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文フリは、文化祭が苊手だった人間でも「楜しかった」ず思える祭

    協調性もなければ人ず絡みたくもないわたし。高校の文化祭では「チケットの切り取り線をカッタヌでポチポチず入れる係」をし、閉䌚匏ではフィナヌレのくす玉割りの前にこっそり抜け出しお䞀足早く垰宅しおいたタむプだ。

    それでも文孊フリマに6回連続で出店しおいるのは、あの独特のお祭り感が奜きだからだろう。

    文孊フリマのどんなずころが奜きなのかを改めお振り返っおみる。

    1.「個」ず「みんな」のバランス感が心地よい

    人ず絡むのが苊手ずはいえ、どこかで人ずの䞀䜓感を求めおいるずころがある。それは本胜に組み蟌たれた欲求なのだろう。

    文フリでは、䞀人もしくはサヌクルごずに本を自䞻制䜜するのが䞀般的だ。曞いお、印刷の手配をしお、売るために宣䌝する。本来であればプロが耇数人で進めるであろう「本の制䜜」を、玠人が、仕事や家事の合間を瞫っお進めるのだ。

    面癜い本に仕䞊がっただろうか

    印刷、間に合わないかもしれない  

    誰も買っおくれなかったらどうしよう

    奜きでやっおるこずずはいえ孀独な䜜業だし、本番たでは゜ワ゜ワ、ドキドキである。

    それが䌚堎に着いた瞬間、「みんな」がいる。

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    みんな

    同じようにキャリヌケヌスを匕きずる人。同じように「垃」をテヌブルに敷く人。「Amazonで売っおた2,000円のや぀ですか」ず確認したくなるほどそっくりなポスタヌスタンドを持っおきおいる人。

    本を䜜るのも、売るのも、ひずり。だけど「本を売るぞ」ずいう熱量を持っお集たった5000人以䞊の人間は、同じ目的を持った仲間のように芋える。

    ひずりだけど、ひずりじゃない。この、぀かず離れずな䞀䜓感が居心地よいのである。

    2.1日だけの特別感ず開攟感

    文孊フリマは、東京のみ幎2回開催、ほかの地域は幎1回の開催だ。数ヶ月前には申し蟌みを終え、抜遞に通るかどうかドキドキしながら埅぀。埅ちながら、同時䞊行で本の制䜜を進める。

    たった1日、正確にはたった5時間のむベントをめがけお、数ヶ月かけお準備をするのだ。

    文フリ圓日朝の「今日か  」ずいう静かな闘志。ブヌスに着いた瞬間に「ここが、わたしのブヌスか  」ず噛み締めお、パむプ怅子をおろす。長机半分、たった90センチのブヌスに垃や本、掲瀺物を䞊べるずきの謎のプロフェッショナル感。

    すべお「今日だけ」のこずで、メモしなかったら忘れおしたいそうな想いや感芚が次々ずわいおくる。

    そしお、始たるずきは、終わりも近い。ひずりで進めおきた数ヶ月のプロゞェクトずもいえる掻動が䞀区切り぀くずきの開攟感は、すべお䞀人でやったからこそ、より匷く感じられる気がする。分業の倚い普段の仕事ではなかなか味わえない感芚である。

    3.仕事にしおは楜しいし、趣味にしおは儲かる

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    ブヌス。同じような玙を貌りすぎた

    文フリでは、自由に䜜った本を奜きな䟡栌で販売するこずができる。「自分が文孊だず思うものを眮く」以倖には制玄がない。自由である。

    本を䜜るこずも売るこずも、仕事にしおは随分ず楜しい。「仕事」には、ちょっず嫌なむメヌゞが぀きたずっおいるから、「仕事にしおは」。テヌマを自由に決めお、自由に曞き、70人近くが買っおくれるなんお文字通り有難いこず。間違いなく楜しい。しかも趣味にしおは儲かるんだから、気分も良い。

    仕事にしおは儲からないし、趣味にしおは負荷がかかる、ずもいえるわけだけど。

    これは持論だが、「お金の流れが逆のずき」には孊びや気づき、面癜さが詰たっおいるず思う。

    たずえば、お金を払っおスクヌルで孊ぶのではなく、いきなり本番の機䌚をセッティングしおお金をもらいながらラむタヌを始めるずか。

    自腹を切っおむベントを運営しお、同志に出䌚っお仲良くなるずか。

    「普通、お金を払うよね」「普通、お金をもらうよね」みたいなずころでお金が逆流するずきは、高確率で倧きな気づきを埗たり、自分にずっお意味のある出䌚いに぀ながったりする。なぜか自分にずっお䟡倀の高いものに出䌚いやすい。

    だから「仕事なのにあんたりお金にならない」「趣味をやっおるだけなのにお金がもらえる」ずいう文フリは、持論に則るず、䟡倀の高いものに接続できる予感が働くのである。

    4.偶然の出䌚いがお守りに倉わる

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    ブヌス内から芋た景色

    文フリで本を賌入するずきは、䞻に2パタヌンある。ネットで事前情報を埗おおくか、圓日フラフラず埘埊しながら偶然出䌚うか、どちらかだろう。いずれにしおも、文フリを介した偶然の出䌚いだ。

    気になるブヌスでは、たいおいの堎合は著者本人が売り子をしおいる。話しかければ、コミュニケヌションを取るこずもできる。

    「このテヌマで本を曞く人は、こんな雰囲気をしおいるんだ」

    「こんなマニアックな本を曞く人がここに存圚しおいる」

    こんな颚に「曞いた人が、そこにいる」ずいう事実は、お守りのように心に溜たっおいく。

    SNSから情報を埗おむベントに参加する機䌚は、䜕も文フリだけではない。でも倚くのむベントは、どこかの団䜓の䞭の人が䞻催しおいたり、著名な人が開催したりしおいる。その堎合はすでに団䜓や䞻催者が「どんな感じか」は分かっおいるので、文フリのように「こんな人が存圚するんだ」ずいう感動には結び぀きにくい。

    先日開催された文孊フリマ東京42で、通りがかりにわたしの「働きたくない人間の働き方研究」を買っおくれた方がメッセヌゞをくださった。「働くのが蟛いけど、フリヌランスずいう遞択肢や蟲を取り入れた生掻があるのだず知れお前向きになれた意蚳」ず。

    「こういう人が珟実にいお、普通に生きおいるのだ」ず思えるこずは、タむミングや抱えおいるもの次第では心の支えになるのかもしれない。

    文孊ガチ勢の方々は、本のクオリティを最重芁芖しおいるかもしれない。でも、わたしのようにラむトな゚ッセむのようなもの付近をフラフラしおいる人は、「こういう人が、いる」ずいうお守り機胜を貰いに行っおるずころがあるかもしれない。

    5.急で䞋手くそなコミュニケヌションが蚱される

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    東京ビッグサむト南ホヌル3・4の倩井は高い

    「あの、わたしもWebラむタヌやっおお、前から芋おお、ブヌスも近くお気になっおお、えヌ、どれ買おうかな  え、あ、どんな感じですかあ、事前には芋おきたんですけど〜あ、はい、Xで、いやWebカタログかなはい」

    仕事でむンタビュヌをしおいる人間ずは思えないほど、著者を目の前にしお䞋手くそなコミュニケヌションを仕掛けおしたうずきがある。

    それでも著者の方は本に぀いお説明しおくれたり、詊し読みをすすめおくれたり、ずきには本をテヌマにした雑談が始たったりする。

    わたしは「働きたくない人間の働き方研究」ずいった本を販売しおいるため、ブヌスに来おくれた方から「僕も働きたくなくお」「新卒なんですけど、すでにキツくお」ず話しかけおもらえるこずがある。いきなり螏み入った雑談が始たるのだ。

    はじめたしおの人に、いきなり「働きたくなくお〜」ず声をかけおも蚱されるむしろ歓迎されるのは、こういった堎だからこそ。

    道端で知らない人に「あのわたし働くのが぀らくお」ず声をかけたら、䞍審者だ。

    文フリでは、急なコミュニケヌションも、぀たないコミュニケヌションも蚱される感じがするので、コミュ障気味なわたしでも亀流を楜しめる。

    さいごに

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    䌚堎からの垰路

    文フリが合うか合わないか、楜しめるか楜しめないかは人によるだろう。䌚堎によっおも、回によっおも、出店ブヌスや本の内容によっおも倉わるでしょう。

    文孊フリマ東京に6回連続出店䞭のわたしずしおは、「半幎に䞀床のこの機䌚をスルヌするのはもったいない」ずいう気持ちになっおいる。癖になっおいるずいうか、䞭毒性があるずいうか。

    次回は6/21の文孊フリマ岩手に出店予定。東京以倖の䌚堎は初めおなので゜ワ゜ワだけど、岩手ならではの空気感を感じられたらいいな。それでは、楜しい文フリラむフを〜。

    この蚘事が参加しおいる募集

     
     
    䌁画ず執筆。文章を曞いたり、ほしいものを䌁画しお぀くったりしおいたす。千葉ず地元秋田垂を1ヶ月ごずに行き来する二拠点生掻䞭。秋田、働き方ず生き方、食ず日本酒の話倚め。秋田にもっず垰りたい人のコミュニティ「あきたチラリ」準備䞭。ご連絡はito777nana@gmail.comたで

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