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読曞感想文の「䞻人公」は誰

     倏䌑みの宿題の䞭で、小䞭孊生や高校生を特に悩たせるのが読曞感想文だろう。
    「䜕を曞けば」「どう曞けば」ず悩んでいるうちに月の埌半を迎えおしたい、「原皿甚玙○枚」ずいう条件をクリアするために、あらすじず断片的な感想を繰り返しながらマス目を埋めた経隓は私にもある。

     きっず、「読曞感想文のせいで本を読むこずが嫌いになった」ずいう人も少なくないこずだろう。
     そうした「読曞感想文アレルギヌ」の方にお勧めの蚘事をご玹介したい。

     筆者は曞評家の䞉宅銙垆さんである。䞉宅さんが䌝える「読曞感想文のコツ」は至っおシンプルだ。

    ① 自分の嫌いなモノに぀いお曞いた本を遞ぶ
    ② その本を読んで「嫌いだったモノが、奜きになった」内容の感想文を曞く

     読曞感想文ずいうず、「その本の面癜かったずころ」を曞くものだずばかり思っおいた私にずっおは、たさに「目から鱗」である。
     しかし、「読曞感想文を曞く」ずいう行為自䜓を䞀぀の「物語ストヌリヌ」だず考えれば玍埗ができる。
     小説にしおも映画やドラマにしおも、物語ずいうものは次のような構成になっおいるこずが倚い。

    ① 䞻人公が、
    ② 様々な経隓や、人ずの出䌚いを通しお
    ③ 成長や倉容をしおいく

     これになぞらえるず、読曞感想文を曞くずいう行為は次のように蚀うこずもできるだろう。

    ① 読者読曞感想文を曞く本人が、
    ② 読曞ずいう䜓隓を通しお、
    ③ 成長や倉容をしおいく

     蚀い方を倉えれば、読曞感想文を曞くずいうこずは、「自分自身ずいう䞻人公が、読曞ずいう䜓隓を通しお、どのように成長や倉容をしたのか」ずいう短い物語を぀くるこずだ、ずいうこずになるだろう。
     そう考えれば、「奜きなモノは、やっぱり奜き」ずいう平板な話よりも、「嫌いだったモノが、奜きになった」ずいう起䌏があるストヌリヌの方が魅力的であるこずは間違いない。
     テレビの連続ドラマなどでも、 

    ・初察面の印象はお互いに最悪だった男女が、玆䜙曲折はあったものの最埌に結ばれる。
    ・䞻人公にずっお䞍本意ながら始めた仕事だったが、ある出来事がきっかけで倧きなやりがいを芋出しおいく。

     ずいった起䌏や振れ幅のある展開が定番ずなっおいるのだ。

     さお、ここたで読んでも半信半疑だずいう方は、ぜひ䞉宅さんの蚘事を読んでいただきたい。蚘事では課題図曞ずしお『倜のピクニック』恩田陞著を取り䞊げおおり、そこには䞉宅さん自身による読曞感想文が「お手本」ずしお掲茉されおいる。それを読めば、この「自分の嫌いなモノに぀いお曞いた本を遞ぶ」ずいう方法の効果がよくわかるだろう。

     なお、読曞感想文の曞き方に関する䞉宅さんの短期集䞭講座は党回の予定である。その回目では『凍りのくじら』蟻村深月著を課題図曞にしお、メモの取り方やその生かし方が解説されおいる。そしお、今回も䞉宅さんによる「お手本」付きだ。
     こちらも、これから読曞感想文を曞こうずいう人にはお勧めである。

     
     
     
    暪浜垂圚䜏。珟圚は東京孊芞倧孊教職倧孊院の特呜教授。教育関連のこずを䞭心に曞いおいきたす。

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