が難しいのですが、一言で言えば
「ここに住む人のセンスと生活レベルを、空間が無言で語ってくれる」
ということです。
来客があったとき、「玄関のこれいいですね」と言われることが増えました。
以前の賃貸では一度も言われなかったセリフです。
玄関採用で失敗しないための注意点
玄関にエコカラットを採用するとき、一点だけ注意してほしいことがあります。
淡い色のエコカラットを下部に使う場合、靴跳ねや泥汚れに注意が必要です。
エコカラットは多孔質素材のため、汚れが染み込むと落としにくい場合があります。
玄関の床から30〜40cm程度の範囲は、汚れが目立ちやすい淡色より、ダーク系や汚れが目立ちにくいデザインを選ぶことをひとつです。
あるいは、私は淡い色を選んだので施工高さに配慮しました。
みなさまが仮に採用するときは腰から上にするという選択もアリです。
これは、現場で玄関施工を見てきた経験から言える、**「プロが知っている小さな後悔ポイント」**のひとつです。
4、「リビングに壁掛けテレビ+エコカラット。重厚感の作り方、全部見せます」
玄関での手応えを確信に変えてくれたのが、リビングへの採用でした。
我が家のリビングには、壁掛けテレビとエコカラットを組み合わせた「テレビ壁面」を作りました。これが、完成してから毎日「作ってよかった」と感じる場所になっています。
なぜ「壁掛けテレビ+エコカラット」なのか
リビングのテレビ周りって、意外と「なんとなく」になりがちな場所じゃないですか?テレビスタンドを置いて、その隣にゲーム機があって、配線がごちゃごちゃして——よく見るリビングの光景です。
壁掛けテレビにするだけで、まず配線と床のごちゃごちゃ感がなくなります。そして、その背面にエコカラットを施工することで、テレビ壁面全体が「インテリアの一部」として機能するようになります。
テレビを見ていないとき、壁面として佇んでいるだけで絵になる。
これが「ホテルライク」と言われる空間に仕上がる理由です。
私が選んだデザインとコーディネートの実際
我が家のリビングで選んだのは、タイル調のグレーテイストのエコカラットをアクセントとして採用するコンセプトです。
インテリアの方向性を決めるとき、まず妻と話し合いました。
キッチンとカップボードは妻がグレージュを採用したかった。
そうなると、リビング全体のテイストも「グレー系でまとめる」という方向性が自然に決まります。
エコカラットの色味は、そのキッチン・カップボードのグレージュと喧嘩しないよう、少しクールトーン寄りのグレーを選択。遠目にはスッキリとしていて、近づくとタイルの凹凸感と素材の重厚さが伝わってくる——そういう「引いても寄っても格好いい」壁面を目指しました。
結果として、キッチンのグレージュ・カップボードの色・リビングのエコカラットが「同じ色調のグラデーション」でまとまり、空間全体に統一感が生まれました。
ホテルライクテイストとエコカラットの相性
近年、住宅トレンドとして「ホテルライク」なインテリアが人気を集めています。グレー・ブラック・ホワイトなどのニュートラルカラーを基調に、素材感でリッチさを演出するスタイルです。
このホテルライクテイストに、エコカラットは非常に相性がいい。理由は**「素材の本物感」**です。
ホテルの客室やロビーには、タイル・石材・金属など「本物の素材」が使われていることが多い。その感覚を住宅で再現しようとしたとき、クロスでは限界がある。でもエコカラットなら、ホテルライクな質感をそのまま家に持ち込めます。
しかも、エコカラットのラインナップには、ホテルのロビーを思わせるデザインが複数あります。大判の石目調、繊細なラインが入ったデザインなど、「どれを選べばいいかわからない」という方は、まずショールームで実物を見てください。必ず「これだ」というものに出会えかも。
「アクセント」として使うときの鉄則と性能の効果
ひとつだけ、重要なことをお伝えします。
エコカラットは全面に貼るのではなく、ポイント使い(アクセント)として使うほうが意匠的に効果的なケースが多いです。
全面貼りにすると、逆に「重く」感じる空間になることがある。テレビ背面だけ・ソファ背面だけ・玄関正面だけ——というように、「見せたい壁1面」に集中させることで、その壁が空間のフォーカルポイント(視線が集まる中心)になります。
私のリビングも、テレビ背面の1面だけです。でも、リビングに入ってきた人の視線は自然とそこに集まります。
それと性能についてはメーカーの推奨面積は床面積のおよそ1/4以上の壁面積に施工することをおすすめしている。施工面積の指標となりますので参考に。
5、「選ぶときに絶対やってほしい。建築士が教える後悔しない3つのコツ」
エコカラットを採用しようと決めた方に、次は「どう選ぶか」が重要になります。ここを間違えると、「思っていたのと違う…」という後悔につながります。
現場でエコカラットの施工に関わってきた経験から、「これをやっておけば後悔しない」3つのコツをお伝えします。
コツ①「サンプル単体で決めるな。必ず”隣に置くもの”と一緒に見ろ」
これが最も重要です。
エコカラットのサンプルは、だいたい10cm×10cm程度の小片で確認します。このサイズで単体で見ると、「素敵!これにします」と即決したくなる。でも、実際に施工してみると「なんか違う…」という感想になるケースが少なくありません。
なぜか?
サンプル単体で見たときと、実際の空間でインテリア全体に囲まれたときの「印象」は全然違うからです。
私の家でも、最初に候補に挙げたエコカラットと、最終的に採用したものは違います。単体で見たとき「これが一番素敵」と思っていたものが、床材・建具・キッチンと並べてみると「ちょっとトーンや色味が合わない」と感じた。
対策: ショールームでは、必ず「同じ空間で採用予定の素材サンプル」を持参してください。
床材のサンプル、建具のカタログ、キッチン扉のサンプル——これらを並べて比較することで、「実際の完成形」に近い判断ができます。
コツ②「アクセントか、馴染みか。目的を先に決めてから素材を選ぶ」
エコカラットを選ぶとき、まず最初に自分に問いかけてほしいことがあります。
「この壁に、主張してほしいのか、馴染んでほしいのか?」
この二択で、選ぶべきデザインが大きく変わります。
主張したい(アクセントウォールとして使いたい)場合
→ コントラストが出るデザインを選ぶ。周囲の壁より明度を下げるか、質感で差をつける。タイル調・石目調の凹凸が強いデザインが効果的。
馴染ませたい(空間に溶け込ませたい)場合
→ 床材・建具と同系色のトーンを選ぶ。色相・明度が近いものを選ぶと、「どこかわからないけど上品」という統一感が生まれる。
私の玄関は「馴染ませる」選択をしました。
建具と床材の色調に合わせたので、エコカラット単体が目立つわけではないけれど、空間全体に一体感がある。
一方リビングは「アクセント」として使い、グレーのタイル調で視線を引きつける役割を持たせました。
同じ家の中でも、場所によって目的を変えるました。
コツ③「色を決める順番を間違えるな。エコカラットは”最後”に決める」
インテリアコーディネートには「決める順番」があります。これを間違えると、後から「なんかまとまらない」という状態になります。
私の順番はこうです。
①床材(最も面積が大きく、変更が最も難しい)
②建具・造作家具の色(床材と相性で決める)
③壁のベースクロス(建具と床材の中間トーンで選ぶ)
④キッチン・洗面台などの設備色
⑤エコカラット(ここまで決まったものと合わせて最終決定)
エコカラットは「⑤番目」に決めるべきもの。①〜④が決まっていれば、エコカラットの候補は自然に絞られます。逆に、エコカラットを先に気に入ってしまって「このエコカラットに合わせてインテリアを決めよう」とすると、難しいと感じました。
素材は順番で選ぶ。 シンプルですが、これが鉄則かもしれないです。
【補足】ショールームで必ず確認すべき3つのポイント
最後に、LIXILショールームに足を運ぶときに必ずチェックしてほしい3点です。
1. 光の当たり方を変えて見る(展示照明と自宅の照明は違う。蛍光灯・電球色で見比べる)
2. 大きなサイズのサンプルで確認する(小片サンプルより、壁面展示で見たほうが実際に近い)
3. 触ってみる(凹凸感・ひっかかり感は実際に触れないとわからない。メンテナンス性も確認する)
ショールームは無料で利用できます。「まだ採用するか決めていない」段階で行っても全く問題ありません。
むしろ、決める前に行ってほしい。実物を見ると、迷いが一気に晴れます。
6、「価格は高い。それでも採用した理由を正直に話します」
正直に言います。
エコカラットは安くはありません。
材料費だけで1㎡あたり8,000〜30,000円、施工費を含めると費用はさらに上がります。「壁紙(クロス)なんて1,000〜2,000円/㎡でしょ?」と思えば、確かに10倍以上の差があります。
それでも私が採用した理由を、正直に話します。
比較対象を「クロス」にするな
「エコカラットは高い」と感じる最大の理由は、比較対象が間違っているからだと思います。
クロスと比べれば当然高い。でも、「機能とデザインの両方を得る手段」として比較したらどうでしょう。
たとえば——
•消臭剤(玄関・トイレ用):年間5,000〜10,000円
•除湿器:本体30,000円〜、電気代年間数千円
•アクセントクロスのリフォーム:数年で貼り替えが必要な場合も
これらのコストを10年・20年で考えたとき、エコカラットを一度施工して長期間使い続けるほうが、トータルで見たら合理的な選択になることがあります。
消耗品の繰り返し購入と、一度の設備投資。どちらが自分の生活に合っているか、計算してみることをおすすめします。
「全面貼り」しなくていい
「エコカラットは高い」と感じる方への、現実的な提案があります。
全面に施工する必要はありません。
玄関の正面1面だけ、テレビ背面だけ、トイレの1面だけ——部分的な採用でも、エコカラットの機能とデザイン効果は十分に発揮されます。
たとえばトイレ1面(約1〜1.5㎡)なら、材料費は1万〜2万円程度。施工費を含めても数万円で収まるケースがほとんどです。「全室エコカラットにしなきゃいけない」という固定観念を外すだけで、採用へのハードルはグッと下がります。
建築士として、住んでみてからの正直な評価
住み始めてから現在まで、エコカラットを採用したことを後悔したことは一度もありません。
デザイン・性能・耐久性——全てにおいて、期待を裏切らない素材でした。
「もし家を建て直す機会があったら、またエコカラットを採用するか?」と自問したとき、答えは即座に「はい」です。
おわりに
「あなたの家の”一番気になる場所”から始めてみてください」
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
ここまで読んでくれたあなたは、きっと「なんとなくいいかも」ではなく、「具体的にどこに使おうか」と考え始めているはずです。
最初の一歩は難しく考えなくていい。玄関の1面だけでも、テレビ背面の1か所だけでもいい。「気になる場所、1つだけ」から始めてみてください。
ひとつ採用してみて、効果とデザインを実感できたら、次は別の場所へ——そういう進め方が、後悔なく取り入れるための現実的なステップです。
そして、採用する前に必ずやってほしいこと。LIXILのショールームで、実物を触ってみること。 写真やカタログでは伝わらない「本物の質感」が、きっとあなたの背中を押してくれます。
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