【連載小説】星に願う ~最終話~
曲もよかったら一緒に聴いてみて下さい😊
ある夜僕たちは山に登る
2人がはじめて会ったあの山に
道に迷った子猫は
僕に色々な物をくれる。
そして今では僕の後悔さえも
癒していく
頂上を目指す2人
夜の山道は
彼女にとっては過酷で
途中で彼女の足が止まった
負けず嫌いの彼女でも
「行きたいけど、キツイ…」
「降りよう…また来ればいいから…」
「…うん」
山を降りると駐車場には
雲海が広がっていた
「4時50分に日の出だから、ここから見よう。」
「…うん。ごめんね。登れなくて…」
「ごめんねはやめようっていったよね!ありがとうじゃなかった?😊」
「…言われちゃった!それあたしのセリフ!」
ベンチに座って、温かいコーヒーを飲む

「頂上からだったらもっといい景色が見えたかな?ごめ…」
「またごめん。って言おうとした。もかが言ってくれたんだよ。謝らなくていい。」
(うなづく、もか)
「あ!見えてきたね!」
(写真を撮るはると)
朝日の写真を撮りながら
「もかと会う3年くらい前かな?この山に登ってさ、夜頂上で流れ星を見たんだ。その時にさ、素敵な彼女ができますように…って。とっさに言っちゃって笑」
「(クスッと笑いながら)…可愛いお願い事…」
「その3年後、もかに会った。」
「もしまた流れ星が見れたら今度はまたお願いがあるんだ。」
「なに?」
「この人とこれからも話し合っていけますように…って。」
もかは笑いながら
「そんなの願わなくてもあたしに言ったらいいでしょ。もう願いは叶うみたいだよ。」
「僕の願い事、どんどん叶うね笑」
彼女は誇らしげに笑う
「来年も来ようね!」
「もちろんです👍」
そう言って、僕はもう一度朝日を見た。
3年前、ひとりでこの山に登って
流れ星に願った。
素敵な彼女ができますように。
あのときの僕は、
こんな朝を迎えることになるなんて
思ってもいなかった。
隣には、あの日山で迷っていた子猫がいる。
僕の閉じていた心をいつの間にか開いてくれた人
たくさん笑わせて、
たくさんのものをくれて
そして────
僕がずっと抱えていた後悔まで溶かしてくれた人
「はるちゃん、何ぼーっとしてるの?」
「……いや。願い事って、本当に叶うんだなって
思って。」
「だから言ったでしょ?😊」
もかが笑う。
僕も笑った。
そして僕たちは、昇っていく朝日を
並んで見つめた。
もう、星に願う必要はない。
これからは、隣にいる彼女と
ひとつずつ話して、ひとつずつ願って、
一緒に未来をつくっていけばいい。
あの日、星に願った僕の願いは――
もう、とっくに叶っていた。

――完――
物語の終わりに少しだけお時間下さい☺️🍀
こちらもよかったら聴いてみてください。

#星に願う
#恋愛小説
#恋愛
#詩
#オリジナル曲
#物語
#創作
#note創作
#連載小説
