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  • BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)

BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)

5つ星のうち4.2 (4,036)

若くも美しくもない女が、男たちの金と命を奪った――。
殺人×グルメが濃厚に融合した、柚木麻子の新境地にして集大成。
各紙誌で大絶賛の渾身作がついに文庫化!!


男たちの財産を奪い、殺害した容疑で逮捕された梶井真奈子(カジマナ)。若くも美しくもない彼女がなぜ──。週刊誌記者の町田里佳は親友の伶子の助言をもとに梶井の面会を取り付ける。フェミニストとマーガリンを嫌悪する梶井は、里佳に〈あること〉を命じる。その日以来、欲望に忠実な梶井の言動に触れるたび、里佳の内面も外見も変貌し、伶子や恋人の誠らの運命をも変えてゆく。各紙誌絶賛の社会派長編。

本作着想の根底には、世に知られた事件があったのは確かだ。しかし物語が進むにつれて、事件からも犯罪者からも遠ざかる。独立したオリジナリティーに富んだ物語が展開される。進路を定めた羅針盤こそ、「女性同士の友情と信頼」である。
山本一力(本書解説より)
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出版社より

拡材
帯表
帯裏
私にふさわしいホテル
本屋さんのダイアナ
BUTTER
【単行本】あいにくあんたのためじゃない
らんたん
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.0 208
5つ星のうち4.5 522
5つ星のうち4.2 4,036
5つ星のうち3.9 143
5つ星のうち4.4 26
価格 USD 4.39 USD 4.95 — no data USD 11.16 USD 7.67
【新潮文庫】柚木麻子 作品 元アイドルと同時に受賞したばっかりに……。文学史上もっとも不遇な新人作家・加代子が、ついに逆襲を決意する!実録(!?)文壇小説。 私の名は、大穴(ダイアナ)。最悪な名前も金髪もはしばみ色の瞳も大嫌いだった。あの子に出会うまでは。最強のガール・ミーツ・ガール小説! 男の金と命を次々に狙い、逮捕された梶井真奈子。週刊誌記者の里佳は面会の度、彼女の言動に翻弄される。各紙絶賛の社会派長編! 他人に貼られたラベルはもういらない、自分で自分を取り返せ! この世を生き抜く勇気が湧く、最強のエンパワーメント短篇集! この灯は、妻や母ではなく、「私」として生きるための道しるべ。明治・大正・昭和の女子教育を築いた女性たちを描く大河小説!

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社
  • 発売日 ‏ : ‎ 2020/1/27
  • 版 ‏ : ‎ 文庫
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 本の長さ ‏ : ‎ 592ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4101202435
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4101202433
  • 商品の重量 ‏ : ‎ 252 g
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.6 x 1.7 x 15.1 cm
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 8,280位 (本の売れ筋ランキングを見る)
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.2 (4,036)

著者について

柚木 麻子
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カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
4,036グローバルレーティング

お客様のご意見

お客様はこの小説について、以下のような評価をしています: 面白さが高く評価されており、楽しく読ませたという声が多くあります。ストーリーに飲まれていき、丁寧に話が展開していくと好評です。また、心理描写も素晴らしく、メッセージ性とエンタメ性のある作品だと評価されています。一方で、物語の展開については意見が分かれています。一部のお客様は後半の意図がよく分からなかったという指摘もあります。全体的に、良質で良い作品だと感じているようです。
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82人のお客様が面白さに言及し、64人が肯定的、18人が否定的です
お客様はこの小説について、楽しく読ませてもらい、ドキドキしながら読みました。柚木麻子さんの筆致で人間の欲を濃厚な筆致で描き出した傑作だと評価しています。羊たちの沈黙や恐怖を感じながら一気に読破したという声もあります。また、人間欲を濃厚な筆致で描き出した傑作として高く評価されています。ただし、事実を基にしたフィクションとして読むべきだという意見もあります。
刑務所にいる容疑者が記者を操る設定は面白かったが、ラストは物足りなさを感じた。 容疑者に操られた記者が最後まで操られていることに気が付かず、真実を捻じ曲げ報道し、容疑者に心酔しながら最後は生きる事に絶望し自殺する。すべて容疑者の思い通りになる様な衝撃的な結末が見たかった。もっと読む
...読み始めるとこの刑務所での容疑者とのやりとりというシチュエーションは、例の羊たちの沈黙を思わせる、おどろおどろしい恐怖を思い出して、引き込まれました。もし映画にするなら、この面会シーンは容疑者の顔を暗闇から浮き上がらせる手法で撮影すると面白いと思います。...もっと読む
...結局は自分で自分をちゃんと認めることが生きやすくなることなのだと、この小説を通して思いました。心を何度も揺さぶられました。面白かったです。もっと読む
面白くなかった。正直に言って、これが評判とはがっかりです。 人物が...もっと読む
30人のお客様が作品に言及し、23人が肯定的、7人が否定的です
お客様はこの小説について、素晴らしいと評価しています。秀逸な作品で、ぜひ読んで欲しい一冊だと感じています。バターが食べたくなるような内容で、大人向けのぐりとぐらとして適していると感じているようです。また、料理本風小説としても好評です。特に、バターが食べたくなるという描写が多くあります。
読む前は、いつものようにkindleで暇つぶしと思っていた。読み出して、引き付けられ、目まぐるしく変わる展開に脱帽である。素晴らしい一冊だった。もっと読む
...とても良い作品だと思います。もっと読む
...木嶋佳苗は関係ありません。似て非なりといった感じです。 とにかくバターが食べたくなる、秀逸な作品です。もっと読む
1ページ目がインクで黒く汚れていました。残念でした。もっと読む
23人のお客様が心理描写に言及し、18人が肯定的、5人が否定的です
お客様はこの小説について、心理描写が素晴らしく、メッセージ性とエンタメ性のある小説だと評価しています。女性たちのこころのあり様を深く掘り下げており、感動したと感じています。また、料理や料理に関する微細なところまで描かれていて、自分もいつか口にしたいという気持ちにさせられるという意見もあります。医療を透明化した社会寓話サスペンスとして注目されており、医療を透明化した社会寓話サスペンスとして期待されています。
...主人公がもがきながら、真摯に受け止め再生しようとする様はとても勇気を貰いました。もっと読む
...あとは、やはり食の描写だ。バターに始まり様々な料理が登場するが、かなり微細なところまで描かれていて、自分もいつか口にしたいという気持ちにさせられる。しかも、これは最後まで続く。その意味では、変種の、いや真っ当ななグルメ小説でもある。 なにしろ、文庫本とは言え、600ページ弱の大作だ。...もっと読む
女性の心理を理解するのに良いのではないかと思う料理本風小説ですね。 里佳が仕事に真面目過ぎ。あり得なくないですけど客に擦り寄り過ぎて取り込まれているようでは社会人失格なのでは?というのが感想です。 作者の意図している所とはだいぶかけ離れた感想です。...もっと読む
...桐野夏生や松本清張が好きなので、こういった丁寧な生活っぽい描写をやられると読んでいられない。バターライスの風味とかを丁寧に書かれるとどうでもよくなる(小説としてはどうでもよくないのだと重々思う)。たとえそれが文学的に、小説を構成するのに必要な要素や仕掛けだったとしても退屈してしまう。もっと読む
61人のお客様が物語展開に言及し、34人が肯定的、27人が否定的です
お客様は、この作品のストーリー展開について意見が分かれています。序盤は面白かったものの、後半は意図がよく分からず、グダグダな展開が続いてしまったという指摘があります。また、バターを使った料理の数々も胃袋と脳みそに残る小説だと評価しています。一方で、一部のお客様は物語のテンポや構成については不満を感じています。全体的に、読後感があり、読み応えがあると感じる方もいるようです。
序盤は面白かったのですが、終盤は「あーそういう展開か」と思ってしまいました。(好みによるものですが) ただ、バターを使った料理はとても食べたくなって自宅で真似したりしました。 ウェストのクリスマスケーキが気になります!...もっと読む
実話がベースになってるらしいので、容疑者に傾倒していく主人公の流れ等、ぼちぼち面白いのですが、自分には少し回りくどかったかな。感情移入できる登場人物が自分的に居なかったのが影響してると思う。もっと読む
...幾重にも仕掛けられた芳香を放つトビキリのバターが、周囲の熱量によって溶けたり冷めて固まったり。 作家柚木麻子渾身の熱が伝わる、喪失と再生の物語です。こんな物語を味わって読めることに感謝。 評価は不要、本好きには必須の小説です。もっと読む
今まで何種類かの柚木さんの作品読まさせて戴いたものとは違う感じで私にはあわなかったな作中のなかで食べたバターごはん私も中学時代食べたけど美味しいですね〜 ただ食べ過ぎるとおなかを壊しますね〜 で、よく一合も食べたものだと驚きました また良い作品を期待しております。もっと読む
26人のお客様が読みやすさに言及し、17人が肯定的、9人が否定的です
お客様はこの小説の読みやすさについて意見が分かれています。凄い読後感があり、すらすら読めたという声があります。バターに落ちる読書体験や、物語の展開で飽きさせず、あっという間に読み終えたという感想もあります。一方で、一部のお客様は「少し読み辛かった」と指摘しています。独白が多く、読者が読む余白がなく息苦しいと感じる方もいます。また、登場人物がリアリティに欠けており、没頭できなかったという指摘もあります。
「読みやすく、出てくる料理も美味しそう」などと言う軽めの感想もあるようで、読み手によって受け取り方が変わる本なのかもしれない。個人的には、恐ろしいパワーのある、読み手にもパワーを必要とする内容だった。...もっと読む
...文章は、文頭の長い修飾部の後に主語が来ることが多く、少し読み辛かったです。また、「合わなさそう」「作れなさそう」などの文法上不要な「さ」を入れた言葉遣いを多用されていて、何らかの思いがあって意図的にそうされたのだろうなと感じましたが、私にとってはこれも少し読み辛かったです。もっと読む
...今作、600ページにも及ぶ長編であるが、二日で読破してしまった。柚木さんの文章は、読みやすい、すらすらと頭の中に入ってくる。登場人物たちの心情、心の揺らぎを描くのに長けており、寝食を惜しんで、って言葉があるけど、物語に没頭することができた。感謝。...もっと読む
...ここ読みたかった! カジマナという強烈な存在を通じた問題提起に対し、よし頑張って生活してくぞ生きていくぞと思わせられる読後感は悪くない。もっと読む
24人のお客様が文章に言及し、15人が肯定的、9人が否定的です
お客様はこの小説の文章について意見が分かれています。一部のお客様は、ストーリーや描写が丁寧で、読みやすいと評価しています。五感や食への表現力も高く評価されており、料理名がすんなり読めるという声があります。また、食への表現力や筆致も素晴らしいと感じています。一方で、読後感は悪く、だらだらとした文章に終始し、結局なんだったんだかというおわりがあるという指摘もあります。
...しかし目まぐるしい展開で飽きさせず、読みやすい文章も相まって、あっという間に読み終えてしまいました。 ラストは無理やり締めたような、若干もやもやの残るものでしたが、いくつかの不満はあれど時間も忘れるほど没入したので大満足でした。もっと読む
...なんというか、これはたぶんこういう本なのだが、話が進むのが遅いというか、進むまでの地の文にどうでもいい描写が多いように思える(本としてはどうでもよくないのだと思う、本当に相性の問題)。 桐野夏生や松本清張が好きなので、こういった丁寧な生活っぽい描写をやられると読んでいられない。...もっと読む
事件の内容がほとんど無く食べ物のことばかりで食傷気味になる。文章は読みやすいが事件のことが殆ど無くがっかりでした。もっと読む
良書と言えるでしょう。 少しネタバレあり。 木嶋佳苗ならぬ梶井真奈子に取材するうちにヒロインの里佳は カジマナという得体のしれない沼にずぶずぶと足をとられていきます。 それが二転三転して・・・でも、それはたぶんこの作品のテーマでは ないでしょう。...もっと読む
23人のお客様が料理の描写に言及し、16人が肯定的、7人が否定的です
お客様は本書の料理描写について意見が分かれています。一部のお客様は、料理の描写が秀逸で、ホンモノのバターを使った料理が多く登場すると評価しています。一方で、食べ物の描写がしつこく、同じようなレシピばかりだと指摘する声もあります。また、事件の内容がほとんどなく、食べ物のことばかりで食傷気味になるという指摘もあります。一方で、バターの描写はやや平凡で、作者の若さが出てしまったような印象を受けたお客様もいます。
...父親からは、犬のような食べ方をするなと言われたものだった。 本書では、ホンモノのバターを使った料理が多くあり、ホンモノとは何かを問う。バターとマーガリンでは、明らかに違う。私は、トーストだったらマーガリンの方があっさりしていて美味しいと思う。使い方の問題だと思う。...もっと読む
...メス牛の血液から作られる牛乳によって出来るバター。マーガリンのような代品では満たされぬ心。選ばれる、選ぶ事の難しさ。心理だけではなく料理や味の描写も見事で、設定ウケの一発屋ではない力量を感じます。物語の展開も素晴らしく結末が気になりどんどん読み進めたくなります。...もっと読む
...それ以上に気になったのは、料理のレシピのオンパレード。普通は七面鳥の丸焼きなんて作りませんよ。 作れない環境にある人が殆どだから、作ろうとも思わないけれど、そこに異常なほどのページを割いている。著者はレシピ本を出した方がいいのかと思う。人の心の描写など出来ていないのだから。...もっと読む
...どちらなのか知らずに読みましたが、ストーリーはブラックなのですが、食べ物に関する描写はアッコちゃんのような感じで、自分も作ってみたい、食べてみたい!と思ってしまう文章でした。ちびくろさんぼも、小説の元になった事件もすぐピンと来る世代の女です。...もっと読む
19人のお客様が内容に言及し、13人が肯定的、6人が否定的です
お客様はこの小説について、想像以上に濃い内容だと評価しています。内容が濃く、深い、繊細な、女の友情を見事に描き出したと高く評価されています。また、内容が多すぎて疲れたという声もあります。独白が多すぎて読者が読み取る余白がなく、読んでいて息苦しいという意見があります。特に、セリフが嘘っぽく、こんな事言う人いないだろ、といった指摘もあります。一方で、一部のお客様は、内容が多すぎて読後感が良くないという指摘もあります。全体的に、強引で一方的な作品だと感じているようです。
内容が良かったのはもちろん、猛烈にバターを食べたくなりました。もっと読む
...木◯佳苗はこの本に怒っているみたいですが、特徴をよく捉えていると思います。 お料理もたくさん出てくるので読んでいるとお腹が空いてきます。 死刑囚を題材にした本ってだいたいが恐ろしい。常人には理解できない精神構造ですが木◯佳苗だけは何故か怖くない。...もっと読む
...が、登場人物が皆リアリティに欠けていて、没頭できませんでした。 その原因は、セリフが嘘っぽくこんな事言う人いないだろ、って感じなのと内容が多すぎて、1人1人の描写が薄いからかと。何を伝えたいのか。女性の生きづらさなのか、犯罪なのか、料理なのか、親子関係なのか‥。もっと読む
気になりつつ未読だったが、夏休み前に購入した。引き込まれた、グイグイと。想像以上に濃い内容だった。そして、長い。読めども読めども先が見えず、どんどん濃く、暗くなっていく。でも、引きずり込まれるように世界観にのめりこんでしまった。...もっと読む
洗脳 そんな言葉が脳裡に浮かんできた。
星5つ中5つ
洗脳 そんな言葉が脳裡に浮かんできた。
この本の前に『台湾漫遊鉄道のふたり』という美食小説を読んだ。台湾料理が次々と登場し、料理名には初出時だけルビが振られていたが、くやしいけど以降全てが全く読めなかった・・・。なんと、この小説も、美食小説で、BUTTERを使った料理がふんだんに登場すんだけど、今回は料理名がすんなりと読め、そのトラウマから解放された。って、あたりまえか(苦笑)。。  で、本編はっつうと、デブでとても男にはもてそうもない容姿の梶井真奈子35歳、そんな彼女と、ほぼ同時交際していた、彼女よりけっこう年上の男性三人が連続して不審死を遂げた。容疑者として逮捕され収監されている梶井真奈子ことカジマナに、編集部内で、いずれ初の女性デスクになるであろうと嘱望されている町田里佳(身長166cm、痩身でボーイッシュ)が独占取材を試みる。しかし、ミイラ取りがミイラに、の例えのように里佳は、カジマナが語るBUTTERが主役の美食に関する話を聞く都度、それを自らが実践することで、里佳自身もその美食に魅せられ、彼女もほんの数か月でデブになってしまう。姿形、そしてその心までもが変わってゆく里佳を救おうとした、親友で新婚妊活中の玲子までも巻き込んでしまい・・・。本編にはでてこないけど、洗脳 という言葉が私の拙い脳裡に浮かんだ。  しかして、その先には、カジマナが仕組んだおどろくべき陥穽が里佳を待ち受けていた。 今作、600ページにも及ぶ長編であるが、二日で読破してしまった。柚木さんの文章は、読みやすい、すらすらと頭の中に入ってくる。登場人物たちの心情、心の揺らぎを描くのに長けており、寝食を惜しんで、って言葉があるけど、物語に没頭することができた。感謝。 そうそう、この小説とは関係ないけど。寅さん映画で、集合写真を撮るときに「はいみなさんわらって~~」とカメラマンが言ったときに、「バター」と寅さんが言って、吉永小百合さん他にバカ受けしたのを思い出した。ちなみに家内の妹の結婚式の集合写真の時に「バター」って言ったら、ドン引きされたのも思い出した。
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日本からのトップレビュー

  • 星5つ中5つ
    濃い読書体験と、読後の爽快感。
    2026年8月6日に日本でレビュー済み
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    気になりつつ未読だったが、夏休み前に購入した。引き込まれた、グイグイと。想像以上に濃い内容だった。そして、長い。読めども読めども先が見えず、どんどん濃く、暗くなっていく。でも、引きずり込まれるように世界観にのめりこんでしまった。そして暗黒のトンネルから脱してラストに向かう気持ちよさと爽快感たるや、見事だった。ほんとうにおもしろかった。

    もともと食べることも料理も好きではあったが、これを読んでからなんとなく食に対しての視点が変わったような気がする。もっともっと自分軸でいいのだと思うようになった。徹底的に娯楽として楽しみ、オマケとして自分自身の価値観の再認識もさせてもらった。

    買ってよかった、読んでよかったと心から思える1冊だった。

    34人のユーザーが役に立ったと感じています
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  • 星5つ中4つ
    殺人事件とグルメの絶妙な組み合わせが魅力の作品ですが、好みは分かれそうです
    2026年7月5日に日本でレビュー済み
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     「BUTTER」は、週刊誌記者の町田里佳が、男性たちの財産を奪い殺害した容疑で逮捕された梶井真奈子と面会し、彼女の欲望に忠実な言動に触れることで、里佳自身の内面と外見が変貌していく物語です。元ネタは2007〜2009年にかけて発生した首都圏連続不審死事件の犯人木嶋佳苗であり、その事件の真相を追いかける女性記者をモデルとした小説となっています。590ページの大作です。実際の事件を元ネタとした殺人事件をシリアスに描きながら、その一方でバターを使ったグルメも随所で絡んできます。きっと女性の方が刺さるのでしょう。ツボにハマると一気に読み切れてしまうことでしょう。ちなみにシールが付属していました。意外と気に入っています。

    殺人事件とグルメの絶妙な組み合わせが魅力の作品ですが、好みは分かれそうです
    殺人事件とグルメの絶妙な組み合わせが魅力の作品ですが、好みは分かれそうです

     「BUTTER」は、週刊誌記者の町田里佳が、男性たちの財産を奪い殺害した容疑で逮捕された梶井真奈子と面会し、彼女の欲望に忠実な言動に触れることで、里佳自身の内面と外見が変貌していく物語です。元ネタは2007〜2009年にかけて発生した首都圏連続不審死事件の犯人木嶋佳苗であり、その事件の真相を追いかける女性記者をモデルとした小説となっています。590ページの大作です。実際の事件を元ネタとした殺人事件をシリアスに描きながら、その一方でバターを使ったグルメも随所で絡んできます。きっと女性の方が刺さるのでしょう。ツボにハマると一気に読み切れてしまうことでしょう。ちなみにシールが付属していました。意外と気に入っています。

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  • 星5つ中5つ
    読みやすく、語りたくなる本
    2026年7月10日に日本でレビュー済み
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    わりと誰でも一気に読めてしまう。

    そして、内容について誰かと語り合いたくなる。

    語ることで、お互いの人生観について理解を深めることができる。

    でも、小説の感想を通してなので生々しくなりすぎない。

    そういう本です。それだけで小説として大成功といえると思います。

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  • 星5つ中3つ
    医療を透明化した社会寓話サスペンス
    2026年8月20日に日本でレビュー済み
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    『BUTTER』は、梶井真奈子という強烈な人物を中心にしたサスペンスミステリー・心理劇として、中盤は非常に面白く読めた。

    里佳が梶井のペースに呑まれて取り込まれていく過程や、互いにどこまで相手を理解しているのか分からない緊張感には強く引き込まれる。

    一方で、序盤と終盤は作者のフェミニズム的な問題意識がかなり前面に出ている印象で、父親との関係、女性に課されるケア役割、痩身規範、女性同士の連帯などが、里佳の生きづらさと回復を説明する枠組みとして強く機能している。

    強引さが気になったのは、里佳の炎上における容姿攻撃の描かれ方で「人が叩かれる時は容姿など何でも後付けで悪く言われるのでは」と感じた。

    現実に起こり得る話ではあるものの、テーマを際立たせるための意図的・記号的な配置に見えてしまった点。

    不妊やトラウマ、精神のみならず肉体のダメージ含め苦痛を濃密に扱う作品でありながら医療の存在感が驚くほど薄く、物語の解決が個人的な「過去の克服、自己理解」と「女性同士のケア」へと収斂していく点には、作品固有の寓話性と同時に現実とのズレを感じる。

    終盤において、里佳の梶井への関心が急速に冷め、自己理解に到達するまでの描写もあっけなく、感情の変遷としてやや急いだ印象。

    サスペンスの推進力となっていた伏線のいくつかに解を与えないまま着地するため、サスペンスミステリーとしての消化不良感が残る部分も。

    サスペンスミステリーとしての完成度には多少引っかかる部分がある一方、実在の事件をモチーフに、2010年代の女性の生きづらさをフェミニズムの側面から描いた小説であり、一つの視点として非常に興味深く読める。

    作者の意図が透ける部分には好みが分かれそうだが、梶井という人物を巡る謎が作品を支配する中盤の面白さは間違いない。

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  • 星5つ中5つ
    濃い。ひたすら濃い一冊。
    2026年7月13日に日本でレビュー済み
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    「読みやすく、出てくる料理も美味しそう」などと言う軽めの感想もあるようで、読み手によって受け取り方が変わる本なのかもしれない。個人的には、恐ろしいパワーのある、読み手にもパワーを必要とする内容だった。主人公と同じように、本当にあった犯罪をモデルにした犯人「梶井」に引き込まれ、コントロールされているような気分にもなった。濃い内容で疲れたが、読後感は悪くない。いやしかし、主人公のようにここまで真剣に毎日を生きたら体がもたないだろうな。もう少し力を抜いて行きたい。

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  • 星5つ中4つ
    Butterは美味しいですよ。
    2026年7月3日に日本でレビュー済み
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    物書きの是非をつけるのは面白くない。個人的感想を述べると最初3ページで読むの辞めようかと思ったけどこれが今の小説技法なのかととりあえず読み、完読しなるほど〜と言う感じです。全体的にButterです。是非読んで欲しい作品です。

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  • 星5つ中5つ
    他人事とは思えない。
    2026年10月2日に日本でレビュー済み
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    カジマナの学生時代のルックス、立ち位置など自分と似ていた。

    過去を思い出して心が締め付けられた。

    それ故に一歩間違えたら私もカジマナと同じだったのでは?という恐怖で少しゾッとした。

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    洗脳 そんな言葉が脳裡に浮かんできた。
    2026年7月28日に日本でレビュー済み
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    この本の前に『台湾漫遊鉄道のふたり』という美食小説を読んだ。台湾料理が次々と登場し、料理名には初出時だけルビが振られていたが、くやしいけど以降全てが全く読めなかった・・・。なんと、この小説も、美食小説で、BUTTERを使った料理がふんだんに登場すんだけど、今回は料理名がすんなりと読め、そのトラウマから解放された。って、あたりまえか(苦笑)。。

     で、本編はっつうと、デブでとても男にはもてそうもない容姿の梶井真奈子35歳、そんな彼女と、ほぼ同時交際していた、彼女よりけっこう年上の男性三人が連続して不審死を遂げた。容疑者として逮捕され収監されている梶井真奈子ことカジマナに、編集部内で、いずれ初の女性デスクになるであろうと嘱望されている町田里佳(身長166cm、痩身でボーイッシュ)が独占取材を試みる。しかし、ミイラ取りがミイラに、の例えのように里佳は、カジマナが語るBUTTERが主役の美食に関する話を聞く都度、それを自らが実践することで、里佳自身もその美食に魅せられ、彼女もほんの数か月でデブになってしまう。姿形、そしてその心までもが変わってゆく里佳を救おうとした、親友で新婚妊活中の玲子までも巻き込んでしまい・・・。本編にはでてこないけど、洗脳 という言葉が私の拙い脳裡に浮かんだ。

     しかして、その先には、カジマナが仕組んだおどろくべき陥穽が里佳を待ち受けていた。

    今作、600ページにも及ぶ長編であるが、二日で読破してしまった。柚木さんの文章は、読みやすい、すらすらと頭の中に入ってくる。登場人物たちの心情、心の揺らぎを描くのに長けており、寝食を惜しんで、って言葉があるけど、物語に没頭することができた。感謝。

    そうそう、この小説とは関係ないけど。寅さん映画で、集合写真を撮るときに「はいみなさんわらって~~」とカメラマンが言ったときに、「バター」と寅さんが言って、吉永小百合さん他にバカ受けしたのを思い出した。ちなみに家内の妹の結婚式の集合写真の時に「バター」って言ったら、ドン引きされたのも思い出した。

    洗脳 そんな言葉が脳裡に浮かんできた。
    星5つ中5つ
    洗脳 そんな言葉が脳裡に浮かんできた。
    2026年7月28日に日本でレビュー済み

    この本の前に『台湾漫遊鉄道のふたり』という美食小説を読んだ。台湾料理が次々と登場し、料理名には初出時だけルビが振られていたが、くやしいけど以降全てが全く読めなかった・・・。なんと、この小説も、美食小説で、BUTTERを使った料理がふんだんに登場すんだけど、今回は料理名がすんなりと読め、そのトラウマから解放された。って、あたりまえか(苦笑)。。

     で、本編はっつうと、デブでとても男にはもてそうもない容姿の梶井真奈子35歳、そんな彼女と、ほぼ同時交際していた、彼女よりけっこう年上の男性三人が連続して不審死を遂げた。容疑者として逮捕され収監されている梶井真奈子ことカジマナに、編集部内で、いずれ初の女性デスクになるであろうと嘱望されている町田里佳(身長166cm、痩身でボーイッシュ)が独占取材を試みる。しかし、ミイラ取りがミイラに、の例えのように里佳は、カジマナが語るBUTTERが主役の美食に関する話を聞く都度、それを自らが実践することで、里佳自身もその美食に魅せられ、彼女もほんの数か月でデブになってしまう。姿形、そしてその心までもが変わってゆく里佳を救おうとした、親友で新婚妊活中の玲子までも巻き込んでしまい・・・。本編にはでてこないけど、洗脳 という言葉が私の拙い脳裡に浮かんだ。

     しかして、その先には、カジマナが仕組んだおどろくべき陥穽が里佳を待ち受けていた。

    今作、600ページにも及ぶ長編であるが、二日で読破してしまった。柚木さんの文章は、読みやすい、すらすらと頭の中に入ってくる。登場人物たちの心情、心の揺らぎを描くのに長けており、寝食を惜しんで、って言葉があるけど、物語に没頭することができた。感謝。

    そうそう、この小説とは関係ないけど。寅さん映画で、集合写真を撮るときに「はいみなさんわらって~~」とカメラマンが言ったときに、「バター」と寅さんが言って、吉永小百合さん他にバカ受けしたのを思い出した。ちなみに家内の妹の結婚式の集合写真の時に「バター」って言ったら、ドン引きされたのも思い出した。

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    フィードバックをお寄せいただきありがとうございます。
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    ありがとうございます。数日中に調査いたします。

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