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鏡顔|毎週ショートショートnote

    この鏡を見ると、顔が映る。自分の顔だったり見知らぬ顔だったり。この鏡は何なのかは不明。

    この鏡があるのは、ある博物館。
    開館当時から既にあったと言われるが資料は残っていない。

    その鏡の装飾品だけでも博物館に展示される価値はある。タイトルプレートには、鏡顔と書いてある。

    ある日突然、鏡が割れた。ひとりでに。

    その時、セールスマンと思しき男が現れた。
    「長い間のレンタル感謝致します。私はこう言う者です」

    差し出した名刺にあったのは日本語では無かった。と言うより、見た事も無い文字。

    「この文字はどこの国のものですか」
    尋ねたのは学芸員。

    「インダス文字です」

    学芸員は驚きを隠せない。
    「インダス文字は未だに解明されていません」

    その男は息を飲む。
    「ではこの鏡の使い方の説明書も理解できないままか」

    男は割れた鏡を寄せ集めた。

    「残念です」

    そう言い残し、彼は割れた鏡の中に入り鏡共々姿を消した。

    「何なんだ、誰か説明してくれ」
    学芸員の声が大きく響いた。


    『本作品はamazon kindleで出版される410字の毎週ショートショート~一周年記念~ へ掲載される事についてたらはかにさんと合意済です』

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      たらはかにさんの企画です

    #毎週ショートショートnote


     
     

    めい

     
     
    2023年5月に古希を迎えました。普通のオバアですがお付き合いくだされば嬉しいです。 高齢ではありますし、行き届かないところが多々あると思いますがどうぞよろしくお願いいたします。 めい

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