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【必読】家づくり総額はいくら必要?1級建築士パパが教える「見落としがちな予算」


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    はじめに|「家は3,500万円で建ちます」に騙されないでください

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    「総額3,500万円で建てられると聞いたのに、最終的に4,800万円になりました……」

    これは私が相談を受けたご家族の実話です。差額は1,300万円。ローンの月々の返済額にすると、3〜4万円以上の上乗せ。30年間、毎月毎月、その差を払い続けることになります。

    あなたは今、こんな不安を感じていませんか?

    「住宅会社のチラシに書いてある金額、本当に信じていいの?」
    「土地代と建物代を足した金額が総額だと思ってたけど、それで合ってる?」
    「契約してから追加費用が出てきたらどうしよう……」

    この不安、まったく正常です。むしろ、こうした疑問を持たずに家づくりをスタートしてしまう人の方が危ないのです。

    私は1級建築士として、家づくりに関わってきました。その経験の中で痛感しているのは、「予算で後悔する人」と「予算で成功する人」の違いは、最初に正しい全体像を知っているかどうか、ただそれだけだということです。

    この記事では、住宅会社が積極的には教えてくれない「家づくりの予算の内訳」を、1級建築士の立場から全部お見せします。

    読み終えた後には、こんな状態になっているはずです。

    ・チラシの「建物価格」がなぜ総額ではないかわかる
    ・土地代以外にかかる費用が把握できる
    ・契約後に予算が膨らむ理由が理解できる
    ・自分の家づくりの総額イメージが持てる

    そして、この記事の後半では「予算オーバーしない人が最初に決めている3つの数字」もお伝えします。これを知っているだけで、家づくりの安心感がまるで変わります。

    【家づくり予算チェックリスト】も最後にご準備しました。

    それでは、はじめましょう。


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    第1章|家づくり予算は「5つ」に分けて考えると失敗しない

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    多くの人が家づくりの予算を考えるとき、「土地代+建物代=総額」と考えます。

    でも、これは大きな間違いです。

    正しくは、家づくりの総額は大きく5つの費用で構成されています。

    家づくり総額 =
    ① 土地費
    ② 建物本体工事費
    ③ 付帯工事費
    ④ 諸費用
    ⑤ 予備費

    この5つを知らずに予算を組むと、③〜⑤の部分が丸ごと「想定外」になります。その金額、合計すると300万円〜700万円になることも珍しくありません。

    【総額5,000万円の場合のリアルな内訳】

    ① 土地費:2,000万円(40%)
    ② 建物本体工事費:2,300万円(46%)
    ③ 付帯工事費:350万円(7%)
    ④ 諸費用:250万円(5%)
    ⑤ 予備費:100万円(2%)
    合計:5,000万円

    住宅会社のチラシや広告に載っているのは、基本的に②の「建物本体工事費」だけです。①の土地費はもちろん含まれていませんし、③④⑤も「別途」となっているケースがほとんどです。

    この全体像を最初に頭に入れておくだけで、予算計画の精度がまったく変わります。

    次の章からは、それぞれの費用について詳しく解説していきます。まず最初に、多くの人が「土地代だけ」で判断してしまう落とし穴から見ていきましょう。


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    第2章|土地代だけで判断すると危険。土地購入前に見るべき4つの費用

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    「土地1,500万円の物件を見つけました!」

    こういうご相談をよくいただきます。でも、実際に土地を買うとかかる費用は1,500万円だけではありません。

    ■ 土地を購入するとかかる4つの費用

    ① 仲介手数料

    不動産会社を通じて土地を購入する場合、仲介手数料がかかります。
    計算式は「(売買価格×3%+6万円)×消費税」。
    1,500万円の土地なら約56万円。これは意外と見落とされます。

    ② 登記費用(所有権移転登記)

    土地の名義を自分に変える手続きです。
    司法書士への報酬と登録免許税で、10万〜20万円程度が目安です。

    ③ 固定資産税精算金

    土地の売買は年の途中で行われることがほとんどです。その年の固定資産税を、引渡し日で日割り計算して売主と買主で分担します。金額は土地によりますが、数万〜十数万円が一般的です。

    ④ 不動産取得税

    土地取得後、半年〜1年程度で自治体から納税通知が届きます。
    軽減措置が使えることも多いですが、数万〜数十万円の支出になることを覚えておきましょう。


    ■ 2026年時点の土地価格の傾向

    都市部(東京・大阪・名古屋の市街地)
    坪単価100万円〜300万円超も珍しくない状況が続いています。30坪の土地でも3,000万円〜5,000万円以上になるエリアも多く、予算の大半を土地が占めるケースが増えています。

    郊外(政令市から30〜60分圏内)
    坪単価20万〜60万円程度。30坪の土地で600万〜1,800万円程度が目安。土地と建物のバランスが取りやすいエリアです。

    地方(人口10万人以下の市町村)
    坪単価5万〜20万円程度。30坪の土地で150万〜600万円程度。土地にかける予算を建物に回せる分、家の中身にこだわりやすいのが特徴です。


    ■ 土地価格別シミュレーション(仲介手数料込みの実際の支出)

    ・土地1,000万円 → 実際の支出 約1,054万円
    ・土地1,500万円 → 実際の支出 約1,574万円
    ・土地2,000万円 → 実際の支出 約2,094万円
    ・土地3,000万円 → 実際の支出 約3,133万円

    「あれ、思ったより多い……」と感じた方、正しい感覚です。土地を買うだけで、表示価格の5〜7%程度が追加でかかると覚えておきましょう。


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    第3章|「建物価格○○万円」の広告に含まれていないもの

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    ここが、多くの人が最もびっくりする部分です。

    住宅会社のチラシに「2,000万円で建てられる!」と書いてあっても、その2,000万円には含まれていないものがたくさんあるのです。

    ■ 建物本体工事費に「含まれるもの」

    基本的な構造躯体・仕上げ工事は含まれています。

    ・基礎工事
    ・構造(柱・梁・床・屋根組み)
    ・屋根材・外壁材
    ・内装仕上げ(クロス・床材等)
    ・建具(ドア・窓)
    ・キッチン・バス・トイレ等の設備(標準仕様の場合)

    ■ 建物本体工事費に「含まれないケースが多いもの」

    実は、日常生活に欠かせないものが「含まれていない」ことが多いのです。

    ・照明器具:「照明なし」で引渡しが標準の会社も多い。20〜50万円程度かかります。
    ・カーテン・ブラインド:新居の窓全部にかかる費用。20〜60万円程度。
    ・エアコン:「エアコン工事用スリーブあり」で引渡し。本体+設置で50〜150万円。
    ・外構工事:駐車場、フェンス、門柱、アプローチ一式。これが別途100万〜400万円以上かかります(詳しくは第5章で)。

    「建物2,000万円で建てられると思っていたのに、照明・カーテン・エアコン・外構を入れたら2,400万円になった」というのは、日常的に起こっていることです。

    ■ 2026年現在の建築費相場

    資材費・人件費の上昇が続いており、コロナ前と比較して20〜30%程度高くなっています。

    ハウスメーカー(大手)
    坪単価:80万〜150万円 / 35坪:2,800万〜5,250万円

    地域工務店(中堅)
    坪単価:60万〜90万円 / 35坪:2,100万〜3,150万円

    ローコスト住宅
    坪単価:40万〜60万円 / 35坪:1,400万〜2,100万円

    ただし、ローコスト住宅でも「標準外のオプション追加」「照明・外構別途」などを考慮すると、最終的な差は縮まることが多いです。「安さの理由」を必ず確認するようにしてください。


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    第4章|契約後に100万円〜300万円増える原因の正体

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    「契約書にはなかったのに、なぜこんなに増えるの?」

    この章で解説するのは、多くの人が見落とす「付帯工事費」です。これが、契約後に予算が膨らむ最大の原因です。

    ■ 付帯工事とは何か

    建物本体工事の「外側」にある工事費用です。現場によって発生するかどうかが異なるため、最初の見積もりに含まれていないことが多いのです。

    主な付帯工事の種類と費用目安(2026年版)

    ① 屋外給排水工事
    道路の本管から建物まで、水道管・排水管を引き込む工事です。距離や深さによって費用が変わります。50万〜150万円程度。

    ② 電気引込工事
    電柱から建物に電気を引き込む工事。既存の電柱が近ければ安く済みますが、遠い場合は費用がかさみます。5万〜30万円程度。

    ③ 仮設工事
    工事中に必要な仮設トイレ・仮設電気・足場など。建物価格に含まれている場合もありますが、含まれていない場合は20万〜50万円程度かかります。

    ④ 解体工事(古家がある場合)
    ・木造一戸建て(30坪程度):100万〜200万円
    ・鉄骨造:150万〜250万円
    ・RC造:200万〜350万円


    ■ 要注意:造成工事と地盤改良工事

    この2つは、土地を買うまでわからないのに費用が大きいという、最も厄介な出費です。

    造成工事(土地の高低差がある場合)
    高低差がある土地は、擁壁(ようへき)の設置が必要になることがあります。
    目安:50万〜500万円以上(本当にピンキリです)

    地盤改良工事(地盤調査後に判明)
    これが、一番「まさか」となりやすい費用です。
    地盤調査は建物の設計後・着工前に行うことが多く、「土地を購入してから」判明するケースがほとんどです。

    ・表層改良(浅い部分の改良):50万〜100万円
    ・柱状改良(中程度の深さまで改良):100万〜200万円
    ・鋼管杭(深い部分まで杭を打つ):150万〜250万円


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    第5章|外構は最後でいいと思った人ほど後悔します

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    家づくりの計画では、外構(庭・駐車場・フェンス等)は後回しにされがちです。でも、これが大きな落とし穴になります。

    ■ なぜ外構が後回しになるのか

    住宅会社の営業プロセスでは、まず「建物」から話が進みます。外構の打ち合わせは着工後、引渡しの直前になることがほとんど。その頃には予算がほぼ使い切られていて、「外構に使えるお金がない……」という状況になるのです。

    ■ 外構工事の主な内容と費用

    ① 駐車場
    コンクリート打設(2台分):50万〜100万円
    カーポート追加:30万〜60万円

    ② フェンス・ブロック塀
    10〜15m程度:30万〜80万円

    ③ 門柱・ポスト・インターホン
    シンプルなもの:15万〜30万円
    デザイン性の高いもの:40万〜100万円

    ④ アプローチ(玄関までの通路)
    素材・距離によって:20万〜80万円

    ⑤ 庭・植栽
    最低限の整地+芝:30万〜100万円以上

    ■ 2026年版・外構費用の現実的な目安

    最低限(駐車場コンクリート+基本フェンスのみ)
    → 100万〜150万円

    標準(駐車場+フェンス+門柱+アプローチ+最低限の植栽)
    → 200万〜300万円

    こだわる(ウッドデッキ・タイル仕上げ・照明・植栽充実)
    → 400万円以上

    「外構なんて100万円もあれば十分」と思っていた方、いかがでしょうか。

    住まいの第一印象は外構が決めるとも言われます。せっかく建てた家も、外構が貧弱だと「なんとなく安っぽく見える」ことがあります。家づくり計画の最初から、外構費用200万円以上を確保しておくことを強くおすすめします。


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    第6章|「諸費用」で消える200万円。その内訳を全部公開します

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    諸費用とは、家づくりに付随して発生する「工事以外の費用」の総称です。目安は総費用の3〜5%。5,000万円の家を建てる場合、150万〜250万円程度になります。

    ■ 諸費用の主な内訳

    住宅ローン関連
    ・保証料:借入金額の0.2〜2%程度(金融機関による)
    ・事務手数料:定額型は3〜5万円、定率型は借入金額の2%程度
    ・団体信用生命保険:ローンに組み込まれることが多い

    保険関連
    ・火災保険(10年):30万〜80万円程度(建物構造・補償内容による)
    ・地震保険:火災保険の30〜50%(加入は任意ですが強く推奨)

    登記関連
    ・所有権保存登記(建物):5万〜15万円程度
    ・抵当権設定登記(住宅ローン):5万〜15万円程度
    ・司法書士報酬:15万〜25万円程度

    その他
    ・印紙代(売買契約書・請負契約書):計2万〜6万円
    ・引越し費用:15万〜40万円程度(時期・距離・荷物量による)
    ・家具・家電の買い替え:50万〜200万円以上になることも

    特に「家具・家電」は見落とされがちです。

    新居に合わせてソファ・ダイニングテーブル・照明・カーテンを一式そろえると、あっという間に100万円を超えます。さらに冷蔵庫・洗濯機・エアコンを買い替えると……という具合に、諸費用は思った以上に膨らむのです。

    「家が建ったのに、家具が買えない」という状況を避けるためにも、諸費用は余裕を持って見積もっておきましょう。


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    第7章|2026年版|家づくり総額シミュレーション

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    ここまでの知識を元に、実際のケース別で総額をシミュレーションしてみましょう。「自分はどのくらいかかるの?」を掴む、この記事の目玉です。

    ■ ケース① 地方都市|土地1,500万円・35坪

    土地費(仲介手数料込み)      :1,574万円
    建物本体工事(工務店・標準仕様)  :2,100万円
    付帯工事(給排水・仮設等)     :200万円
    地盤改良(表層改良想定)      :80万円
    外構工事(標準)          :200万円
    諸費用(ローン・登記・保険等)   :180万円
    家具・家電・照明・カーテン     :100万円
    予備費               :100万円
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    総額:約4,534万円

    → 土地+建物だけで考えると3,600万円。でも実際は約4,500万円が現実的な総額です。


    ■ ケース② 郊外|土地2,500万円・35坪

    土地費(仲介手数料込み)      :2,622万円
    建物本体工事(ハウスメーカー標準) :2,800万円
    付帯工事              :250万円
    地盤改良(柱状改良想定)      :150万円
    外構工事(標準〜こだわり)     :280万円
    諸費用               :220万円
    家具・家電・照明・カーテン     :150万円
    予備費               :150万円
    ──────────────────────
    総額:約6,622万円

    → 土地+建物だけで5,300万円と思っていたのに、実際は約6,600万円。差額は1,300万円超です。


    ■ ケース③ 都市部|土地3,500万円・30坪

    土地費(仲介手数料込み)      :3,671万円
    建物本体工事(ハウスメーカー)   :2,600万円
    付帯工事              :300万円
    地盤改良              :180万円
    外構工事(限られたスペース)    :150万円
    諸費用               :280万円
    家具・家電・照明・カーテン     :150万円
    予備費               :200万円
    ──────────────────────
    総額:約7,531万円

    → 「土地3,500万円+建物2,600万円=6,100万円」のつもりが、実際は7,500万円以上になるケースです。

    この3つのシミュレーションを見て、いかがでしょうか。「思ったより高い……」と感じた方、それが正しい現実認識です。

    次の章では、こうした現実を知った上で「それでも予算オーバーしない人」が何をしているのかをお伝えします。


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    第8章|予算オーバーしない人が最初に決めている「3つの数字」

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    家づくりで予算をコントロールできる人には、共通点があります。それは、計画の最初に3つの数字を決めているということです。

    ■ ① 総予算(自己資金+借入可能額)

    まず「いくらまで使えるか」を決めます。ここで大切なのは、借りられる額ではなく、無理なく返せる額を基準にすること。

    目安:年収の5〜6倍程度の借入額を上限に考える。
    年収600万円であれば、借入上限は3,000万〜3,600万円。

    ■ ② 住宅ローン上限(月々の返済額の上限)

    「月々いくらまでなら家計が苦しくないか」を先に決めます。

    計算式:月々の返済希望額 × 240〜360回 = 借入可能額の目安

    例)月10万円の返済を希望 → 10万円 × 300回(25年) = 3,000万円が借入目安

    ■ ③ 予備費(最低でも総額の3〜5%)

    この記事を読んで、予期せぬ出費がいかに多いかおわかりいただけたと思います。

    総額5,000万円の計画なら、予備費は150万〜250万円を確保しておくのが最低ライン。余った場合は繰り上げ返済に使えばいいのです。

    ■ おすすめの予算配分の考え方

    ・土地費:30〜40%
    ・建物本体工事費:40〜50%
    ・付帯工事・外構:8〜10%
    ・諸費用・家具家電:5〜7%
    ・予備費:3〜5%

    これが崩れると、どこかにしわ寄せが来ます。特に「土地に予算を使いすぎて建物が貧弱になる」か、「建物にこだわりすぎて外構と諸費用が足りなくなる」というパターンが非常に多いです。


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    第9章|私が家づくり相談で必ず伝える「予算の組み方」

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    最後に、1級建築士として多くの家族の家づくりに関わってきた私が、本当に伝えたいことをお話しします。

    ■ 「土地から探す人」と「建物から考える人」の違い

    家づくりの相談に来られる方は、大きく2つのタイプに分かれます。

    タイプA:先に土地を探す人
    良い土地を見つけてから、残った予算で建物を考えるパターン。土地を気に入りすぎると予算配分が崩れやすく、建物に妥協が生まれることがあります。

    タイプB:先に建物のイメージを決める人
    「こんな家に住みたい」という理想から逆算して土地を探すパターン。建物予算の目安が決まっているので、土地にかけられる金額が自然と決まります。

    私が経験上おすすめするのはタイプBのアプローチです。

    「月々の返済額」→「借入可能額」→「建物にかけられる予算」→「土地にかけられる予算」

    この順番で考えると、予算オーバーのリスクが格段に下がります。

    ■ 予算で後悔する人と成功する人の違い

    後悔する人の共通点
    ・チラシの建物価格を「総額」と思い込んでいた
    ・気に入った土地・建物を見つけてから予算を考えた
    ・予備費をゼロにして「ぴったり」で計画した
    ・外構・諸費用を「後で何とかなる」と思っていた

    成功する人の共通点
    ・最初に「総額の全体像」を把握していた
    ・総予算から逆算して土地・建物の上限を決めた
    ・予備費を最初から計画に組み込んでいた
    ・「隠れ費用」を知った上で余裕ある計画を立てた

    違いは、知識があるかどうかだけです。

    ■ 最後に伝えたいこと

    家づくりは「安く建てること」が目的ではありません。

    「無理なく、ずっと暮らし続けられること」が本当の目的です。

    月々の返済が苦しくて家族旅行もできない。子供の習い事も我慢させる。そんな暮らしは、どれだけ素敵な家を建てても幸せとは言えません。

    大切なのは、現実的な総額を把握した上で、無理のない予算計画を立てること。そして、信頼できる建築士やFPと一緒に、じっくり計画すること。

    この記事がその第一歩になれば、こんなに嬉しいことはありません。


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    まとめ|家づくりは「建物価格」ではなく「総額」で考える

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    この記事で伝えてきたことを、最後に整理します。

    【家づくり総額の5つの要素】

    ① 土地費(仲介手数料・登記費用なども含む)
    ② 建物本体工事費(照明・エアコン・外構は別途)
    ③ 付帯工事費(給排水・地盤改良・造成・解体など)
    ④ 諸費用(ローン関連・保険・登記・引越し・家具家電)
    ⑤ 予備費(最低でも総額の3〜5%)

    チラシの「建物価格」はこの5つの②の一部に過ぎません。残りを含めると、300万〜700万円以上多くなることが普通なのです。

    【家づくり予算チェックリスト】

    □ 土地費(仲介手数料・登記費用含む)を確認した
    □ 建物本体工事費の「含まれないもの」を確認した
    □ 付帯工事費(給排水・仮設等)を見積もった
    □ 地盤改良のリスクを把握している
    □ 外構費用を200万円以上確保した
    □ 諸費用(ローン・保険・登記・引越し)を計算した
    □ 家具・家電・照明・カーテン費用を確保した
    □ 予備費(総額の3〜5%以上)を確保した
    □ 月々の返済額から逆算した総予算を決めた


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    この記事を読んでくださったあなたへ
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    家づくりは人生最大の買い物です。100万円、200万円の差が、10年後20年後の暮らしの余裕を大きく変えます。知識こそが最大のコスト削減策——そのことを、ぜひ覚えておいてください。

    最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

     
     
    1級建築士|会社員として建築設計に従事|副業で発信中|元ハウスメーカーの現場管理経験と住宅省エネの知見をもつ2児のパパ|家づくりの成功・失敗談や、建築士目線のアドバイス、パパの日常を発信中🏠

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