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  • 森栄莞爾と十二人の父を知らない子供たち (単行本)

森栄莞爾と十二人の父を知らない子供たち (単行本)

5つ星のうち4.5 (5)

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第25回本格ミステリ大賞[小説部門]受賞作家の意欲作!
カリスマ経営者として皆に愛されていた森栄莞爾。
だが彼は、精子提供で105人もの子供を作っていた。
そのリストが出回ったことで、自分が莞爾の子供だと知った健太は、他のきょうだいたちと出会い、その場で大金が絡む、ある提案を受けることに……。
育ててくれた人と、遺伝子が繋がっている人。
あなたは、どちらを《父親》と呼びますか?
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商品の説明

著者について

逸木裕
1980年東京都生まれ。学習院大学法学部法学科卒。フリーランスのウェブエンジニア業の傍ら、小説を執筆。2016年『虹を待つ彼女』で第36回横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー。『五つの季節に探偵は』に収録された短編「スケーターズ・ワルツ」で第75回日本推理作家協会賞〈短編部門〉を受賞。『彼女が探偵でなければ』で第25回本格ミステリ大賞〈小説部門〉を受賞した。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社
  • 発売日 ‏ : ‎ 2025/8/21
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 本の長さ ‏ : ‎ 328ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4120059448
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4120059445
  • 商品の重量 ‏ : ‎ 360 g
  • 寸法 ‏ : ‎ 2.5 x 13.1 x 19.1 cm
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 893,189位 (本の売れ筋ランキングを見る)
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.5 (5)

著者について

逸木 裕
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1980年東京都生まれ。

フリーランスのウェブエンジニア業の傍ら、小説を執筆。2016年、『虹を待つ彼女』で第36回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、デビュー。2022年「スケーターズ・ワルツ」で第75回日本推理作家協会賞〈短編部門〉受賞。『四重奏』『世界の終わりのためのミステリ』『祝祭の子』『風を彩る怪物』『五つの季節に探偵は』など著作多数。

カスタマーレビュー

星5つ中4.5つ
5グローバルレーティング

日本からのトップレビュー

  • 星5つ中5つ
    「父親とは何か」。精子提供を受けて生まれた12人の異母兄弟たちが繰り広げる論戦が面白い。
    2025年9月11日に日本でレビュー済み
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    主人公は、育ての父が無精子症だったため、母が第三者から精子提供を受けて生まれてきた三ツ橋健太。

    成人してから、亡き森栄莞爾が生みの父親であることを明かされ、さらに、森栄莞爾の精子提供にて出生した「異母兄弟姉妹」のうち11人とともにとある会合に招かれることになります。

    複数回にわたり開催されたその会合では、毎回、森栄莞爾を「父と認める」か「父と認めない」かの投票が行われます。

    金銭も絡む状況の中で、各人の情報、森栄莞爾の情報が増えていくにつれ、この投票結果が毎回大きく変わるところが興味深い。

    「自分にとって父親とはどのような存在なのか」を各参加者のケースを例に出して述べているので、読者としていろいろと考えさせられます。

    自分は何をもとにその人を自分の父親だと感じるのか。

    エピローグの中で、会合終了後の健太の気持ちと、「育ての父、健一郎」の気持ちが並列されている部分が強く印象に残り、なんとも複雑な胸中にさせられました。

    そして何よりもメインは、最後に判明したこの会合の目的。

    眠い目をこすりながら読んでいた私は、ここで思いっきり目が覚めてしまって。

    予想外の真実に、なんかもう森栄莞爾の印象が180度変わってしまいました。

    その点においても、読み応えのある小説でした。

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  • 星5つ中5つ
    答えは一人一人違っていい
    2025年8月24日に日本でレビュー済み
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    奇妙なきっかけで集められた十二人。議論を重ねていく中でそれぞれの心境に変化があり、またそれまで見えていた景色も二転三転して…。

    「森栄莞爾を父と認めるか」という問いがもたらす想像以上のラストを読み、胸の中が不思議な温かさで満たされました。オススメです!

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  • 星5つ中3つ
    前提に無理がありすぎて…
    2025年9月20日に日本でレビュー済み
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    「十二人の怒れる男」の贋作を作りたかったというだけの無理があるすぎる設定。投票するたびに賛成反対が逆転していく流れは 本家と同じなので展開が読めてしまう。一応 最後に どんでん返し的なものは用意されていて、そこにわずかなオリジナリティは認められるが、その無理などんでん返しのために設定の違和感が強調される結果となっている。

    ラストで会合を用意した人物とその目的が明らかにされるのだが、その目的であれば会合など開かず一人ひとりに順番に接触していくほうが合理的であって、会合を開いて反発を買うことはマイナスにしかならない。対象者の中に金に困っている人物がいることは少し調べればわかることだから、その人物にピンポイントで接触すれば目的は容易に達成されたはずだろう。その目的のために会合をセッティングしたというのはあまりにも無理のありすぎる設定と言わざるをえない。また、その目的であるなら森栄莞爾を父親と認める広告を出してくれ、という提案など必要ないわけで、とにかく十二人集めて議論をするという 怒れる男たち の贋作を書きたいという作者の目的だけが先行しすぎて まったく合理的ではない作品にしあがっている。

    だいたい大企業のオーナー社長である大富豪が亡くなって残された親族が子ども一人だけなら、当然 その子どもが全財産を相続するわけだから、子どもがどこにいるかはわかりません なんて説明に十二人が素直に納得するのもおかしな話だ。十二人の怒れる男たち パロディという設定がなければ、もう少しまともに話が作れただろう。AIDにより生まれた子どもたちの苦しみという それなりに社会性のあるテーマを選択しながら、怒れる男たちの 贋作を書きたいという作者のよこしまな欲望で 本来のテーマがぶち壊しにされてしまった残念な作品というしかない。

    2人のユーザーが役に立ったと感じています
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