
地上55メートルからの招待状
地上約55メートル、水の都を一望する特等席へようこそ。
山陰合同銀行本社ビルの14階展望フロアから、遮るもののない360度の大パノラマが広がります。
今回は、この高さからしか出会えない松江の新しい表情を探して、極上の「空中散歩」へと出かけてみましょう。

この一枚に、この街の日常が息づいています。

見上げるほどに広がる、抜けるような青空。
白い雲が、ゆっくりと町の上を渡っていきます。
その下にそっと横たわる松江の街並みと、遠くの山並みが、この一枚に静かな奥行きを添えています。

国宝・松江城。
無骨な石垣の立体感と天守全貌が、くっきりと浮かび上がります。
時代を超えて街を見守り続ける、松江の誇りそのものです。

松江の街の真ん中を堂々と貫く「大橋川」。
川沿いに並ぶモダンな建物と、城下町の風情を残す黒瓦が同居する不思議な美しさ。
ここが古くから水とともに生きてきた「水の都」であることが、手に取るように伝わってきます。
展望フロアを後に、湖畔へ降りてみましょう。

燃えるような赤と妖艶な紫のグラデーションに染まる奇跡の朝。
凛とした街の佇まいと、朝霧を孕んだ山並みは、新しい一日が力強く始まる鼓動を、私たちに伝えてくれます。

館内から漏れ出す温かい暖色の灯りと、ガラス越しに夕日を待つ人々の静かな気配が、心地よい期待感を膨らませてくれます。

暮れなずむ空をゆっくりと舞う鳥の群れ、そして静かに湖面をゆく遊覧船が残す、白い曳き波の美しさ。
「また必ず、帰ってこよう」
ここは、私たちの水の都 松江です。
Photographs, Video & Text by
Akira Matsushita
.