トロント国際映画祭の歴代の受賞作です。最高賞となる「観客賞」の一覧。~田村泰彦(賞チャン)&アワードウォッチ
| 年 | 作品賞 | 詳細 |
|---|---|---|
| 2026 | 「ラ・ボラ・ネグラ(黒い球)」 | 詳細▼ |
| 2025 | 「ハムネット」 | 詳細▼ |
| 2024 | 「サンキュー、チャック」 | 詳細▼ |
| 2023 | 「アメリカン・フィクション」 | 詳細▼ |
| 2022 | 「フェイブルマンズ」 | 詳細▼ |
| 2021 | 「ベルファスト」 | 詳細▼ |
| 2020 | 「ノマドランド」 | 詳細▼ |
| 2019 | 「ジョジョ・ラビット」 | |
| 2018 | 「グリーンブック」 | |
| 2017 | 「スリー・ビルボード」 | |
| 2016 | 「ラ・ラ・ランド」 | |
| 2015 | 「ルーム」 | |
| 2014 | 「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」 | |
| 2013 | 「それでも夜は明ける」 | |
| 2012 | 「世界にひとつのプレイブック」 | |
| 2011 | 「私たちはどこに行くの?」 | |
| 2010 | 「英国王のスピーチ」 | |
| 2009 | 「プレシャス」 | |
| 2008 | 「スラムドッグ$ミリオネア」 | |
| 2007 | 「イースタン・プロミス」 | |
| 2006 | 「Bella」 | |
| 2005 | 「ツォツィ」 | |
| 2004 | 「ホテル・ルワンダ」 | |
| 2003 | 「座頭市」 | |
| 2002 | 「クジラの島の少女」 | |
| 2001 | 「アメリ」 | |
| 2000 | 「グリーン・デスティニー」 | |
| 1999 | 「アメリカン・ビューティー」 | |
| 1998 | 「ライフ・イズ・ビューティフル」 | |
| 1997 | 「ハンギング・ガーデン」 | |
| 1996 | 「シャイン」 | |
| 1995 | 「アントニアの食卓」 | |
| 1994 | 「司祭」 | |
| 1993 | 「スナッパー」 | |
| 1992 | 「ダンシング・ヒーロー」 | |
| 1991 | 「フィッシャー・キング」 | |
| 1990 | 「シラノ・ド・ベルジュラック」 | |
| 1989 | 「ロジャー&ミー」 | |
| 1988 | 「神経衰弱ぎりぎりの女たち」 | |
| 1987 | 「プリンセス・ブライド・ストーリー」 | |
| 1986 | 「アメリカ帝国の滅亡」 | |
| 1985 | 「オフィシャル・ストーリー」 | |
| 1984 | 「プレイス・イン・ザ・ハート」 | |
| 1983 | 「再会の時」 | |
| 1982 | 「テンペスト」 | |
| 1981 | 「炎のランナー」 | |
| 1980 | 「ジェラシー」 | |
| 1979 | 「Best Boy」 | |
| 1978 | 「ガールフレンド」 | |
トロント国際映画祭(略称:TIFF)は、毎年9月にカナダで開催されます。1976年創設。 最優秀作品賞に相当する「観客賞」(ピープルズ・チョイス・アワード)は、 映画祭の来場者(映画ファンら)の投票によって決まります。 カンヌやベネチア映画祭のように少数の審査員が選ぶ方式ではありません。 このため、一部の芸術家や評論家だけに好まれるようなマニアックな作品ではなく、 一般の人たちにも愛されやすい作品が受賞する傾向があります。
トロント映画祭は、アカデミー賞の有力な前哨戦と位置づけられています。 北米におけるオスカー前哨戦の中で最も早く開催されるため、その年の賞レースの流れをある程度左右します。 とくに観客賞を獲得した映画は、アカデミー賞作品賞にノミネートされる確率が高いです。
もともとは地元の映画ファンに世界各地の映画祭のえり抜きの作品を楽しんでもらう「映画祭の映画祭」として1976年に始まりました。 その後、発展を続け、同じくカナダの代表的な映画祭だったモントリオール映画祭を追撃。 21世紀に入ると、カンヌに次いで影響力がある映画祭と評されるようになりました。(田村泰彦)
観客賞は、スペイン映画「ラ・ボラ・ネグラ(黒い球)」が受賞した。 非英語作品の受賞は、2011年の「私たちはどこに行くの?」(アラビア語)以来15年ぶり。 一方、入選が期待された「ザ・デビュー」と「ワイルド・ホース・ナイン」は、観客賞の上位3位に入らなかった。
トロント国際映画祭は、前年(2025年)から、通常の観客賞に加えて、「国際部門の観客賞」が授与されるようになった。 ただし、投票する際に、観客は「通常」「国際(つまり北米以外)」という区別なく投票する仕組みになっている。 そのうえで、主催者が集計し、全てのの作品の中から投票の多い順に、1位の作品(今回はラ・ボラ・ネグラ)に通常の観客賞を授与する。 2位が次点(runner-up)、3位が次々点として発表される。 そのうえで、4位以下の作品の中から、非北米の作品を抜き出し、最も得票が多いのを「国際部門の観客賞」として発表する。 つまり、通常の「観客賞」の上位3つは、「国際部門の観客賞(今回はエルシノア)」よりも、多くの得票を得た、ということである。 (田村泰彦)
| 部門 | 受賞作 |
|---|---|
| 観客賞 |
「ラ・ボラ・ネグラ(黒い球)」
製作国:スペイン、フランス 言語:スペイン語
スペインの激動の歴史を背景に、異なる時代を生きる3人の同性愛男性の人生が交差する大河ドラマ。1936年にファシスト政党に殺害された詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカが残した未完の作品と、現代の劇作家アルベルト・コネヘロの戯曲から着想を得た。 舞台は1932年、1937年、2017年のスペイン。同性愛のうわさを理由に名門社交クラブへの入会を拒まれる青年。内戦でフランコ側の軍に徴兵され、敵側の男性捕虜に心を奪われる若い音楽家。そして、疎遠だった祖父からの遺産を受け取り、家族の過去と向き合う現代の歴史研究者。一見別々の物語が、時代を行き来するなかで思いがけないつながりを見せていく。 題名はスペイン語で「黒い球」の意味。社交クラブへの入会を決める投票で、拒否を示す黒い球に由来する。社会から排除され、愛を隠さざるを得なかった人々の経験を出発点に、その痛みや記憶が後の世代へどう受け継がれるかを描く。 監督は、ハビエル・カルボとハビエル・アンブロッシのコンビ。 主演は、映画初出演となるスペインの人気ミュージシャンであるアルバロ・ラフエンテ・カルボら。ペネロペ・クルスとグレン・クローズも脇を固める。 戦争、恋愛、家族の物語に音楽を織り交ぜながら、抑圧のなかでも誰かを愛し、自分らしく生きようとする人々の姿を映し出す。 2026年のカンヌ国際映画祭で監督賞を受賞。北米での配給・配信権を、Netflixが買い取った。 監督:ハビエル・カルボ&ハビエル・アンブロッシ 脚本:ハビエル・アンブロッシ、ハビエル・カルボ、アルベルト・コネヘーロ 出演:アルバロ・ラフエンテ・カルボ、ミゲル・ベルナルド、ペネロペ・クルス、グレン・クローズ 長さ:2時間35分 2位:「アイ・プレイ・ロッキー(ロッキーは、俺が自分で演じる)」 ピーター・ファレリー監督(「グリーンブック」など) 3位:「ビーイング・ヒューマン(Being Heumann)」 シアン・ヘダー監督(「コーダ あいのうた」など) |
| 国際部門観客賞 |
「エルシノア(Elsinore)」
(英国、米国、イタリア) サイモン・ストーン監督 2位:「もしもの愛」 (韓国) イ・チャンドン監督(「バーニング 劇場版」など) 3位:「暗殺者(たち)」 (韓国) ホ・ジノ監督(「春の日は過ぎゆく」など) |
| ミッドナイト・マッドネス観客賞 |
「Ladies and Gentlemen, Brian Mulroney」
(カナダ) |
| 部門 | 受賞作 |
|---|---|
| 観客賞 |
「ハムネット」
クロエ・ジャオ監督 (イギリス、アメリカ)
2021年オスカーの作品賞&監督賞に輝いた「ノマドランド」のクロエ・ジャオ監督の4年ぶりの新作。トロント映画祭で大泣きの観客が続出した。 英国の劇作家シェイクスピアの妻アグネス(アン)を主人公とするフィクション物語。2020年に発表された作家マギー・オファーレルの小説が原作。 題名「ハムネット」は、シェイクスピアの戯曲「ハムレット」の初上演の4年前に亡くなった実の息子の名前。シェイクスピアは18歳のときに8つ年上の女性アグネス結婚し、双子の子供(長男ハムネットと長女ジュディス)をもうけたが、ハムネットは12歳で夭逝(ようせい)している。 この史実をベースに、豊かな想像力と大胆な再解釈を加え、長年にわたり「悪妻の典型」と見られてきたアグネスの生き様や夫婦愛を描く。ジャオ監督が原作者と共同で脚本を書いた。 詳細→ 2位:「フランケンシュタイン」 ギレルモ・デル・トロ監督 3位:「ウェイク・アップ・デッド・マン/ナイブズ・アウト・ミステリー」 ライアン・ジョンソン監督 |
| 国際部門観客賞 |
「しあわせな選択」
(韓国) パク・チャヌク監督 2位:「センチメンタル・バリュー」 (ノルウェー) 3位:「ホームバウンド」 (インド) |
| ミッドナイト・マッドネス観客賞 |
「Nirvanna the Band the Show the Movie」
(カナダ) |
| 部門 | 受賞作 |
|---|---|
| 観客賞 |
「サンキュー、チャック」
マイク・フラナガン監督 (アメリカ映画) 「ショーシャンクの空に」などの原作者として知られる小説家スティーブン・キングの中編小説を映画化したSFドラマ。監督・脚本は、同じくキング原作の「ドクター・スリープ」を手掛けたマイク・フラナガン。主演は、マーベル映画のロキ役で知られる英国人トム・ヒドルストン。 災害が相次ぎ、インターネットなどの通信も途絶え、世界が終わりに近づいていく。そんな中、街頭の看板やテレビに、ある男性の39年間に感謝する不可解な広告が現れる。そこに写っているのは、チャールズ・クランツ、通称チャック。一体、彼は何者なのか。世界の終わりと、どんな関係があるのか。 物語は3章構成で、チャックの人生を成人期から少年時代へと逆向きにたどっていく。壮大で不穏な導入から、一見平凡な男の記憶や家族との日々へと焦点が移り、別々に見えた出来事がつながっていく仕掛けだ。 見どころの一つは、出張中のチャックが街角のドラム演奏に誘われて踊り出す場面。ヒドルストンが長いダンスを披露し、見知らぬ人と音楽を通じて心を通わせる一瞬の喜びを表現する。死や喪失の気配を漂わせながら、何気ない出会いや小さな幸福が、1人の人生をどれほど豊かにしているかを描いた作品だ。 ■ 番狂わせ 「アノーラ」「エミリア・ペレス」「サブスタンス」という強豪をおさえての受賞は、「大番狂わせ」として話題になった。「アノーラ」「エミリア・ペレス」「サブスタンス」はいずれもカンヌ国際映画祭で受賞しており、事前の期待値も高かった。一方で、それほど注目されていなかった「サンキュー、チャック」は、新鮮さや甘さのある作風もあって、票を集めやすかったのかも知れない。この後、賞レースでは、メジャーな賞に絡まなかった。トロント観客賞を受賞していながら、アカデミー作品賞のノミネートされなかっ作品は、2011年の「私たちはどこに行くの?」以来13年ぶりだった。(田村泰彦) 2位:「エミリア・ペレス」 (仏、ジャック・オーディアール監督) 3位:「アノーラ」 (米国、ショーン・ベイカー監督) |
| ミッドナイト・マッドネス観客賞 |
「サブスタンス」
(コラリー・ファルジャ監督) |
| ▼ 日本からの出品 ▼ | |
| 日本からの出品 |
「ぼくのお日さま」
監督:奥山大史 ※センターピース部門
「Cloud クラウド」 監督:黒沢清 ※センターピース部門
「HAPPYEND」 監督:空音央(そら・ねお) ※センターピース部門
「ザ・ゲスイドウズ」 監督:宇賀那健一(うがな) ※ミッドナイト・マッドネス部門
|
| 部門 | 受賞作 |
|---|---|
| 観客賞 |
「アメリカン・フィクション」
コード・ジェファーソン監督 (米国映画)
黒人作家に「黒人らしい物語」を求めるアメリカの出版界や文化産業を皮肉った風刺コメディ。原作は、パーシヴァル・エヴェレットが2001年に発表した小説『Erasure』。監督・脚本は、テレビドラマ「ウォッチメン」などの脚本に参加したコード・ジェファーソンで、本作が長編映画の監督デビュー作となった。主演はジェフリー・ライト。 主人公は、大学で文学を教える黒人小説家、通称モンク。知的で生真面目だが、作品は売れず、新作も「黒人らしさが足りない」と出版を断られる。一方、貧困や犯罪など、世間が期待する黒人像を盛り込んだ小説は大人気。腹を立てたモンクは、暴力や麻薬、崩壊した家庭などの紋切り型をわざと詰め込み、別名義で悪ふざけの小説を書き上げる。 ところが、出版社は皮肉に気付かず、「本物の黒人の声」だと大絶賛。高額の契約金を提示され、映画化の話まで舞い込む。自分が軽蔑する作品によって、長年求めていた成功を手にしてしまうのだ。認知症の母親の介護費用も必要なモンクは、簡単には断れず、架空の作家になりすますうちに引き返せなくなっていく。 風刺の矛先は、多様性や黒人への理解を掲げながら、実際には自分たちの見たい黒人像ばかりを歓迎する人々に向けられている。一方で、モンク自身の気難しさや独善性も笑いの対象となる。母親の介護、きょうだいとの確執、中年の恋愛を描く家族ドラマを重ね、黒人の人生にも、人種問題だけでは語れない様々な悩みや喜びがあることを示す。 有力作「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」を抑えて観客賞を受賞。翌2024年のアカデミー賞では作品賞など5部門にノミネートされ、あの「オッペンハイマー」を差し置いて脚色賞を獲得した。 2位:「ホールドオーバーズ」 (米国、アレクサンダー・ペイン監督) 3位:「君たちはどう生きるか」 (日本、宮崎駿監督) |
| ミッドナイト・マッドネス観客賞 | 「ディックス:ザ・ミュージカル」 |
| ▼ 日本からの出品 ▼ | |
| 日本からの出品 |
「君たちはどう生きるか」
監督:宮崎駿 ※ガラ・プレゼンテーション部門
「怪物」 監督:是枝裕和 ※スペシャル・プレゼンテーション部門
「悪は存在しない」 監督:濱口竜介 ※スペシャル・プレゼンテーション部門
「大いなる不在」 監督:近浦啓(ちかうら・けい) ※プラットフォーム部門
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| 部門 | 受賞作 |
|---|---|
| 観客賞 |
「フェイブルマンズ」
スティーブン・スピルバーグ監督 (アメリカ映画)
スティーブン・スピルバーグ監督が、自身の少年時代と家族の記憶をもとに描いた自伝的ドラマ。 脚本は「リンカーン」「ウエスト・サイド・ストーリー」でも組んだトニー・クシュナーと共同で執筆した。主人公の少年サミーをガブリエル・ラベル、母親をミシェル・ウィリアムズ、父親をポール・ダノが演じる。 1952年、両親に連れられて初めて映画館を訪れたサミーは、「地上最大のショウ」の列車衝突場面に衝撃を受ける。模型の列車で衝突を再現し、父親の8ミリカメラで撮影したことをきっかけに、映画作りに夢中になる。やがて妹たちや友人を出演させ、西部劇や戦争映画を自主制作。身近な道具を使って特殊効果を工夫し、編集によって観客の感情を動かす面白さを覚えていく。 芸術家肌の母親は息子の才能を応援するが、技術者である堅実な父親は、映画作りをあくまで趣味と考えている。父親の仕事に伴う引っ越しや、転校先でのユダヤ人差別を経験する中、サミーにとって映画は、自分の居場所を作る手段にもなっていく。 しかし、カメラは楽しい思い出だけを残すものではなかった。家族旅行の映像を編集していたサミーは、その場では気付かなかった母親と父親の親友との関係を読み取ってしまう。家族を喜ばせるために撮った映像が、家族の平穏を揺るがす秘密を映し出していたのだ。映画を作る喜びと、見たくなかった真実を見てしまう苦しさが、ここで結び付く。 作品の核心は、映画が現実を記録するだけでなく、撮り方や編集によって、人の印象や出来事の意味まで変えてしまう点にある。スピルバーグは、少年の才能や映画への憧れを描きながら、両親のすれ違い、母親の葛藤、自分自身の戸惑いにも踏み込む。家族への愛情と痛みを通じて、映画に救われ、同時に映画によって傷つくという、映像の力の両面を見つめた作品だ。 2位:「ウーマン・トーキング 私たちの選択」 (米国、サラ・ポーリー監督) 3位:「ナイブズ・アウト:グラスオニオン」 (米国、ライアン・ジョンソン監督) |
| ミッドナイト・マッドネス観客賞 | 「こいつで、今夜もイート・イット~アル・ヤンコビック物語」 |
| ▼ 日本からの出品 ▼ | |
| 日本からの出品 |
「LOVE LIFE」
深田晃司監督 ※コンテンポラリー・ワールド・シネマ部門 「PLAN 75」 早川千絵監督 ※コンテンポラリー・ワールド・シネマ部門 |
| トロント国際映画祭 観客賞 | ||
|---|---|---|
| 年 | 作品名 | 内容など |
| 2021 |
「ベルファスト」
(英・米・アイルランド映画/ケネス・ブラナー監督)
予告編→ 日本公開:2021年3月25日 【配信:アマゾン】 2位:「Scarborough」(カナダの独立系映画) 3位:「パワー・オブ・ザ・ドッグ」(ジェーン・カンピオン監督、ベネチア国際映画祭の作品賞) |
ケネス・ブラナー監督の半自伝的映画。
ベルファストは、イギリスの北アイルランド首都。ブラナー監督は幼少期をベルファストで過ごした。
カトリックとプロテスタントが激しく対立した北アイルランド紛争の時代に生きる少年を描く。
白黒映画。
大女優ジュディ・デンチが出演。主人公の祖母を演じている。 ブラナー監督は1990年、「ヘンリー五世」(1989年)でアカデミー賞監督賞を受賞した。 俳優としても輝かしキャリアを持っており、 「ヘンリー五世」でアカデミー賞主演男優賞、「マリリン 7日間の恋」(2011年)で助演男優賞にノミネートされた。 |
| 2020 |
「ノマドランド」
(アメリカ映画/クロエ・ジャオ監督) 予告編→ 字幕版(Amazon)→ 吹替版(Amazon)→
2位:「ワン・ナイト・イン・マイアミ)」(米国、レジーナ・キング監督) 3位:「Beans(原題)」(カナダ) |
ノマドランドは、中国出身・米国在住の若手女性監督クロエ・ジャオの3作品目。
ベネチア国際映画祭との2冠を達成した。
主人公は、2008年の不況で家を失った女性。 米ネバダ州の砂漠に停めた車で暮らしている。 レストランのバイトなどで生活費を稼ぐ。 彼女のように遊牧民(ノマド)的な生活を送る人たちをドキュメンタリー風に活写する。 独創的な語り口や斬新な映像美、撮影技術(シネマトグラフィー)が高い評価を得た。 主役のフランシス・マクドーマンドの演技も称賛された。 ジャオ監督はインデペンデント映画「ザ・ライダー」(2017年)で高い評価を受け、 マーベル映画「エターナルズ」(2021年)の監督に抜擢された。 |
| トロント国際映画祭 観客賞 | |||
|---|---|---|---|
| 年 | 作品名 | 国 | 監督 |
| 2019 |
「ジョジョ・ラビット」
予告編→ 動画配信(Amazon)→ 2位:「マリッジ・ストーリー」 3位:「パラサイト 半地下の家族」 |
米国 | タイカ・ワイティティ監督。第2次大戦期のヒトラー時代のドイツが舞台。10歳の少年ジョジョを目を通して、独裁、戦争、大人たちの欺瞞を風刺的に描いた。ワイティティ監督はユダヤ人。マーベル映画「マイティ・ソー/バトルロイヤル」の監督で知られる。本作では、自らヒトラー役を演じている。 |
| 2018 |
「グリーンブック」
動画配信(Amazon)→ 2位:「ビール・ストリートの恋人たち」 3位:「ROMA/ローマ」 |
米国 | ピーター・ファレリー |
| 2017 | 「スリー・ビルボード」
動画配信(Amazon)→ 2位:「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」 3位:「君の名前で僕を呼んで」 |
米国 | マーティン・マクドナー |
| 2016 |
「ラ・ラ・ランド」
動画配信(Amazon)→ 2位:「LION/ライオン ~25年目のただいま~」 3位:「奇跡のチェックメイト - クイーン・オブ・カトゥエ -」 |
米国 | デイミアン・チャゼル |
| 2015 | 「ルーム」
2位:「怒れる女神たち」 3位:「スポットライト 世紀のスクープ」 |
カナダ、アイルランド | レニー・アブラハムソン |
| 2014 | 「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」
2位:「しあわせへのまわり道」 3位:「ヴィンセントが教えてくれたこと」 |
英国、米国 | モルテン・ティルドゥム |
| 2013 | 「それでも夜は明ける」
2位:「あなたを抱きしめる日まで」 3位:「プリズナーズ」 |
米国 | スティーヴ・マックイーン |
| 2012 | 「世界にひとつのプレイブック」
2位:「アルゴ」 3位:「ゼロ タウン 始まりの地」 |
米国 | デヴィッド・O・ラッセル |
| 2011 | 「私たちはどこに行くの?」
2位:「別離」 3位:「人生、ブラボー!」 |
レバノン、仏、エジプト、伊 | ナディーン・ラバキー |
| 2010 | 「英国王のスピーチ」
2位:「おじいさんと草原の小学校」 |
英国、オーストラリア | トム・フーパー |
| トロント国際映画祭 観客賞 | |||
|---|---|---|---|
| 年 | 作品名 | 国 | 監督 |
| 2009 | 「プレシャス」 | 米国 | リー・ダニエルズ |
| 2008 | 「スラムドッグ$ミリオネア」 | 英国 | ダニー・ボイル |
| 2007 | 「イースタン・プロミス」 | 英国、カナダ、米国 | デヴィッド・クローネンバーグ |
| 2006 | 「ベラ」 | 米国、メキシコ | アレハンドロ・ゴメス・モンテヴェルデ |
| 2005 | 「ツォツィ」 | 英国、南アフリカ共和国 | ギャヴィン・フッド |
| 2004 | 「ホテル・ルワンダ」 | 英国、アメリカ、伊、南アフリカ共和国 | テリー・ジョージ |
| 2003 | 「座頭市」
北野武監督の初の時代劇。 |
日本 | 北野武
日本人の受賞者(歴代)→ |
| 2002 | 「クジラの島の少女」 | ニュージーランド、ドイツ | ニキ・カーロ |
| 2001 | 「アメリ」 | 仏 | ジャン=ピエール・ジュネ |
| 2000 | 「グリーン・デスティニー」 (臥虎藏龍) |
台湾、香港、アメリカ、中国 | アン・リー |
| トロント国際映画祭 観客賞 | |||
|---|---|---|---|
| 年 | 作品名 | 国 | 監督 |
| 1999 | 「アメリカン・ビューティー」 (American Beauty) |
米国 | サム・メンデス |
| 1998 | 「ライフ・イズ・ビューティフル」 (La vita è bella) |
伊 | ロベルト・ベニーニ |
| 1997 | 「ハンギング・ガーデン」 (The Hanging Garden) |
英国、カナダ | トム・フィッツジェラルド |
| 1996 | 「シャイン」 (Shine) |
オーストラリア | スコット・ヒックス |
| 1995 | 「アントニアの食卓」 (Antonia) |
オランダ、ベルギー、英国 | マルレーン・ゴリス |
| 1994 | 「司祭」 (Priest) |
英国 | アントニア・バード |
| 1993 | 「スナッパー」 (The Snapper) |
英国、アイルランド | スティーヴン・フリアーズ |
| 1992 | 「ダンシング・ヒーロー」 (Strictly Ballroom) |
オーストラリア | バズ・ラーマン |
| 1991 | 「フィッシャー・キング」 (The Fisher King) |
米国 | テリー・ギリアム |
| 1990 | 「シラノ・ド・ベルジュラック」 (Cyrano de Bergerac) |
仏 | ジャン=ポール・ラプノー |
| トロント国際映画祭 観客賞 | |||
|---|---|---|---|
| 年 | 作品名 | 国 | 監督 |
| 1989 | 「ロジャー&ミー」 (Roger & Me) |
米国 | マイケル・ムーア |
| 1988 | 「神経衰弱ぎりぎりの女たち」 (Mujeres al borde de un ataque de nervios) |
スペイン | ペドロ・アルモドバル |
| 1987 | 「プリンセス・ブライド・ストーリー」 (The Princess Bride) |
米国 | ロブ・ライナー |
| 1986 | 「アメリカ帝国の滅亡」 (Le déclin de l'empire américain) |
カナダ | ドゥニ・アルカン |
| 1985 | 「オフィシャル・ストーリー」 (La historia oficial) |
アルゼンチン | ルイス・プエンソ |
| 1984 | 「プレイス・イン・ザ・ハート」 (Places in the Heart) |
米国 | ロバート・ベントン |
| 1983 | 「再会の時」 (The Big Chill) |
米国 | ローレンス・カスダン |
| 1982 | 「テンペスト」 (Tempest) |
米国 | ポール・マザースキー |
| 1981 | 「炎のランナー」 (Chariots of Fire) |
英国 | ヒュー・ハドソン |
| 1980 | 「ジェラシー」 (Bad Timing) |
英国 | ニコラス・ローグ |
| トロント国際映画祭 観客賞 | |||
|---|---|---|---|
| 年 | 作品名 | 国 | 監督 |
| 1979 | 「Best Boy(原題)」 | 米国 | アイラ・ホール |
| 1978 | 「ガールフレンド」 (Girlfriends) |
米国 | クローディア・ウェイル |