お薦めの本

ジョン・ケネス・ガルブレイス「大暴落1929」を再読。相場急変時の決まり文句。

1929年の世界大恐慌を描いた名著と言えばこの一冊。危機が迫っていることを感じている訳ではなく、グリーンスパンやバーナンキの講演録に触れていたら、久しぶりに読み返したくなったのだ。ちなみに直近の再読メ...
生成AIで遊ぶ

2008年金融危機をバーナンキの講演録で振り返る

久しぶりにグリーンスパン元FRB議長の講演録に触れてみて、 不確実性下における中央銀行の役割(グリーンスパン講演をAIまとめ)昔よりもスムーズに理解できたような気がした。そんなとき、ふと目にしたのが、...
生成AIで遊ぶ

不確実性下における中央銀行の役割(グリーンスパン講演をAIまとめ)

今年、100歳でなくなった、元FRB議長のアラン・グリーンスパン。在任期間中(1987~2006年)は「神様」や「マエストロ」と称された。退任後に起きた世界金融危機の一因は、在任中の金融政策にあり、と...
サッカー

メッシ・ユニフォーム売切れで日本の貧しさを実感

昨日の夕方からアディダスでオンライン販売がはじまった、メッシのアルゼンチン代表引退試合用のユニフォーム。私に合うサイズはMとLどっち?と測っているうちに売切れ。そしてその直後から倍以上の値段でメルカリ...
資本主義問題

理想で欲望は止められない。資本主義の限界とイスラム教誕生の共通点?

近年、資本主義と民主主義が、どうにもうまくいかないのは、「理想(長期的な利益)で欲望(短期的な利益)は止められない」ということに尽きるのではないかと。私たちは世界を主観的にしか捉えられないから(ユクス...
お薦めの本

宗教弾圧で時計職人がスイスへ/角山栄「時計の社会史」

角山栄氏の「時計の社会史」を再読。名著だと思うけど、中公新書版はすでに絶版なのか…。10年以上前に本書を読み、ブログに書き残したときは、 時間の共有が日本の成功要因/角山栄「時計の社会史」(15/01...
お薦めの本

かつては砂糖、いまは半導体?/川北稔「砂糖の世界史」「世界システム論講義」

川北稔氏の「砂糖の世界史」「世界システム論講義」を再読。大航海時代以降の世界は、世界的な分業体制がなされており、それぞれの生産物を交換することで世界経済が成り立っている。そして世界経済は「中核」と「周...
社会や政治の問題など

なぜ若者はFIREを目指すのか?/河田皓史「働く人が減っていく国でこれから起きること」

FIRE(Financial Independence + Retire Early)。数年前は私にまで取材依頼が来たりしてモヤモヤした。その後、そんなに見聞きしなくなっていたので、インフレの時代には...
お薦めの本

合理性の積み重ねが生む悪夢:JAの闇を描いた窪田新之助「対馬の海に沈む」

窪田新之助「対馬の海に沈む」JA(農業協同組合)の闇を描いたノンフィクション。2024年末に出版され、話題になっていたのは知っていたが、今ごろになって手に取って、その内容に戦慄している…。2019年に...
投資哲学を求めて

株価や経済情報の見すぎは量子ゼノン効果に囚われる

日本神経科学学会「世界一面白い脳の講義」を読んでいて、山田真希子さんの量子認知脳科学の話が面白かった。量子認知脳科学とは 揺らぐ心を科学的に捉えるための新しい枠組み 量子論に由来する数学的な考え方を心...
国家や経済に潜む宗教

教皇レオ14世はなぜ「レオ」を名乗ったのか? 「レールム・ノヴァールム(1891年)」への敬意

昨年コンクラーベを経て誕生したローマ教皇レオ14世。なぜ「レオ」と名乗ったのか、教養不足で理解できていなかった。先代の「レオ」教皇、レオ13世(在位:1878~1903年)が発布した、“Rerum N...
投資や経済の話題

投資家から見た上場企業、上場企業から見た投資家

8月12日、JPXのウェブサイトに2つのアンケート結果が掲載。  「取組みの進展が⾒られる企業」等に関する機関投資家アンケート 「投資家への期待・要望」等に関する企業アンケート投資家が企業に言いたいこ...
投資や経済の話題

投資における「めぐり逢い」の作法

とある会社の社内報向けのインタビューを受け、投資先企業との出会うきっかけを深堀りしたいとのことで、いくつか事例をピックアップしてお伝えした。私は日経新聞なんて、もちろん読まないし、証券会社が用意してい...
食文化と美食探訪

渡辺雄一郎シェフの引き際の美学

先月、年内に閉店するフランス料理の名店「ナベノイズム」へ伺った。ポッドキャストでお話しした際は、最近の大物シェフの傾向として、最後はカウンターだけの超高級店になることが多いから今のうちに!と紹介したの...
資本主義問題

欲と偽善のサステナビリティ 「倫理的正しさ」がつくる新たな階級社会

サステナビリティという概念が、本来の生態系危機への対処から離れ、表面的な正しさがもたらす偽善と格差の再生産にすり替わっている!そんな指摘をした一冊。 ヴィジェイ・コリンジヴァディ、アーロン・ヴァンシン...
お薦めの本

戸塚啓「大宮アルディージャはなぜ外資に買収されたのか?」

先日、Jリーグ各クラブの決算を眺める中で、2024年レッドブル傘下となったRB大宮アルディージャについて、もう少し詳しく調べたいと思っていたら、タイムリーに新刊本が! 戸塚啓「大宮アルディージャはなぜ...
世界を読み解く方法

シオラン「崩壊概要」を分かったつもりになってみた

エミール・シオランの「崩壊概要」を読んだ。難しくて全体として何の話なのかさっぱり分からなかった。せっかく読んだので、メモした気になる文章を勝手に編集。私たちは様々なものを定義づけたりして「分かったつも...
投資や経済の話題

マイケル・ジャクソン。アメリカが文化的な覇権国家になった1980年代の象徴。

マイケル・ジャクソンの伝記映画「Michael」を観てきた。私は1978年生まれなので、小学生の頃がマイケルの絶頂期なのかな。ちょうど「スリラー(1982)」から「BAD(1987)」のあたり。ムーン...
日記と雑談

ちいかわ:物語の深層と経済効果を追いかけて

1990年代生まれの執筆者と編集委員を中心につくられた、人文系の雑誌「ゲンロンy」(2026年3月創刊)。もともとは「瀬戸内海未来主義」の特集を読みたくて買ったのだが…創刊号に掲載の座談会「令和カルチ...
偶然とリスクの諸相

ローティの偶然性とは?/朱喜哲「バラバラな世界で共に生きる」

リチャード・ローティの「偶然性・アイロニー・連帯」。2012年の松岡正剛さんのイベント「連塾 本の自叙伝」で知って、手に取ってみたものの、まったく理解できずに挫折した一冊。あの頃はリーマン・ショック(...