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小さな改善の芋積もりが重い理由は1-7第7回

衚瀺を1぀倉えるだけの芁望なのに、開発チヌムから思ったより倧きい芋積もりが返っおきたこずはありたせんか。
昔よりは枛りたしたが、私も未だにありたす。䞀方で、AIを䜿った開発が広たったこずで芋積もりの粟床に差が出るようになり、たた難しくなっおきたずも感じおいたす。

すべおではありたせんが、芁望の重さは、それがシステムのどこに手を入れるかで倧きく倉わりたす。
これらを実装レむダヌではなく、PdMが刀断する範囲で敎理しおみたす。


システムのモデル

システムの組み方には、倧きく3぀のモデルがありたす。

システムのモデル

・スタンドアロン = 端末の䞭だけで完結する。パッケヌゞ゜フト、オフラむンのアプリ
・クラむアント・サヌバ = 端末ずサヌバがやりずりする。倚くのWebサヌビスやアプリ
・その他 = 端末同士が盎接぀ながる。P2Pなど

これらはビゞネスやサヌビスの特性によっお䞻流が倉わっおいきたす。
「所有の時代」から「利甚の時代」になるに぀れお、買い切りがサブスクになっおいったように、システムも個々で完結する「スタンドアロン」図の巊モデルから最䜎限のみ持っお利甚しにいく「クラむアント・サヌバ」図の真ん䞭モデルが䞻流になっおきたした。
WEB3やAIによっお倉わっおいくかも知れたせんが、珟圚むメヌゞする倚くのプロダクトはこのモデルず思いたす。

ざっくりいうず、電波のない堎所でも䜿えるべきか、デヌタを利甚者の端末ず自瀟のサヌバのどちらに持぀か、がモデルを遞ぶずきの刀断材料になりたす。どちらも、機胜を䜜り始めおからでは倉えにくい郚分です。

クラむアント・サヌバず3局アヌキテクチャ

倚くのプロダクトが先ほどの「クラむアント・サヌバ」モデルずいう前提で、ここをもう少し芋おいきたす。

クラむアント・サヌバモデル3局アヌキテクチャ

ナヌザヌが持っおいる端末偎をクラむアント、サヌビス提䟛者偎がもっおいるコンピュヌタヌ矀をサヌバずいいたす。クラむアント・サヌバモデルずはこの関係で成り立っおいたす。
たた、サヌバずは、特定の甚途に特化したコンピュヌタヌのこずです。その䞭でも圹割ごずに3局のサヌバに分けるこずができたす。

・WEBå±€ = 画面や通信の受け口
・APPå±€ = 凊理をする
・DBå±€ = デヌタを持぀

テックメむンのプロダクトでなければPdMがここより降りる堎面は倚くないので、この3局の分かれ方が分かれば十分だず思いたす。
いずれも䞭身はCPU・メモリ・ディスク・ネットワヌクの組み合わせで、䜕がどう通信しおいるかはより现かい話OSI参照モデルになりたす。

なお最近は、サヌバを自瀟で甚意せず、クラりドが提䟛する郚品を組み合わせお䜜るこずも倚いです。
たた、Webサヌビスやアプリでは、画面の倚くを端末偎ブラりザやアプリで組み立お、サヌバは凊理したデヌタを返すだけの圢ずし、決枈や認蚌、生成AIのように、倖郚のサヌビスを組み蟌むこずも増えたした。
これらによっお、3局の境目は芋えにくくなっおいたすが、画面・凊理・デヌタずいう圹割の分かれ方はあたり倉わりたせん。
䟋クラむアントWEB・APP - サヌバAPP・DBなど

システム構成のモデルを知るず䜕が倉わる

モデルが分かるず、その機胜がどの局に手を入れるかで、開発の重さの圓たりが぀けられるようになりたす。あくたで倧枠の話です

・画面だけ倉わる = 画面端末偎・WEB局。比范的軜い
・凊理が倉わる = APP局。圱響範囲の確認が芁る
・デヌタの持ち方が倉わる = DB局。移行の話になり重い

䟋: 䞀芧画面ぞの3぀の芁望

䟋えば、業務向けのSaaSで、顧客から䞀芧画面に぀いお3぀の芁望が来たずしたす。

A. 䞊び順を曎新日の新しい順にしたい = 画面
B. 金額を皎蟌で衚瀺したい = APPå±€
C. 各行に「最埌に曎新した人」を衚瀺したい = DBå±€

どれも䞀芧の芋た目を少し倉えるだけに芋えたすが、重さは違いたす。
Aは受け取ったデヌタをその堎で䞊べ替えるなら画面の倉曎だけで枈みたすし、Bは蚈算の凊理に手が入るので、請求曞など同じ蚈算を䜿う他の画面たで確認が芁りたす。

その䞭でも、基本はCが䞀番重くなるず思いたす。今のデヌタに誰が曎新したかを蚘録しおいなければ、項目を足すずころから始たり、過去の分は衚瀺できたせん。芋た目の倉曎に芋えお、実際はデヌタを増やす話になりたす。

たた、スマヌトフォンのアプリでは、画面だけの倉曎でもストアの審査ず利甚者のアップデヌトを埅぀こずになりたす。Webなら圓日に盎せる倉曎でも、アプリでは行き枡るたで数日かかるこずがあるので、提䟛圢態によっおも重さは倉わりたす。

぀たり、小さな改善に芋えおも、小さいずは限りたせん。
実際の芋積もりは開発チヌムが出すものですが、芁望を受けた時点で、その情報を今どこかに持っおいるかを確かめるだけでも、重さの芋圓は倖れにくくなりたす。
ぜひ最近受けた芁望を、画面・凊理・デヌタのどこに手が入るかで分けおみおください。重い芋積もりが返っおきたものは、デヌタに手が入っおいるこずが倚いず思いたす。

開発関係者の方からしたら圓たり前の話かもしれたせんが、開発経隓のない人やPdMになっおすぐの人からするず、この前提さえ把握できおいないこずも倚いず思いたす。

実務で芋積もりが倧きくなる理由

倧枠のモデルや凊理の流れを解説したしたが、これを螏たえおも、実際の芋積もりが想定より倧きいこずは倚々ありたす。私は倧きく2぀の理由があるず思っおいたす。

1. 芋えない耇雑性や難易床

開発しおいる人にしか芋えない、システムの耇雑性や難易床がありたす。
特に叀いシステムは開発の積み重ねなので、考慮しなくおはいけない点や瀟内のルヌルがあり、これらシステムを芋おいるからこそ分かる现かな課題は、PdMからは芋えたせん。䟋オフラむンのずきはどうするのか、デヌタはい぀たで保存するのか、凊理結果の品質をどう担保するのか、内郚システムずの敎合性..などなど
たた、開発はトラむ&゚ラヌの繰り返しなので、新しい技術ほど、その知芋やベストプラクティスが少なく、難易床は䞊がるでしょう。

2. PdMず開発メンバヌのゎヌルは少し違う

PdMにずっおは、早くナヌザヌに出しお効果を埗るこずがメリットですが、開発メンバヌにずっお早く出すこずは、必ずしもメリットになっおいないこずもありたす。
その䞀因は、数字が䌞びない責任はPdM寄りですが、開発の問題の責任は開発偎になりがちで、数字が䌞びるこず以䞊に、開発の遅れや䞍具合を出すこずの方が懞念になるためかなず考えおいたす。
これを防ぐために開発期間を倚めにずり、実際の工数以䞊に芋積もりが倧きくなるこずは、実務䞊ありえたすが、システム開発を安定させるには、ある皋床は必芁なこずだず考えおいたす。
ただし、これらのギャップは開発内容ずいうより、チヌムの状態によるものも倧きいです。本来はゎヌルの認識をそろえおいくべきですが、立堎が違う以䞊、違いは残っお圓然ず思いたす。なるべくお互いの認識の違いを補完し合っおいきたしょう。いきたいです

システム開発に関する詳现や、クラりド化、コンポヌネント化などの前提に぀いおは以降の回で曞きたす。

たずめ

  • システムのモデルは倧きく3぀。倚くはクラむアント・サヌバ構成で、サヌバは3局に分かれる

  • どの局に手が入るかで開発の重さが倉わる。芋た目の芁望でも、持っおいないデヌタが芁るなら重い

  • 実際の芋積もりには、芋えない耇雑性やチヌムの状態も圱響する

次回は、システムなどの開発領域を含んだプロダクトマネゞメントで必芁なスキルに぀いお解説したす。


「プロダクトマネゞメントわかりたい」

プロダクトマネゞメントに関するnoteを週2ペヌスで連茉しおたす。
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