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【衣類乾燥機】建築士が自分の家を建てたときに「乾太くん」を採用した理由

    はじめに 

    ── 「乾燥機って本当に必要?」という問いに、建築士が本気で答えます。

    「乾燥機って本当に必要ですか?」
    家づくりを考えてる友人からよく聞かれる質問です。
    「ドラム式洗濯機で十分じゃないんですか?」
    「乾太くんって、結局高いんでしょ?」
    「設置スペースが取れるかどうか…」
    気持ちはよく分かります。
    私自身も、自分の家を建てるときに同じことを考えていました。
    でも今、乾太くんを導入して1年が経った私が言えることは、ひとつだけです。

    「もう、乾太くんのない生活には戻れない」

    1級建築士として家づくりに携わってきた中で、「採用した人の満足度が異常に高い設備」というのが確かに存在します。
    高級キッチン、床暖房、大型バスルーム…いろんな設備がありますが、満足度の継続性という意味で、乾太くんの右に出るものはないと、私は本気で思っています。
    この記事では、建築士としての視点と、2児のパパとしてのリアルな体験談の両方から、乾太くんについてとことん語ります。
    単なる設備レビューではなく、「自分の暮らしに本当に必要かどうか」を判断できる情報をお届けしたいと思っています。

    第1章 「洗濯が終わらない人生」から抜け出したかった

    子どもがいる家庭の洗濯量は、想像の3倍ある。
    子どもが生まれる前、我が家の洗濯は週に3〜4回でした。
    それが子どもが生まれた瞬間から、毎日に変わりました。
    さらに下の子が生まれると、多い日は1日2回まわすこともザラにあります。
    泥んこで帰ってきた服、タオル、シーツ…。
    子どもを育てるということは、洗濯物を育てることでもあります(笑)。
    量だけじゃありません。
    問題は「干す」という作業のコストです。
    「干す」という行為が、毎日の精神コストになっていた
    洗濯を干すのに、何分かかりますか?
    バスタオル2枚、フェイスタオル5枚、子どもの服、大人の服、靴下…。丁寧にやれば15〜20分はかかります。
    毎日やれば、週に2時間以上。年間では100時間を超えます。
    共働きで、夜に洗濯するときは大体私の担当。
    乾太くん導入前は
    仕事帰って、→風呂入って→洗濯回す→ベランダに干す(雨の日はコインランドリー)
    でも、時間だけが問題じゃないんです。
    「干さないといけない」、「雨の中コインランドリーに行かないといけない」という事実。
    これが地味に重い。
    雨が降りそうな日は天気予報が気になる。
    休みの日は外出のタイミングを洗濯に合わせてしまう。
    夜に干し忘れると、一日中ざわざわする。
    これ、ストレスですよね。。
    建築士なのに、家事で疲弊していた。
    正直に言います。
    私は家づくりのプロとして「動線設計」や「収納計画」を語る仕事をしていますが、自分の家では洗濯物に振り回されていました。
    「水回りを集約すれば家事がラクになる」「洗濯機と物干しを近くにすれば移動が減る」──そういう間取りの工夫は確かに大切です。
    でも、根本的な問題は別のところにありました。
    家事の中でもっとも時間と精神力を消費しているのは「干す→取り込む→畳む」というプロセスそのものだということです。
    動線を短くしても、干す行為は残る。取り込む作業は残る。それが毎日続く。
    家づくりで本当に減らすべきは「移動距離」ではなく、「家事のストレス総量」も加味しないといけないと気づいたのです。

    第2章 建築士の私が「ドラム式ではなく乾太くん」を選んだ理由

    最初はドラム式洗濯乾燥機を検討していた。
    乾太くんを採用するまで、私はドラム式洗濯乾燥機で十分だと思っていました。
    「洗濯から乾燥まで全自動で1台にまとまる」
    コスト面でも設置スペース面でも効率がいい。
    でも、実際に使っている友人やお客さんたちの話を聞くうちに、いくつかの違和感が生まれてきました。
    「乾燥に時間がかかる」「タオルがごわごわになる」「乾燥フィルターのお手入れが面倒」「洗濯中は乾燥できない」──。
    これらの声を聞いてから、改めて乾太くんと比較するようになりました。
    ガス乾燥だからこその、圧倒的パワー
    乾太くんが一般的な電気乾燥機と根本的に違うのは、熱源がガスであることです。
    ガスの火力は電気ヒーターの約3倍とも言われます。
    この差が乾燥時間と仕上がりに直結します。
    私の使用感では8kgの洗濯物が乾太くんなら約60分くらいです。
    電気式のドラム洗濯乾燥機では2〜3時間かかることも珍しくありません。
    しかも乾燥させながら次の洗濯物を洗濯機に入れられる。
    洗濯機と乾太くんが独立した設備だからこそ、並行稼働ができるわけです。
    洗濯量が多い子育て世帯にとって、これは本当に大きい。
    私は、家族の服洗濯した後、服を乾太くんに入れたら、次に布団のシーツ洗ったりできて助かってます。
    タオルが、ホテルみたいにふわふわになる
    これは使った人はほぼ言ってる!
    ガスの強い温風で一気に乾かすと、繊維が立ち上がりふんわり仕上がります。
    一方、電気式のドラム洗濯乾燥機は時間をかけてゆっくり乾燥するため、繊維が寝やすく、タオルがごわつきやすい。
    乾太くんを使い始めた翌日から、バスタオルの手触りが変わりました。本当に変わるんです。
    子どもたちもタオルふわふわだから、「このタオル気持ちいい」と言いながら、子どもたちは

    タオルにダイブします。。笑

    毎日使うものだからこそ、この差は積み重なります。
    「外干ししなくていい」は、想像以上にラクだった。
    花粉の季節、梅雨、黄砂、PM2.5。
    外干しには敵が多すぎます。
    でも乾太くんを導入してから、敵の多いシーズンは外干しをほぼゼロにできたんです。
    天気を気にしなくていい。
    梅雨の時期でも、洗濯物が生乾きになることがない。
    これだけで、梅雨が少し好きになりました(笑)。

    第3章 正直、乾太くんを導入して一番変わったのは「時間」だった

    洗濯導線が劇的に短くなった
    乾太くんを導入するとき、私は間取りも合わせて最適化しました。
    「洗う→乾かす→しまう」の動線を一直線にする設計です。
    具体的には、脱衣室の端に服の収納棚を配置し、その脱衣室内の洗濯機上部に乾太くんを設置しました。
    乾太くんで乾いた洗濯物を取り出して、すぐ隣の棚に収納できる。
    以前は休日の朝、洗濯物を干してから出かけないといけないというプレッシャーがありました。
    今は洗濯機を回してから出かけて、帰ってきたら乾太くんに入れるだけ。
    夜に洗濯機を回して就寝前に乾太くんに入れれば、翌朝にはすべて乾いている。
    夜遅い時間に干す作業がなくなる、コインランドリーに行く手間がなくなるだけで、早く寝れて、朝の余白が生まれます。

    子どもとの時間が増えた!
    これが、正直一番伝えたいことかもしれません。
    家事時間が減るということは、その分の時間が生まれるということです。
    我が家では、その時間が子どもとの時間になりました。
    洗濯物を干している15分でお外で遊んだり、ちょっと絵本を読んだり、ブロックで遊んだりしています。
    乾太くんは「洗濯がラクになる設備」ですが、その先にあるのは

    「家族と過ごせる時間」

    です。これを知ったとき、コストへの迷いは完全になくなりました。
    「名もなき家事」が減る幸福感を感じました。
    この「判断コスト」が減るだけで、日常のストレスが驚くほど軽くなります。

    第4章 建築士だから分かった「乾太くんで失敗する家」の共通点

    「後から付けられるでしょ」は危険です
    ここからは、建築士として本気で伝えたいことです。
    乾太くんに興味を持った方が必ず言うのが、「後付けでもできますよね?」という言葉。
    できるケースもあります。でも、後付けは新築時の計画と比べて、費用・手間などかかりやすいです。
    特に以下の項目は、新築の設計段階で準備しておかなければ、後から大きなコストが発生します。

    新築時に準備すべきもの、6つの必須チェックポイント

    ① ガス配管
    乾太くんはガス乾燥機です。洗面脱衣室にガスの配管が来ていなければ、後から引っ張るのは大工事になります。
    新築時に「乾太くん用のガス栓を脱衣室に設けてほしい」と明示的に伝えましょう。
    ② 専用コンセント
    乾太くんの電源コンセントが必要です。
    一般的なコンセントで対応できますが、アース付きコンセントをおすすめします。
    位置と高さを計画段階で決めておきましょう。
    ③ 排湿管(先行配管)
    乾太くんは乾燥時に発生する湿気を外部に排出します。この排湿管を壁に通す工事が必要です。新築時なら壁の中に先行配管できますが、後付けだと壁に穴を開ける大きな工事になります。
    ④ 設置スペースの確保
    乾太くん本体のサイズは高さ671×幅653×奥行674mm
    (9kgデラックスタイプ)。
    洗濯機の上に設置する専用台を使うケースが多いですが、台の高さや扉の干渉まで含めて考えないと、使いにくい配置になります。
    ⑤ 台・棚・高さ計画
    専用台の上に乾太くんを置くと、取り出し口の高さが150cm前後になることがあります。身長によっては取り出しにくい高さになるため、設計段階で使う人の身長に合わせた高さ計画が必要です。
    ⑥排気口の位置
    乾太くんはガス式なので、
    熱風、湿気、排気音、糸くず(微細)、わずかな振動音など外部へ出ます。
    イメージとしては、
    「浴室乾燥機より強めの排気」が連続して出る感じ。
    「ブォー」という排気音。
    こんなところに排気口は要注意!
    ・隣家の窓へ正対
    ・隣地通路へ真正面
    ・境界ギリギリ
    ・駐車場の人の高さへ直撃
    でも、対策はあります。
    ① 配置を考える
    ・人がいない方向へ向ける
    ②排気カバーをつける
    ・①が難しければ排気カバーを。
    お隣さんにご迷惑かけない手段です。メーカー推奨のものがよいです。
    音の軽減と湿気を下向きに分散して排出するのでオススメです!

    よくある後悔パターン

    ◾️「思ったより圧迫感がある」
    洗濯機の上に台を置いて乾太くんを乗せると、かなりの高さになります。
    脱衣室が狭い場合、圧迫感を感じやすい。
    事前に実物を見に行くか、ショールームで確認を。
    ◾️「ドアを開けたら本体にぶつかった」
    脱衣室の扉の開閉方向と乾太くんの位置関係を確認していなかった結果、ドアが本体に当たるケースがあります。図面段階で必ず確認を。
    ◾️「音と熱を考えてなかった」
    乾太くんは動作中に音が出ます(掃除機ほどではないですが)。また排熱があるため、締め切った脱衣室は温度が上がります。換気計画もセットで考えましょう。

    ハウスメーカー・工務店への正しい伝え方

    「乾太くんを置きたいです」だけでは不十分です。
    設計者に伝えるべきことは以下です:
    ・「乾太くんを設置したい。ガス栓・排湿管・専用台のスペースを計画に含めてほしい」
    ・「設置後の扉干渉・コンセント位置・高さ計画まで図面でチェックしてほしい」
    これだけでも、後悔の確率が大きく下がります。

    第5章 「全員に乾太くんをおすすめするわけではない」という本音

    正直に言います
    建築士として、設備の押し売りはしません。
    乾太くんに向いていない人もいます。ここは正直に書きます。

    乾太くんが向いている人

    ・子育て世帯:洗濯量が多く、時短効果を最大限に受けられる
    ・洗濯量が多い人:一人暮らしより複数人家族の方がコスパが出る
    ・タオルの肌触りにこだわりがある人:ふわふわ仕上げは乾太くんの圧倒的な強み
    ・時短と家事負担軽減を最優先にしたい人
    ・花粉・梅雨に悩まされている人
    ・すでに都市ガスを引いている、または引く予定がある人

    ドラム式洗濯乾燥機が向いている人

    ・オール電化の家を検討している人:ガスを引かないならドラム式の方が現実的
    ・設備を1台にスリム化したい人:スペース重視の場合はドラム式の方が合理的
    ・洗濯量が少ない単身・夫婦のみ世帯:乾太くんの圧倒的なメリットを実感しにくいことも

    コスト面のリアル

    乾太くん本体は6kgタイプで10〜13万円前後(2024年時点)。専用台が別途1〜2万円。
    設置工事費(ガス接続・排湿管工事含む)が3〜8万円程度かかります。
    ドラム式洗濯乾燥機の高機能モデルも同程度以上の価格帯なので、初期投資として極端に高いわけではありません。
    ランニングコストは、1回あたりのガス代が約30〜40円程度(都市ガス)。週5回使うとして月に約600〜800円。
    これをどう評価するかは、得られる時短・快適さと天秤にかけてください。
    ちなみに私はecoモードで使用しています。
    ガス代を抑えれると設置してくれたイケイケの兄ちゃんが言ってたのでそれに倣ってます。

    第6章 建築士の私が「家づくりで一番満足度が高かった設備」と感じた理由

    実際に住んでから感じること
    1年経った今、「これがなかったら困る」と思う度合いが一番高い設備が乾太くんです。
    乾太くんは今まで悩んでいたストレスを軽減してくれました。
    来客時に意外と話題になる、これは予想外でした。
    友人が家に遊びに来たとき、「実際どうなの?」と聞かれて「タオルふわふわすぎるよ」と言ったりしてます。
    使った人が語る満足度は、本物です。

    「毎日使う設備」に投資する重要性
    家づくりで予算をかけるべき場所はどこか。
    私の答えは、「毎日使う設備」と「毎日過ごす空間」です。
    年に数回しか使わないゲストルームより、毎朝使うシャワールームに投資した方が幸福度は高い。
    そういう設備に投資することが、暮らしの幸福度を上げる確実な方法だと、私は建築士として、そして2児のパパとして実感しています。

    おわりに 

    ── 「映える家」より「ラクに生きられる家」を
    家づくりのとき「映える家にしたい」という気持ちはよく分かります。
    でも、住み始めた後に本当に大事なのは、「毎日の暮らしがどれだけストレスフリーか」です。
    LDKが広くても、家事で疲弊していたら幸せとは言えない。
    外観がおしゃれでも、洗濯のことが頭から離れなければ心は重い。
    乾太くんは派手な設備ではありません。来客に「すごい!」と言われるような見た目のインパクトもない。
    でも、毎日の暮らしを確実に、静かに、豊かにしてくれます。
    この記事を読んで、「自分の家に合うかどうか」少しでも考える材料になれば嬉しいです。


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    1級建築士|会社員として建築設計に従事|副業で発信中|元ハウスメーカーの現場管理経験と住宅省エネの知見をもつ2児のパパ|家づくりの成功・失敗談や、建築士目線のアドバイス、パパの日常を発信中🏠

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