メインコンテンツへスキップ
見出し画像
Photo bydongmu

学校教育におけるXRやメタバースの活用(中)

    立田 順一

    (前回のつづき)
     横浜の市立学校では、「グローバル人材の育成」という枠組みのなかで「XRやメタバース」の活用を進めようとしている。今年1月の記者発表資料によれば、その概要は次のとおりだ。

    画像
    記者発表資料から①
    画像
    記者発表資料から②
    画像
    記者発表資料から③

     各モデル校の校内には、利用頻度が少なくなった「PC教室」などを転用して「メタバース教室」が設置されることになっており、今年度の下半期から本格的に活用される見通しだ。

     ちなみに、「メタバース教室」の機能等は次のとおりである。

    ・Wi-Fi環境、AV機器、ネットワーク機器、関連ソフトウェア、机、椅子、大型スクリーン、プロジェクター、モニター、ホワイトボード等を設置

    ・GIGA端末やメタバース空間を活用した授業を効果的、効率的に行うことができる環境を整備

    ・児童生徒の発達段階に合わせたVRゴーグルを小・中学校(義務教育学校)については1校40台以上、高等学校については50台以上配備

    横浜市教育委員会の資料より

     また、連携企業への業務委託にあたっては、教育委員会から下記の条件が付けられている。

    ・アバターに対してデザインの設定や移動操作をできること

    ・アバターを介して、音声・文字によるコミュニケーションができること

    ・アバターを介して、プレゼンテーション、ポスターセッション、シンポジウム、 グループディスカッション等が行えること

    ・1クラス(40名程度)の児童生徒が一度にメタバース空間内で活動できること

    ・高等学校については、年に3回程度1学年(320名程度)の生徒全員及び教職員が同時にメタバース空間を利用できるような入り口を用意すること

    ・可能な範囲で、利用者のログイン時間、移動、発話、文字入力などの内容をログとして取得できること

    ・児童生徒の必要に応じて、翻訳機能を使用することができるようにすること

    ・各モデル校の教職員、児童生徒がメタバース教室、メタバース空間を適切に活用し、必要な取組を行えるように支援すること

    横浜市教育委員会の資料より

    (つづく)

     
     
     
    横浜市在住。現在は東京学芸大学教職大学院の特命教授。教育関連のことを中心に書いていきます。

    あなたへのおすすめ