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情と理 -カミソリ参謀回顧録- 上
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筑紫哲也氏(ジャーナリスト)推奨!
中曽根内閣の官房長官で辣腕を振るい、歴代の政権にも隠然たる影響力を持った男・後藤田正晴――混乱する政局を舌鋒鋭く斬り、“カミソリ”の異名を取った彼の直言は、各界から幅広い支持を得てきた。そんな著者が自らの波瀾の人生を振り返った、貴重な戦後政官界の秘史が本書である。上巻は、軍隊時代から内務省、警視庁などを経て、警察庁長官、田中角栄内閣の官房副長官を歴任し、田中派議員として台頭するまでを収録している。
※本書は、1998年6月に小社より刊行された『情と理――後藤田正晴回顧録』に一部加筆・修正を加えたものである。
- 本の長さ448ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2006/6/21
- 寸法10.8 x 1.8 x 15.2 cm
- ISBN-10406281028X
- ISBN-13978-4062810289
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商品の説明
著者について
みくりや・たかし―1951年4月27日、東京都に生まれる。東京大学先端科学技術研究センター教授。専門は、日本政治史。東京大学法学部卒業後、同助手、東京都立大学法学部教授、政策研究大学院大学教授を経て、現職。東京都立大学名誉教授。アメリカ流のオーラル・ヒストリーの手法を日本に持ち込んだ。1996年、『政策の総合と権力』でサントリー学芸賞、1997年に『馬場恒吾の面目』で吉野作造賞を受賞した。
登録情報
- 出版社 : 講談社
- 発売日 : 2006/6/21
- 言語 : 日本語
- 本の長さ : 448ページ
- ISBN-10 : 406281028X
- ISBN-13 : 978-4062810289
- 商品の重量 : 281 g
- 寸法 : 10.8 x 1.8 x 15.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 171,608位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について

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カスタマーレビュー
日本からのトップレビュー
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政治家には普通の庶民的良心を持って欲しい
2019年4月24日に日本でレビュー済みオーラルヒストリー物には、ヨイショしっ放しや茶話で終わっているものが多いですが、御厨さんがよく勉強されていて進行が的確なので、たいへん読みやすい。本人も噛んで含めるように語っておられます。まるで私が語りかけられているよう。内務省解体後の警察組織構築の過程や治安に関する考え方、自衛隊の位置づけなどとてもわかりやすく解説されています。後藤田さんは良識の政治家でした。今、こういった役割を果たす政治家がいないことが残念。政治家には普通の庶民的良心を持ってもらいたいと切に願う。
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戦後政治史を知るには(1)
2018年3月9日に日本でレビュー済みNETの発達で内部情報が漏れる。或いは露骨に国粋主義が主張される。異様な世と思うのは、私だけであろうか。そんな中、普段政治史に関心が無かった私が、日本の近現代史関連の本を読み始めた最初の本。御厨氏が後藤田氏にインタビューして執筆した口述筆記の書物。
大学卒業後、当時エリ-トしか入省出来なかった、内務省に入省し、太平洋戦争では台湾へ将校として赴任しており、激戦地での体験は無い。終戦後、神奈川県に赴任し経済部商政課長、後に本省に戻り官吏人生を送くり、田中角栄内閣の官房副長官での辣腕ぶりが語られる迄が上編。
戦後の復興期に政府とGHQが何を為したか、どうして戦犯の岸信介氏が総理になれたか等が、少し触れられています。更に日本の治安を守る為に、法律の草案を作り、警察庁長官として治安維持に努めて来られたpioneerだった事。
特に興味を引いたのは、自衛隊の前身、警察予備隊の創設の件の当り。敗戦後、米国とソビエトとの関係が思わしく無くなる中、朝鮮戦争が勃発し、日本に駐留していた米兵が朝鮮半島に出兵し、日本の防衛が手薄になり、共産化を恐れた米国が、日本の再軍備化?に着手した。又、田中角栄氏が、如何に首相迄昇りつめたか、気配り等信頼のおける内部の人しか知り得ない情報が語られている。
本書は一官僚の目を通した貴重な戦後政治史の読み物。勿論、官僚お得意の身を守る術をお持ちで、真実と異なる恣意的な箇所は否めない。
歴史書ではないが、
岸氏が高官として、満州国に赴任した当時の様子は、作家名新田次郎(本名藤原 寛人)氏が、満州国気象観測所高層気象課長として赴任し、現地に同行した妻、藤原てい氏の満州引き揚げ日記を記した書物「流れる星は生きている 」で知る事が出来ます。宜しかったら、下巻のレビューもご覧下さい。
=追記=2019/01/22
戦後の政治史で外せない人物と云えば、首相では岸信介、田中角栄、参謀としては後藤田正治、野中広務では無いだろうか。人物や思想として好き嫌いがあると思うが、以下の書物は参考になった。興味があれば一読してみては如何だろうか。今の政治家が語っている事は真実であろうか?自らが考える事が出来ると本だと思う。
岸信介著「岸信介回顧録―保守合同と安保改定」広済堂出版
訳600頁の記録書
岸氏を知る上で外せない書物
田中惣五郎著「日本ファシズム史」河出書房新社
田中惣五郎著「北一輝―日本的ファシスト象徴」未来社
野中氏は以下の本が参考になった
御厨 貴 , 牧原 出 編集 「野中広務回顧録」岩波書店
日本国憲法誕生秘話(本当に押し付け憲法か判断材料になる文献)
佐藤達夫著「日本国憲法誕生記―シリーズ戦後史の証言・占領と講和〈4〉」 中公文庫
宮沢喜一著「東京‐ワシントンの密談―シリーズ戦後史の証言・占領と講和〈1〉」 中公文庫
安全保障条約・日米地位協定に就いて
坂元一哉著「日米同盟の絆―安保条約と相互性の模索」有斐閣 米国公文書から日米安保を考察
琉球新報社編「日米地位協定の考え方―外務省機密文書」高文研 貴重な資料
明治期から現代に至るまで、技術の視点で考察した
山本義隆著「近代日本百五十年」近代技術総力体制の破綻 岩波新書
天皇(権威・権力)と組織(政、官、軍)による帝国崩壊の原因を探求し、日本の近現代史を再考察した書物
立花隆著「天皇と東大」上・下巻 文芸春秋社
等は時代的背景や思想が読み取れ面白かった。更に深める為には、参考文献で孫引きするのも良いかも知れ
ない。次は石橋湛山を読もうと思う。まずは、半藤一利著「戦う石橋湛山」筑摩書房を読む予定。
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まあまあでした
2013年4月4日に日本でレビュー済みこの方のかつての部下(でいいのかな?)が書いたものなどを読んだことがあります。個人的にはそちらの方が面白かったです。浅間山荘事件などを危機管理の観点から書かれたものでしたが、そちらの方が面白かったです。
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戦後政治史の貴重な証言&良質な伝記
2014年6月7日に日本でレビュー済みオーラルヒストリーの決定版と言えるのではないか。戦後政治と行政について語ってもらう上で、経歴から言って後藤田氏以上の対象者は存在しないし、後藤田氏はこのオーラルヒストリーのプロジェクトの意義を理解し、実に率直に、かつ詳細に自らの経験を語っており、その結果、本書は戦後政治史の貴重な証言であると同時に後藤田氏の良質な伝記でもあるという2つの顔を持ち合わせたユニークなものに仕上っている。
プライベートについて全く語られておらず、後藤田氏が仕事人間だったことが良く分かる。また、役所の人事(年次や出身校)について異様に詳しく、後藤田氏はやはり一義的には政治家というよりも官僚だったというのが、この上巻を読んだ上での私の率直な感想である。オーラルヒストリーは、このように、語り手のパーソナリティーが滲み出てくるのが面白い。下巻を読むのが今から楽しみ。
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素人には分からないよ
2006年7月6日に日本でレビュー済み後藤田正晴氏のインタビュー形式の回顧録。当時の考え方などが読み取れる、大変意義のある企画だと思うのですが、一般人向けに文庫として出版する本としては少し疑問があります。
上巻には、戦前からよど号事件くらいまでについて触れられているわけですが、半数くらいの人は当時を知らないわけですよね。この本は、後藤田氏のインタビューを載せているだけなので、当時の時代背景にはほとんど触れられていません。本人には常識でしょうし、インタビュアーである著者も専門家ですから。できれば、もう一分冊くらい増やして、当時の時代背景を補足しながら、話を整理して欲しかった気がします。
…これがオーラルヒストリーだ、と言われてしまえばそれまでかもしれませんが。でも、内容は面白かったです。
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今や貴重な本となりました。
2014年11月27日に日本でレビュー済み後藤田さんが亡くなってしまいましたので、今や貴重な本となりました。
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面白いけど自分に都合の良い事しか喋ってないような気がします
2016年5月10日に日本でレビュー済みオーラルヒストリーの良い面が出た本だと思うけど
官僚時代、政治家になってからの話は興味深いが本当か
どうかも分かりません。
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政治の冷静な証言者
2006年11月12日に日本でレビュー済みカミソリと恐れられた政治家 故 後藤田正晴氏のインタビュー形式による自伝だ。
このインタビュー(オーラル ヒストリーというらしい)は、数十回にわたり事前に質問事項
を後藤田氏に渡しておき、インタビュー前までに、その記憶の整理をして望んでいる。
ここから見えてくる後藤田氏は、”カミソリ”という非情なイメージではなく、中立公正に職務にあたる官僚のイメージの方が強い。
もともと、彼は自治省、警察庁の人間だ。
目的が決まれば、その遂行能力は抜群だ。
もともと主義主張はぶれることはない。
ぶれる人間を信用しないし、評価もしない人だ。
そのうえ、道理にあわないことをとても嫌う人でもある。
そのため、利益や役得で、主張を変える政治家からは嫌われる。
だから、”カミソリ”と言われたのだろう。
また、彼の人間観察力はおもしろい。
一般的な政治家のイメージとは異なる等身大の政治家の本当の姿を語ってくれる。
例えば、竹下登氏について
”言語明瞭、意味不明”と言われたが、後藤田氏は、これほど他者に反感をもらわず、
目的をいつのまにか達成する政治家はいないと評している。
官僚から引退するまでのヒストリーを語っているので、個々のエピソードの深堀がもうひとつという気がする。
が、後藤田氏の常に信念にそった発言、行動は、歴代の内閣が重用するというのが、わかる気がした。
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