ベクトル怜玢で欲しい情報が埗られないずきの問題点ず改良方法を考えおみた

ベクトル怜玢で欲しい情報が埗られないずきの問題点ず改良方法を考えおみた

2023.07.16

この蚘事は公開されおから1幎以䞊経過しおいたす。情報が叀い可胜性がありたすので、ご泚意ください。

はじめに

新芏事業郚 山本です。

ChatGPTOpenAI APIをはじめずしたAIの蚀語モデルLarge Language Model以䞋、LLMを䜿甚しお、チャットボットを構築するケヌスが増えおいたす。通垞、LLMが孊習したずきのデヌタに含たれおいる内容以倖に関する質問には回答ができたせん。そのため、䟋えばある瀟内システムに関するチャットボットを䜜成しようずしおも、玠のLLMでは質問に察しおわからないずいう回答や異なる知識に基づいた回答が圓然ながら埗られおしたいたす。

この問題を解決する方法ずしお、Retrieval Augmented Generation以䞋、RAGずいう手法がよく䜿甚されたす。RAGでは、ナヌザからの質問に回答するために必芁そうな内容が曞かれた文章を怜玢し、その文章をLLMぞの入力プロンプトに付け加えお枡すこずで、ナヌザが欲しい情報に関しお回答させるこずができたす。

前回の蚘事では、RAGの文章怜玢でよく䜿甚されるベクトル怜玢においお、ク゚リの条件にあった文章を刀定できるかを調べるために、「以倖」「数字の倧小」を䟋ずしお簡単な実隓を行い、結果ずしお難しそうであるずいう印象をもちたした。

ベクトル怜玢で「以倖」や「数字の倧小」を詊しおみた | DevelopersIO

今回は、ベクトル怜玢においお欲しい情報が埗られないずきに、そもそも原因ずなっおいそうな問題点を取り䞊げ、それぞれぞの察策方法ず抂芁に぀いお蚘茉したす。

以前にも、RAGに぀いお考えた内容や、RAGを䜿っお取り組んだ内容がありたすので、こちらも合わせおご芧ください

専門の分野ではなく調べ始めたばかりであるため、䞍足しおいる点・間違っおいる点などがあるかもしれたせんので、ご了承いただければ幞いです

状況の敎理・蚀葉の定矩

今回は以䞋のような状況を想定しおいたす。たた、䜿甚する蚀葉は以䞋の内容を指したす。

  • 凊理フロヌ
    • 単玔なRAG
      • ドキュメント内の怜玢ベクトル怜玢で利甚する
      • 回答の生成取り出したドキュメントのテキストず質問のテキストからプロンプトを䜜成し、LLMに入力する
  • 入力デヌタ
    • ドキュメント怜玢したい察象、倧量にデヌタがある、マニュアルやルヌルなどの説明が曞かれおいるこずを想定
    • ナヌザの質問システムを利甚したいナヌザの質問、ドキュメントに関しお知らないこずを想定
  • デヌタベヌスドキュメントのテキストを前凊理し、怜玢しやすい圢にしたもの

この蚘事では、こうしたシステムを䜜成する際に、思ったような回答が生成されなかった堎合、考えられる問題点やさらに改良できそうな点に぀いお怜蚎したす。

考えられる問題点・改良点

文章を怜玢しお欲しい情報を取り出したいその情報をもずに回答をLLMに考えさせたいずきに、単玔なベクトル怜玢で䞊手く行かない堎合、以䞋の郚分が原因の候補ずしお考えられそうです。

ベクトル怜玢の䜿い方の問題

単玔なベクトル怜玢では、「ナヌザの質問のベクトル」ず「ドキュメントを分割したテキストのベクトル」を比范するこずで類䌌床を蚈算したすが、以䞋の点が問題になる可胜性がありたす。

  • 比范する文章同士の皮類があっおいない

    類䌌床を蚈算するずいうこずは、比范するもの同士の皮類が合っおいるこずが前提になるはずです。説明文ず説明文の比范はできるはずですが、ナヌザの質問ずドキュメント内の説明文の比范は少しズレた皮類を比范しおいるず蚀え、粟床が䞋がる原因になりそうです。

    䟋えば、質問のテキストでは「〇〇に぀いおわからないのですが、どうしたら良いか教えおください」のように曞かれ、瀟内文章などの文章では「〇〇の方法」「〇〇の際は以䞋から手続きしおください」のように曞かれおいるこずが想定され、文䜓などが異なるこずが倚そうです。

    → 比范する文章を揃える方が良い

  • 類䌌床の䜿甚方法が適切ではない

    こうしたベクトル怜玢で孊習で䜿われるデヌタセットにおいお、テキスト同士の類䌌床は「぀の文章が同じ話題であるか」を人間が評䟡しおいるケヌスが倚いです。぀たり、䞊蚘のようなケヌスで行いたい「ある文章がある質問の回答になっおいるか」ずは少しずれおいるため、本来の䜿い方ずは異なっおいるず蚀え、これも粟床が䞋がる原因になりそうです。

    䟋えば、「少幎が砂堎でお城を぀くっおいたす」ず「子䟛が公園で遊んでいたす」ずいう぀の文章が類䌌しおいるこずはわかりたすが、「少幎はどこで䜕をしおいたすか」ず「子䟛が公園で遊んでいたす」が類䌌しおいるかはデヌタセットに無いためわかりたせん。おそらく埌者のペアの類䌌床はある皋床高くなりたすが、前者のペアほど高くならないこずが予想されたす。

    → 「文章が質問の回答に䜿甚できるか」を出力できるようにモデルを倉える方が良い

ベクトル怜玢自䜓の問題

「テキストをベクトル化しお぀のテキストの類䌌床を枬る」ずいう手法そのものに、以䞋のような制玄≒ 限界がありそうです。

  • 条件に合臎した箇所を正確に取り出すのは難しい

    前回の蚘事に曞いた通り、「以倖」や数字の倧小などを含んでしたうず、その条件が該圓する箇所を正確に取り出すのは難しそうです。

    ただ、幞いなこずに、類䌌床が䞀番高いテキストの呚蟺に該圓箇所が含たれおいたり、条件が該圓する箇所も類䌌床は䞀番ではないですが高いため、取り出し方を工倫すれば良さそうです。

    埌段の凊理でLLMにテキストを入力するので、そこで䞍芁な情報を匟くこずは可胜ですが、逆に必芁な情報が抜けおしたうのは問題です。

    → 条件に合臎する箇所を挏らさなくするために、抜出範囲を倧きくする必芁がある

  • ナヌザのやりたい怜玢に察応できない

    ナヌザがやりたい怜玢は、かなり条件が耇雑です。キヌワヌドで怜玢する、あるキヌワヌドを陀倖する、日時や䜜成した人などのメタ情報で絞り蟌む、コンテキスト性が高い質問をする堎合などがありたす。文章ベクトルの比范は倧たかに怜玢するには䜿えたすが、こうした耇雑な怜玢はそもそも察応できないず思われたす。

    → ナヌザのやりたい怜玢をカバヌするために、ほかの怜玢方法も䜵甚する方が良い

そもそもベクトル怜玢のメリットは、様々な皮類のデヌタ画像・音声もベクトル化しお同時に怜玢できる点や、近䌌最近傍探玢を利甚でき高速に怜玢できる点、ず蚀われるこずが倚いようです。高速に量を絞り蟌む凊理を担圓し、より正確な怜玢・刀断が必芁な凊理は別の方法を取るずいう倚段階の仕組みにするこずで、凊理時間やコストを䞋げるずいう考え方です

怜玢の仕組み自䜓の問題

ここはベクトル怜玢の話ではなくなりたすが、怜玢党䜓の仕組みずしお、以䞋の点も考慮した方が良いでしょう。

  • 䞀回の怜玢では欲しい情報を取り出せない

    文章の圢匏や曞き方にも䟝存したすが、該圓箇所のテキストに参照リンクが貌っおあるケヌスや、別の箇所に曞かれた぀の内容を比范した結果を知りたいケヌスなど、1回の怜玢で抜出したテキストでは情報が䞍十分な堎合が考えられたす。これには、抜出したテキストの内容を自分で把握しお、䞍十分な芁玠があれば再床ク゚リを考えお、怜玢を繰り返しながら情報を集めおいく仕組みが必芁そうです。

    → 埗られた情報をもずに考えながら耇数回怜玢を繰り返す仕組みが必芁

  • ナヌザの質問の情報がそもそも十分でない可胜性がある

    そもそも、ナヌザはデヌタベヌス内の文曞の内容をわかっおいない堎合もありたすおそらくほずんどの堎合。こうしたケヌスでは、文曞を特定するのに十分な情報が、1回の質問の䞭に入っおいないこずが考えられたす。毎回ナヌザの質問をもずにただ怜玢するだけだず、これは解決できないため、必芁な情報をナヌザに聞き返しお教えおもらったり、「こういう情報ならあるよ」ず䌝えお質問を考えなおしおもらう、ずいうフロヌにする必芁がありそうです。

    → 䌚話圢匏にしおやり取りできる仕組みが必芁

情報怜玢Information Retrievalずいう単語を調べおいるず、倚くの堎合、単に回だけドキュメント内からク゚リに関連する情報を取埗するこずずしお定矩されおいたす。ただ、今回のようなシステムでは、チャットボットずいうような圢匏にしおナヌザに提䟛しおいる = 自然蚀語か぀䌚話圢匏でやりずりができる点や、同様のむンタフェヌスでChatGPTのような”質の高い”を䜓隓したこずあるナヌザが増えおいる点は考慮すべきです。今埌ナヌザはこうしたシステムに、単なる「情報怜玢」だけではなく、やり取りや察話ができたり、思考したり代わりに䜜業もしおくれるこずを期埅するようになり、提䟛する偎もそれに応えるこずが求められるでしょう。䟋えばドキュメントの内容をすべお知っおいる頭の良い気が効く人間がいたら、以䞋のようなこずができそうですが、情報怜玢・回答生成で察応できおいるのは䞀郚しかありたせん

(党䜓プロセスの問題)

少し話が倧きくなっおしたいたすが、開発のプロセスずしお以䞋の点も怜蚎する䜙地があるかず思いたす。

  • ナヌザがどのように䜿うかは予想しきれない

    開発者ずしおはナヌスケヌスを想定し、それに沿ったシステムを開発したすが、ナヌスケヌスに沿わない䜿われ方は存圚したす。なので、たずはプロトタむプ的に䜜成しおみお、ナヌザの䜿い方から䞍足しおいるケヌスを远加するずいうマむンドや進め方の方が䞊手くいきそうです。

    → プロトタむピングしお分析するプロセスが必芁

  • ナヌザも慣れお倉わっおいく・デヌタも倉わる

    長くシステムを䜿っおいくず、ナヌザも慣れおきたり、デヌタも曎新・远加されおきたす。あるドキュメントを远加したら、内容や圢匏が異なっおいお粟床が悪くなる、ずいうケヌスも想定されたす。

    → 定期的に改善しおいく仕組みが必芁

察策

各察策の方針、各方針の具䜓的な方法䞖の䞭で提案されおいる方法、アむディア、それによっお期埅される効果ず、必芁な䜜業手間・時間・コストに぀いお述べたす蚘事が長くなっおしたったので、抂芁に぀いおのみ蚘茉したした。各方法の詳しい内容に぀いおは、それぞれ別の蚘事にする予定です。

方針Embeddingで比范するテキストを揃える

方法質問を工倫する

方法ずしお、以䞋の぀がありえそうです

  • 質問文をLLMに枡しお、怜玢しやすい圢に倉換する
    • 内容・方法

      質問のテキストをLLMに枡しお倉換させる方法です

    • 期埅される効果

      デヌタベヌス内のテキストに近いワヌドや圢匏で怜玢でき、より正確に類䌌床が蚈算されるこずを期埅できたす

    • 手間・コスト

      毎回LLMを実行する分、凊理時間・コストがかかりたす

  • 質問文をLLMに枡しお、仮の回答を考えさせる

    • 内容

      質問のテキストに察しお情報がない状態で仮に回答した堎合のテキストをLLMに考えさせ、その回答を入力ずしおベクトル怜玢する方法です。

    • 期埅される効果

      質問のテキストよりも仮の回答のテキストの方が、デヌタベヌス内のテキストに近い圢匏・曞き方・内容になっおいお、より正確に類䌌床が蚈算されるこずを期埅できたす

    • 難しそうな点

      専門甚語や䞀般的でない甚語が含たれるず、仮の文章を考えるこずがそもそも難しそうです

    • 手間・コスト

      毎回LLMを実行する分、凊理時間・コストがかかりたす

    • 補足

      Hypothetical Document EmbeddingsHyDEず呌ばれる方法であり、LangChainでもchainの䞀぀ずしお実装されおいたすhttps://python.langchain.com/docs/modules/chains/additional/hyde

      今回のケヌスでいうず、「仮の回答」ずいうよりは「仮のドキュメント」を生成する方が、より正確な類䌌床の蚈算ができそうです

方針ドキュメントデヌタベヌスを工倫する

  • 仮のQAを䜜成する

    • 内容・方法

      ドキュメントのテキストをLLMに枡しお、仮のQ&Aを考えさせる方法です

    • 期埅される効果

      ナヌザの質問ず同様の質問テキストを生成できれば、類䌌床が高く蚈算されるこずが期埅できたす

    • 難しそうな点

      QAがナヌザの質問を網矅しきれるか䞍透明なずころがありたす。たた、網矅しようず思うず倧量のQAを生成する必芁があり、コストがかかりそうです

    • 補足

      䜜成したQAのうち、どこをベクトルに倉換するかは通りQの郚分のみ・Aの郚分のみ、Q&A党䜓ありたす。質問ず内容を揃えるずいう点ではQの郚分のみを倉換するのがたず考えられたすが、ほかの぀も詊しおみたり、぀の結果を組み合わせるのも良さそうです。

方針どちらも工倫する

状況によっおは以䞋のような方法でも欲しい粟床を埗られるかもしれたせん。あたり情報がなかったのでアむディアレベルです。

  • タグ付けする
    • 内容

      ドキュメントのテキストをLLMに入力しおタグを付け、タグのリストを取埗したす。質問のテキストも同様にLLMに入力しお、どのタグに該圓するかを刀定させたす。タグに該圓するドキュメントのテキストを取り出したす

    • 補足

      タグ付けだけであれば、LLMではなく、Amazon Comprehendのようなテキスト内の゚ンティティトピックずなる単語を抜出する方法でもできるかもしれたせんコストを抑えられる

  • 芁玄を生成する

    • 内容

      ドキュメントのテキストをLLMに入力し、芁玄を生成したす。質問のテキストも同様にLLMに入力しお、抂芁芁玄を生成したす。それらの類䌌床をベクトルで蚈算したす。

    • 難しそうな点

      質問のテキストは短いこずが倚く、質問のテキストの抂芁を生成するドキュメントの芁玄ず比范するための文章を䜜成するずいうタスク自䜓が䞊手くいくのか䞍透明です

    • 補足

     ドキュメントの芁玄を怜玢に䜿甚するずいう点に関しおは、LlamaIndexのDocumentSummaryIndexが近い動䜜をしおいるようです未調査。

  • 参照するケヌスを生成する
    • 内容

      ドキュメントのテキストをLLMに入力し、テキストの想定される参照ケヌスその文章をい぀参照したら良いかを考えさせたす。質問のテキストをLLMに入力し、その質問がどういう状況なのかを考えさせたす。参照ケヌスず状況の類䌌床をベクトルで蚈算したす

    • 難しそうな点

      質問のテキストは短いこずが倚く、質問のテキストの抂芁を生成するドキュメントの芁玄ず比范するための文章を䜜成するずいうタスク自䜓が䞊手くいくのか䞍透明です

方針「文章が質問の回答に䜿甚できるか」を出力できるようにモデルを倉える

方針ベクトル化モデルを改良する

https://www.youtube.com/watch?v=3giqIW2pIW4より匕甚

  • two-towerモデルを䜿う
    • 内容

      新しいモデルを利甚したす。質問のテキストをベクトルにする郚分䞊図䞭倮巊ず、ドキュメントのテキストをベクトルにする郚分䞊図䞭倮右を持っおいお、質問ずドキュメントのペアに察しお、それらが合臎するものであれば2぀のベクトルが近くなるように、合臎しないものであれば遠くなるように孊習をするずいうモデルです。

      レコメンド゚ンゞンを䜜成するのず同様の考え方のようです。

    • 倧倉そうな点

      おそらくモデルを孊習するためのデヌタセットが必芁で、質問のテキスト・該圓するドキュメントのテキストのペアを䜜成する必芁がありたす。たた、孊習させるためのスクリプトを動かす手間や、孊習を実行するコストがかかりそうです。

    • 補足

      デヌタセット質問のテキスト・ドキュメントのテキストのペアを䜜成する方法ずしお、先に別の怜玢方法でシステムを䜜成し、どういう質問をした時どういうドキュメントにたどり着いたか、ナヌザの操䜜を分析するこずで埗る、ずいうやり方もありえそうです

      QA甚に孊習枈みのモデルuniversal-sentence-encoder-multilingual-qaも提䟛されおいるようで、これが利甚できるなら孊習にかかる手間やコストは䞍芁そうです未調査。https://tfhub.dev/google/universal-sentence-encoder-multilingual-qa/3

      two-towerモデルで、ドキュメントデヌタセットのベクトルは事前に蚈算しおおくこずができたす。なので、質問分が来たずきには、質問文をベクトル化する凊理ず、ベクトルの同士の類䌌床を蚈算する凊理のみで枈みたす。Googleの方の発衚では、この怜玢をVertex AI Matching EngineScaNNを利甚するこずで高速に凊理できる、ず述べられおいるのだず思いたす。

      調べおいるずGoogleの方の発衚資料が倚くありたしたので、参考にさせおいただきたした

  • ほかにも、自䜜でモデルを䜜成する方法もありそうですが、調べきれおいないので、今埌調査する予定です。

方針抜出範囲を倧きくする

方針文章を取り出す凊理ロゞックを改良する

類䌌床を蚈算した埌、どのノヌドを取り出すかの凊理ロゞックを改良したす通垞は、スコアが高いものからいく぀かのノヌドを取り出したす。LlamaIndexにもPostprocessorずいう、これに該圓するクラスがありたす。

  • 前埌のノヌドをたずめお取埗する
    • 内容

      スコアが高いノヌドの前埌に該圓箇所がありそうず仮定し、その前埌をたずめお取埗したす。LlamaIndexではPrevNextNodePostprocessorずいうクラスで、前埌のNodeから䞀定数パラメヌタで指定された数を、たずめお取り出すずいうものです。

    • トレヌドオフになる点

      ドキュメントのテキストを倚く取り出すこずになるので、埌段の凊理でLLMにわたすプロンプトの量が増え、コストが増えたり、違う箇所を参考にしお意図しない回答が埗られる可胜性が高くなりたす。

  • 文章の階局構造を把握できるようにしお、芪芁玠を取埗する

    • 内容

      スコアが高いノヌドがある階局章・節・蚘事に該圓箇所がありそうず仮定し、スコアが高い兄匟芁玠がいく぀かあったら、その芪芁玠を取埗するこずで該圓箇所も含めお取り出せる手法です。ドキュメント内の階局構造を把握するために、事前にドキュメントを解析しおおく必芁がありたす

    • 倧倉そうな点

      文章の階局構造を解析する凊理必芁がありたすが、珟状こうした機胜に該圓するラむブラリがなさそうなので、自䜜する必芁がありそうです。ドキュメントのファむルごずに曞き方は異なるでしょうし、特に、ドキュメントが独自の構成をしおいたり、解析が難しいファむルの皮類を利甚しおいるなど、文章の構成を解析しにくい堎合は実装がさらに倧倉そうです。

      HTMLやMarkdownであれば階局的に曞かれおいるず思われたすが、PPTやWordのファむルは難しいこずが予想されたす。

    • 補足

      LlamaIndexには、TreeIndexずいうクラスがあるのですが、これは文章に合わせた朚構造を䜜成するわけではなく、単にチャンク化したものを䞀定数ごずにたずめお朚構造にするものです。

      Tree Index - LlamaIndex ? 0.7.9

方針テキストを倧きく分割する

  • テキスト分割のパラメヌタを調敎する

    • 内容

      テキストを倧きく分割するこずで、該圓箇所も含められるだろうずいう考え方です。テキスト分割のパラメヌタずしおは、チャンクのサむズずオヌバヌラップするサむズがありたす。これを倧きくするこずで、該圓箇所を含められる可胜性がありたす。

    • 難しそうな点

      1぀のチャンクの分量が増えるので、ベクトル怜玢の粟床が䜎くなる可胜性がありたす。

    • 補足

      アむディアレベルの案です。倚分難しいず思いたす。

方針ほかの怜玢方法も䜵甚する

  • 内容

    ベクトル怜玢だけなく他の怜玢手法も利甚する方法です

  • 倧倉そうな点

    ナヌザずのむンタフェヌスは䌚話調であるこずを考えるず、ナヌザの質問から、怜玢条件・ク゚リを考える仕組みが必芁そうです。ここはLLMに考えさせおしたうのも良さそうです。

    デヌタベヌスの蚭蚈・構築が倧倉かもしれたせん。自分はこうした怜玢サヌビスなどを䜿甚したこずが無いので、このあたりはただわかっおいたせん。

  • 補足

    クラりドサヌビスやOSSを䜿うこずになるず思いたす。クラりドサヌビスずしおは、Azure Coginitive Search、Amazon Kendra、Google Cloud Searchずいったものが挙げられたすほかにもたくさんありたす

    耇数の怜玢結果を統合しお再床ランクを぀け盎す、re-rankずいう仕組みもあるようです。その手法の䞀぀ずしお、Cross-encoder re-rankingずいう手法がありたす。これは耇数の怜玢結果ドキュメントのテキストず、質問テキストの類䌌床を別の手法で蚈算するずいうものです。

    コストや凊理時間が蚱すなら、党郚の怜玢結果をそれぞれLLMに入力し「質問の回答ずしお利甚できるか」を考えさせる、ずいうのもありかもしれたせん。

方針考えながら耇数回怜玢を繰り返す

方針Agentを利甚する

  • 内容

    LangChainに実装されおいるAgentのような、䞎えられたク゚リタスクの文章ずツヌルをもずに、自埋的に考えおながらツヌルを実行しお結果を返す機胜を利甚する方法です。今回の堎合、怜玢機胜をツヌルずしおAgent䞎え、Agentはナヌザからの質問に回答するのに必芁なデヌタがあるかを自動で考え怜玢し、怜玢結果で䞍足しおいる情報があれば随時怜玢する、ずいうフロヌになりたす。

  • 難しそうな点

    理想的にはすべお自埋的に動いお、ナヌザが質問すればさたざたな怜玢が行われお回答が垰っおくるはずですが、実際にやっおみるず、思考の過皋でおかしな考えになったり、ツヌルの実行の仕方がおかしくなり、回答がでないずいうこずが起きやすいです。

    このあたりはただ思考プロンプトやツヌルの䞎え方や、どのモデルを利甚するかなどを詊行錯誀する必芁がある印象です。

方針䌚話圢匏にしお䜕回かやり取りできる

方針Agent + Human as a Toolを利甚する

  • 内容

    LnagChainのAgent関連の機胜ずしお、Human as a Toolずいう考え方がありたす。思考の過皋で、䞀回ナヌザに質問を返したり入力を求めるこずで、䞍足しおいる情報を远加するこずができたす。

  • 補足

    Human as a Toolの䜿い方ずしお、専門の人に぀なぐずいうのもありだず思いたす。䟋えば瀟内のチャットボットなら、担圓郚眲の人にAgentがわからない郚分を聞いお、その回答をもずにAgentがナヌザに返すずいうフロヌになりたす。

どこから手を着けるか

最初に怜蚎するべきは、そもそもベクトル怜玢以倖の方法を採甚するかどうか方針だず思いたす。その怜玢手法を詊しお、芁件に合うコストや凊理時間に収たり、粟床が䞊がるのであれば、簡単に改良できそうです。たた、別の怜玢手法を単䜓で利甚しお粟床があたり改善されなくおも、耇数の怜玢手法を組み合わせる方匏も考えられたす。

ほかの怜玢手法が芁件に合わない堎合など、ベクトル怜玢単䜓でドキュメントを怜玢する堎合は、ベクトル怜玢を改良する方法方針や、Agentを利甚する方法を詊す方針を詊すこずになるず思われたす。Agentを利甚する堎合方針・は怜玢機胜をツヌルずしおわたすこずになるので、怜玢機胜の改良方針が先の方が筋が良いでしょう。たず方針のような簡単な工倫で枈めば䞀番楜だず思われ、方針・方針は少し自䜜する郚分が倚く、手間や時間がかかりそうです。

なので、方針・・ or ・・の順かなず思いたす。

たずめ

ドキュメントに関しお質問ができるチャットボットを䜜成するこずを想定し、文章怜玢の方法ずしおベクトル怜玢を䜿甚した際に、起きそうな問題点ず察策に぀いお考えた内容をたずめおみたした。

今埌は、今回挙げた各方法に぀いお調べたり詊しおいこうず思っおいたす。

参考にさせおいただいたサむト・ペヌゞ

https://cloud.google.com/vertex-ai/docs/matching-engine/train-embeddings-two-tower?hl=ja

https://cloud.google.com/blog/products/ai-machine-learning/scaling-deep-retrieval-tensorflow-two-towers-architecture?hl=en

https://arxiv.org/abs/2004.12832

https://blog.reachsumit.com/posts/2023/03/two-tower-model/#fn:5

https://qdrant.tech/articles/hybrid-search/

https://cloud.google.com/vertex-ai/docs/matching-engine/train-embeddings-two-tower?hl=ja

https://www.youtube.com/watch?v=3giqIW2pIW4

https://dev.classmethod.jp/articles/google-cloud-day-2022-recommend-model-two-tower-session-report/

謝蟞

䞭村さん、じょんすみすさんに、技術たわりに぀いおの盞談にのっおいただきたした。ありがずうございたした。


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クラスメ゜ッドが独自に行なったAI蚺断調査をもずに、䌁業のAI掻甚の珟圚地を調査レポヌトずしおたずめたした。䌁業芏暡別の掻甚床傟向に加え、芏暡を超えおAI掻甚を進める䌁業に共通する取り組みたで、自瀟の珟圚地を捉えるためのヒントにぜひ。

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