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フシギドライバー 毎週ショートショートnote

    最近、一人の男性と出会った。
    彼の名前は知らない。私も名乗ってはいない。

    彼はドライバーだと言うが、車は運転しない。
    彼は空を飛ぶと言う。
    「では、パイロット?」と問えば違うと言う。
    「フシギドライバー」と繰り返すだけ。

    彼は私と空を飛ぶ。
    ピーターパンとウェンディのように。

    飛ぶのは、どことも知れぬ世界。あの美しい不思議な世界を語る言葉を私は知らない。

    そんなある日。
    「今日で、あなたとはお別れです」
    彼は言った。

    「どうして?」

    「あなたには、二つの選択肢がありますが、どちらを選んだとしても二度と私達は会えないのです」
     
    「選択肢?」

    「あなたが、フシギドライバーになる道、そして私との出会いを無かった事にする道」

    「どう言う事?」

    「あなたをフシギドライバーとしてスカウトしています」

    「それって何をするの?」

    「あなたは誰かとフシギ世界を飛ぶ、それだけです。了承されれば、あなたは飛べます、どうしますか」

    そう言って、フシギドライバーは微笑んだ。


    『本作品はamazon kindleで出版される410字の毎週ショートショート~一周年記念~ へ掲載される事についてたらはかにさんと合意済です』


     
     

    めい

     
     
    2023年5月に古希を迎えました。普通のオバアですがお付き合いくだされば嬉しいです。 高齢ではありますし、行き届かないところが多々あると思いますがどうぞよろしくお願いいたします。 めい

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